倒産経験社長の実体験ブログ

経営していた会社が20☓☓年に経営破綻。負債3億円以上で会社は破算で個人も自己破算、そんな倒産を体験した元社長による実話ブログです。倒産前から弁護士介入、裁判、免責許可までの手続きの実体験、流れや出来事、生活の様子などなどを綴ってます。

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コロナとやったもん勝ち

会社が倒産、連帯保証人である社長、私自身も自己破産、そんな倒産経験を持つ元社長の実体験、そしてその後の人生について語っているブログです。お越し頂き有難うございます。

コロナという歴史

ついつい、話題と言えばコロナ絡みになってしまいます。今はコロナの真っただ中にあり、私たちはまさにその渦中の人物という事になります。

ま、私は医療従事者でもなく、政府関係でもなく、飲食店経営で直接打撃を受けている訳ではないので、直接的な被害者的な立場ではないですが、私を含めて皆さま全員がコロナという大きな歴史的な出来事の渦中にいる事になります。

5年後、10年後、コロナが克服された後、今の出来事はどのように伝えられるのか?とふと思ってしまいました。今日現在で世界で感染者350万人、死者25万人、今後はまだまだ増えると思いますが、オリンピックが延期になり、日本中の学校がお休みになり、世界中で街が閉鎖され、日々、当たり前のようにニュースで見ている事が、実は未来の人と言うと大げさですが、10年後、20年後の人達が歴史上の出来事として見た時、どう映るのでしょうね。とんでもない出来事として歴史に残り、教科書に載るんでしょうね。少なくともここまでの出来事は、第二次世界大戦以来の世界的な出来事と言っても大袈裟でないかもしれません。

今、過去の歴史上の出来事を教科書で読んだり、ネットで見たりすると、「あー戦争中に生まれなくて良かった」とか、「戦国時代に生まれなくて良かった」とか普通に思いますが、10年後、20年後に「あー、コロナ時代に生まれなくて良かった」と思われないように無事に収束してくれることを願うのみです。

やったもん勝ち

 

今、商売をされている方は、今の状況でどう動くべきか?を試されていると思います。政府のお願いレベルの自主規制に従うかどうするか?町を眺めても営業しているお店はありますし、自主的に閉店しているお店も多く見かけます。営業していたとしても、そもそもお客様が来るかは別問題ではありますが、賑わっている商店街も報道されていたりと、人それぞれ、経営者それぞれだと思います。

以前、やったもん勝ちというテーマでブログを書いたことがあります。 

www.xn--9vqp71gd0cz70b.com

 

極論で言えば、グレーな事、NGな事をやって10億稼いで3年刑務所に入った人と、真っ当正々堂々と商売をして、倒産して自己破産してしまった人。それぞれどちらが豊かな余生を送れるか? みたいな話です。まーもちろん、真っ当正々堂々と商売して成功している人も沢山おりますので、ただの負け惜しみなお話かもしれませんがね。グレーで稼いだ方が良かったのでは?やったもん勝ちなのでは?ってテーマのお話です。

今の私は倒産して自己破産した元経営者で、再就職して貧乏なサラリーマンをやっている状況。家も取られ、生涯賃貸暮らしか?子供たちをちゃんと育てられるか?老後はどうやって生きて行けるのか?まー不安だらけな状況ですが、今は日々仕事と家庭に打ち込みながら必死に生きている状況です。

短期的に今、商売をされていて苦しんでいる方、個人的な極論で言えば、私のように倒れない事が第一です。倒産してしまってはダメです。しかし、ダメな状況で無理くり延命したとしても、傷口を広げてしまうだけで、それも倒産後の事を考えると何とも言えないところです。

倒産しない為にどうすれば?こういう視点で考えると、営業しているパチンコ店の経営者の気持ちも少なからず理解出来ます。パチンコを例に挙げましたが、個人的にパチンコはやらないし、そもそも私自身はあの商売が合法な事自体に疑問を持っている人なのですが、それでも経営者という目線で見ると止む負えないと思ってしまうほどに経営者は追い込まれていると見えてしまいます。

同じパチンコ店でも、自粛して倒産してしまったパチンコ店と、自粛を無視して営業を続けて会社を経営し続ける事が出来た経営者、その従業員の生活も支え続ける事が出来た経営者、これ果たしてどちらが正解なのでしょう?

1年後に自己破産してしまった元パチンコ経営者と、1年後に普通通り営業し、今まで通りの従業員を雇い営業し続ける事が出来たパチンコ経営者、どちらが経営者として正解なのでしょう?

今、世間では「営業継続しているお店は悪」という風潮です。これはたぶん政府が作り上げた風潮であり、マスメディアが作り上げた風潮であり、現実的にもコロナ感染拡大を防ぐという点では実に正しい風潮だと思います。なので営業続けているお店には、苦情や嫌がらせの電話が鳴る事も多いと聞きます。経営者としては辛いですよね。1年後、2年後に、あーあの時やっぱり世間の目を考えずに営業してたお店が生き残ってるよね。ってならない可能性もゼロではないんですよね。

私がもし今その立場であれば、当時会社を経営していた私であれば、うーんたぶん営業自粛して売上減って倒産している人の1人になっていたと思います。あの時の私ならば。じゃー今の私なら?倒産を経験して色々体験してきた私が仮に今、新たな会社を経営していてコロナ不況と闘っていたら?たぶんですが、営業続けていたと思います。

方法は色々考えていると思いますが、自粛して潰れてあの体験をまた繰り返すのであれば、外野に何を言われようと営業を続けて死にもの狂いで生き延びる方法を選んでいると思います。それが良いのか悪いのか?それは分かりませんが、やったもん勝ちではありませんが、商売はきれいごとではありませんし、お上の言いなりで倒産しても誰も助けてくれませんし、やっぱり稼いで延命して復活するしかないんですよね。

良い悪いは別としてのお話でした。今、実際に苦しんでいる、悩んでいる経営者の方も多いと思いますが、倒産しない方法が営業し続ける事であれば、個人的にはそれを責める事は出来ないと思います。

 まとまりのない話になりましたが、コロナの収束と、経済が正常に戻る事を祈るのみです。

 

ご拝読、有難うございました。

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