⇒ 無料の「知育遊び教材」まとめ

PTA役員・副会長をして気づいたPTAの変なところ

長男が小学生の時、1年間、PTAの副会長をしたことがあります。

その時に感じた「PTAの変なところ」を書いてみたいと思います。

夜に役員会が開催されるのに子供を連れて行けない

平日昼間は仕事で参加できない人が多いので、PTAの役員会はいつも平日の夜に開催されていました。
日時はそれでいいのですが、夜に子供たちだけ家に残して何時間も外出するのはいつも不安でした。

小学校のPTAの役員会は子連れ参加できなかったんです。

明確に子連れ禁止だったわけではないのですが、子供を待たせておく部屋が用意されていないため、子供を連れてくる人が誰もいませんでした。

ちなみにわたしは保育園の保護者会の役員もしたことがありますが、保育園の保護者会の場合は平日の夜に開催で、子連れOKでした。役員会を開いている隣の部屋で子供たちが遊んでいたので安心して参加できました。子連れで来ている人も多かったです。

PTAの何が大変かって、こうしてたびたび会合に参加しなきゃいけないのが大変なんです。
実際、やってることはそんなに大したことじゃないです。
でも会長、副会長や会計など「本部役員」の場合は月に1回ペースで会合があるので、参加するだけでかなり負担でした。

うちの場合、平日の夜に夫が帰ってくるのは終電とかそんな時間でしたから、わたし一人で仕事が終わった後、子供たちを学童や保育園に迎えに行って急いで夕食を食べさせてお風呂に入れて、もう寝てしまっても大丈夫な状態にしてから、長男に「下の子たちの面倒をみてね」とお願いして役員会に出かけます。
役員会は確か夜8時くらいからだったと思います。

役員会のある日はもうバタバタで、「大した内容を話し合うわけでもないのに、なんでこんなにバタバタ大変な思いをして参加しなきゃいけないんだろう」「はぁ・・・行きたくないなぁ」という感じでした。

PTA役員会に参加する日は、パパやおばあちゃんが子供たちの世話をしておいてくれるという人なら、そんなに大変じゃないのでしょうけど。

数は少ないですが、パパさんが役員会に参加しているおうちもあります。

あるとき、次年度の役員選びで、みんなが嫌がってなかなか本部役員が決まらないことがありました。
わたしと一緒に今年度のPTA役員をしているパパさんに「月に1回学校に来て話し合うだけだから別に大変じゃないですよねえ」と同意を求められたんですが、「はぁ・・・まぁ・・・」としか言えなかったです。

子供を残して夜に何時間も家をあける大変さとか、きっとわかってもらえないんだろうな。

PTA役員に男女の指定があるが…

うちの小学校では、PTA役員は地区ごとに何人選出するか決まっていて、その際になぜか男女の指定まであるんです。
この地区のPTA役員は「男性2人、女性3人」など。

PTA役員をするのは母親が多いので、父親をもっと参加させるべきということで始まったシステムなのだそうです。

ただ、男性枠の役員は父親の名前で登録されるのですが、参加できない場合は代理で母親が会合に出てもいいことになっています。
その結果、結局母親ばかりが役員会に参加することに。。。

それなら男女の指定はまったく意味がないからやめたらいいのに・・・と思いました。




PTAの存在意義がよくわからない。やりがいがない

わたしは正直、PTAが何をする組織なのかぜんぜんわかっていませんでした。
最初は学校をよりよくするために意見を出し合う…みたいなことを想像していたのですが、それは全く違いました。
学校を良くしていくための意見など求められたことはないし、言う場もありませんでした。

実のところ、副会長を経験した今でもPTAは何をする組織なのかよくわかりません。

学校行事のお手伝いボランティアでしょうか・・・?
月1回の会合で話し合ったのは、学校行事のお手伝いの段取りばかりだったような気がします。

後は会計や庶務など(学校や子供たちのためではなく)PTAのための仕事

特に庶務の仕事は悲惨でしたよ。
PTA連合会?協議会?などの行事や、市が開催する講演会や研修会への動員です。

この小学校のPTAから何名参加させるように、というのが決まっていて、研修会などの日時が決まったらPTA役員に電話をかけまくって参加してもらえるように頼むんです。
誰も参加してくれる人が見つからない場合は仕方がないので自分が参加することになります。

バカげてますよね。

ちなみにPTA会長の仕事は各行事でのあいさつ、副会長の仕事はPTA役員会での司会だったのですが、庶務の人がこんな仕事をしていると知ったときは驚きました。

1年間PTAの副会長をして、学校や子供たちのために役に立てたという思いはあまり無いです。やりがいゼロですね。
みんなが嫌がることを引き受けてあげた、くらいの気持ちはありますが。

唯一良かったのは、うちの学校のPTAには「ベルマーク集め」がなかったことです。
よその学校ではPTA役員がベルマークを集めて切り取って、平日の昼間に学校に集まり種類別に分類して台紙に貼り付けるという内職みたいな仕事を延々とさせられると聞いて震えました。

任期1年では何もできない

PTAの役員になって最初のうちはまったく勝手がわからないので担当の先生に全部教えてもらうことになります。
一応前任者から引き継ぎもありますが、実質的には担当の先生に教わります。

一年通してPTAの副会長をやってみて、やっと役割をつかめたところで終了というのがちょっと残念でした。
とりあえずわけがわからないまま先生に言われたことをなんとかこなしただけです。

もし任期が2年なら、1年目にやった仕事をふまえて問題点を見つけ、2年目に改革や改善ができると思うのですが、任期1年では何もできません。

とはいえ、2年もやるのはみんな嫌でしょうし、わたしもやっぱり嫌ですが。

先生の負担を増やしているだけでは?

先ほども書きましたが、PTA役員の仕事は結局なにもかも担当の先生に教えてもらうことになります。
役員会も、担当の先生が何人か毎回一緒に出席してくださっています。

平日の夜8時からですよ。

学校行事のお手伝いや、会計など「PTAのための仕事」をするために、先生の手をわずらわせていると思うと、なんかこれって意味あるのかな・・・?と疑問です。

子供たちのために、学校をより良くするために、PTAが活動しているのではなく、「PTAが活動している」という体裁を整えるために先生方が時間を割いているように思えて仕方ありませんでした。