サロンのバリアフリー化に向けて

あなたの中に、バリア（障壁）はありますか？

気付かぬうちに、自分と誰かを区別して、バリアを生み出していませんか？

サロンをオープンして５カ月少しが経過しました。

コロナウィルスの影響で２カ月以上、サロンの営業をお休みさせて頂きましたが、そんな中で様々なことを考える機会がありました。

私が仕事を通して実現したいことは「社会貢献」です。

私が見ている着地点。

そこに向かって出来ることは何か？を１つ１つ考えました。

前述の社会貢献は勿論ながら、偏見や差別がはびこる社会で、誰もが少しでも生きやすくなるための活動は出来ないか？とも考えたのです。

例えば、動物愛護に関する活動で言えば、生体販売の禁止に向けた署名活動や、保護犬・保護猫活動の寄付などのサポート、お題目のように数字上での０を目指す殺処分０ではなく、殺処分禁止への活動。

聴導犬や盲導犬、介助犬を引退した子たちのサポートなどです。

また、対ひとでは、障碍をお持ちの方々もご利用頂けるサロンづくりや、障碍や病気などを抱える方々の社会参加に対してできることを実践してみるという事です。

先日、友人やパートナーさんと何気ない話をしたことをきっかけに、私が取り組みたいことの１つがはっきりしたのです。

まだまだ漠然としている部分もあるのですが、せめて、まず、自分のサロンからバリアフリーに出来ないか？と考えているのです。

過去、数回、病気や怪我で歩けなくなったことがあります。

車椅子がなければ生活できなかったことや、耳が一時的に聞こえなくなり、筆談でしかひととのコミュニケーションが取れなくなったこともあります。

また、うつ病などの精神疾患に苦しんだ過去もあります。

経験して、はじめてわかることがあります。

経験しなければなかなか理解し辛いこともあります。

経験がなくとも想像力があれば、人に寄り添う気持ちがあれば、理解は進んでいきます。

私たちが暮らす社会には多様な人々がいます。

外見や性格、価値観、能力も人それぞれ違います。

年齢や性別、国籍、仕事、受けてきた教育や宗教、育った環境なども様々です。
このように多様な人がいるにもかかわらず、多数を占める人に合わせて社会がつくられてきました。

多数を占める人たちにとっては不便でもなんでもないことが、少数の人たちにとって、不便さや困難さを生むバリアとして存在しています。
 

例えば、日本で身体障碍・精神障碍・知的障碍のある人は、あくまで統計上ですが総人口のわずか7％で15人に1人です。

実数はもっと多いはずです。

そして、敢えて言及すればこころの性で悩む方や、セクシュアリティ（LGBTGなど）で悩む方は、もっと多いのが現実です。

これまでは障碍のない人に合わせた社会が作られており、障碍のある人にとっては生活しにくい環境があり、困りごとを生むバリアとなっています。
バリアは、障碍がある人や高齢者など多様な人々が存在する前提で考えられて来なかったのです。

バリアフリーとは、多様な人が社会に参加する上での障壁（バリア）をなくすことです。

多様な人たちのことが考慮されていない社会は、心身機能に障碍がある人などにとって様々なバリアを生み出しています。

障碍の有無にかかわらず、高齢になっても、どんな立場でも、安心して自由に生活をするために、建物や交通機関などのバリアフリーだけでなく、ひとりひとりが多様な人のことを思いやる「心のバリアフリー」に関する教育も重要になってきます。

表面上を取り繕った綺麗ごとは必要ありません。

臭いものに蓋をして、問題の本質から目を逸らし、「差別をしない社会」「差別をやめましょう」と言っても、差別などなくなるわけがありません。

バリアフリー化に向けて私が出来る事はなにか？

自分の車椅子の経験から、また、これまで開催した鑑定会にお越し下さった高齢者の方々や足腰にご病気をお持ちの皆様との出会いを通し

て、サロンくらいはバリアフリーにできるはずだ、ということです。

車椅子専用スロープでサロンの玄関入口、三和土の段差解消をはかり、車椅子をご利用の方でも安心してお越しいただけるようにすること。

ただ、知識不足なので、段差のcmで、仕様や対応が変わるようで、まずは専門家にご相談するほうがいいのか？

どんなスロープがいいのか？

すでに、商品をたくさん見て見たのですが、何とも悩ましいですね。。。

また、すぐに実現はできないかもしれませんが、春先にパートナーさんと話しをしていて考えた、手話通訳同伴の鑑定です。

聴覚障碍者（ろう者・難聴者・中途失聴者など）の方にも安心してお越し頂けるよう、手話を学びつつ、コミュニケーションを大切にするためにも、通常より倍の時間をかけて鑑定を行うこともできるはずです。

私のパートナーさんは流暢に手話で会話をすることができます。

パートナーさんに学びつつ、自分でも勉強をしつつではありますが、実現できるはずたと思っています。

そして、介助犬・盲導犬・聴導犬の同伴ももちろん可能にすること。

１つ１つですが、実現しようと決めています。

実現することが目的なのではなく、実現するためにまずはしっかり学ぶ事からです。

学びを経て、わかることがあるはずです。

誰でも等しくサロンをご利用頂けるようにしたいのです。

その点を忘れないようにしようと思っています。

どんなバリアも、自分の心の中にあるのです。

バリアフリーに向けて、１つ１つ学びながら、改めて皆さんに、お知らせが出来るよう取り組んで参ります。

Kiranah

平山永修

『サロンでの新型コロナウイルス感染拡大防止に関する取り組みについて』 ６月１２日㈮よりKiranahサロンの営業を再開するにあたりサロンをご利用頂く皆様に、大切なお知らせがございます   ▶新型コロナウイルス感染拡大防止に関す…https://ameblo.jp/kiranah-sc/entry-12601296169.html