昭和のおっさん

発達障害 ASD ADHD の子の話とか趣味雑談とか

発達障害とかについて 15

うちの子供と話していてなんかちょっとわかってきたような気がします。

うちの子供は他の子に嫌なことを言われたりする、ということをわかっています(それは誤解でうちの子供の理解が捻れていてそう感じる可能性もありますが)。

そういう子供が怖いと感じるのは当然ですが、そうすると現時点では意地悪をしない子も嫌な子なのかどうか判断がつかず、結果全員が怖くなってしまうということのようです。

普通なら大人でも子供でも比較的短時間で気の合う人かどうかを判断するし、色々な情報からどんどん修正していきますね。ASDの人はその情報がとれないからまったく判断の材料がないのでしょう。

うちの嫁が私が触ると嫌がるのは感覚の過敏が理由かと思っていましたが、ASDの人が接触を嫌がったり過剰に反応するのもその理由が理解できないから「怖い」だけが出てしまうのかもしれません。

例えば「抱きつく」という行為は普通、「知らないじじい」だったら気持ち悪い、怖いになるし「好きな人」なら嬉しい、気持ちいいになるのでしょうが、ASDの人はこの2つの行為の中の「感情」が見えないからどちらも同じように「怖い」になってしまうのでしょう。

ある時突然心臓がドキドキし始めたら「あっ!心臓がおかしい!」と焦ります。

一方、突然目の前にあこがれの人が現れたらドキドキします。しかしASDの人はこのときの感情を知らないので「あっ!心臓がおかしい!怖い!」となるということであってるでしょうか。

「感情」は自然に湧き出て身体の反応として出ますが、普通は同時にその「感情」を理解しているわけですね。しかし「感情」のボキャブラリーが少ない人は「感情」による身体の変化を理解できずに恐怖を感じてしまうのではないか、と思いました。

嫁にも聞いてみます。抱きつかせろ。