心ないマスコミや男女同権、平等を振り翳す似非人権主義者たちはわが国が男尊女卑、女性を虐げてきたように言います。また学校教育でもそのように教えられてきました。

しかし、記紀、万葉集や古代、中世の文学、史実に詳しい方々はご存じでしょうが、わが国は世界でもまれに見るほど女性の立場は高く、尊重する国です。

 

平安時代に活躍した多くの日本の女性作家、紫式部、清少納言は、男性に従属することなく信念を持って自由に生き、今日でいう宮中で職をなしたスキルの高いキャリアウーマンでした。

この当時に女流作家が文学作品を遺した例は海外にもなく、突出した存在でした。
 また、自らが犠牲となって夫・日本武尊(やまとたけるのみこと)の窮地を救った妻・弟橘姫命(おとたちばなひめのみこと)は、
弟橘姫命は,次の美しい別れの歌を残されました。

 

さねさし相武(さがむ)の小野(をの)に燃ゆる火の火中(ほなか)に立ちて問ひし君はも

 

このしばらく前,日本武尊と弟橘(おとたちばな)とは,広い枯れ野を通っていた時に,敵の謀(はかりごと)に会って草に火を放たれ,燃える火に追われて逃げまどい,九死に一生を得たのでした。弟橘の歌は,「あの時,燃えさかる火の中で,私の安否を気遣って下さった君よ」という,危急の折に日本武尊が示された,優しい庇護の気遣いに対する感謝の気持を歌ったものです。 

 

弟橘姫命は信念を持って「やまとごころ」を発揮されたことが伝えられています。


 さらに、『古事記』や『日本書紀』の神代の段には多くの女性神が登場しますが、男性神に依存するのではなく、伊邪那美命や須勢理姫神をはじめとして、男性神の協力者、パートナーとしてご神業の重要な役割を果たされており、太古の昔から女性は自立した存在で、男性は女性を尊び、女性は男性を尊ぶ、わが国は男尊女卑ではなく男尊女尊の国だったことが分かります。

わが国は女性は男性のパートナーですが、、アダムのあばら骨からイブが誕生したとされるように、日本以外の多くの国では女性は男性の付属物としかみなされていません。特に、4000年にわたって征服に次ぐ征服をしてきたアーリア系の民族では顕著です。

 わが国とは相容れない隣国、支那、朝鮮が夫婦別姓というのは、「女性は単なる子どもを産むにすぎず、家に入れない」ということで女性を尊重したものから来たものではないといわれる。わが国は結婚すれば男女は同じ立場で家を作るので、同姓になるのです。

神話や歴史を学ぶことは、わが国の理念、お国柄、先人、先祖の生き様を知る上で重要です。わが国は一部の隣国を除く世界の国々から賞賛されています。

お国柄や日本人の気質は一朝一夕に成るものではありません。

長い悠久の歴史から醸成されるものです。

女性の地位についてもそうですが、諸外国と日本の歴史や文化を混同してしまい、まるで日本が野蛮だったかのような錯覚に陥っている人々がいることは筆者は残念でなりません。

 

 

 

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イザナギ・イザナミの国生み

 

 

 

故爾に反り降りて、更に其の天の御柱を先の如く往き廻りき。是に伊邪那岐命、先に「阿那邇夜志愛袁登売袁。」と言ひ、後に伊邪那美命、「阿那邇夜志愛袁登古袁。」と言ひき。如此言ひ竟へて御合して、生める子は、淡道之穂之狭別島。次に伊予之二名島を生みき。

 

 

 

イザナギノミコト(男神)・イザナミノミコト(女神)が2人で力を合わせて行ったのが「国生み」です。これこそがわが国の淵源であり、お国柄なのです。

 

「阿那邇夜志愛袁登売袁。」  「あぁ、なんとかわいい少女だろう」 

 

「阿那邇夜志愛袁登古袁。」  「あぁ、なんてすばらしい男性でしょう」 
 

 

「あなにやし、えをとこを」「あなにやし、えをとめを」

 

お互いを尊重し、今日に至っているのが「美し国」日本なのです。

 

 

すめらぎいやさか

 

 

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