使い古したり、折れてしまったりしたくしやかんざしに感謝して供養する「櫛(くし)まつり」が23日、京都市東山区の安井金比羅宮で開かれました。このおまつりは「櫛に感謝する気持ちを」ということから昭和36年9月4日に美容関係者によって始まった比較的新しいおまつりです。
昭和37年、安井金比羅宮境内に「櫛塚(久志塚)」が建立され、時代風俗の着付けと結髪の正しい伝承を目的として京都美容文化クラブが設立され、継承発展したものが今日に至っています。
当初は、語呂合わせから9月4日に開催されましたが、現在は9月の第4月曜日に行われています。

使い古したり、折れてしまった櫛を久志塚に奉納し供養が行われ、舞を奉納した後、さまざまな時代の髪型と服装をした女性たちが祇園一帯を練り歩きます。

こういったおまつりが続くかぎり、時代風俗にあった着付け、髪結いの技術が伝承されていく、独自の文化をもった日本ならではのおまつりが続いていくことを願ってやみません。

 

 

 

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