それはある日突然訪れました。
朝、お腹の違和感で目が覚めました。
尿意をずっと我慢しているような、痛みではない変な違和感です。
とりあえずおしっこをしますが、違和感はなくなりません。
それどころか徐々に痛みへと変わり、ついには腰まで痛くなってきました。
…き、来た…!
これはあのときの痛みです。
尿管結石【突然襲いかかる激痛。痛みに耐える日々が始まる。】 - ミニピンまめ吉のちょこっと釣行記
でも、痛む位置がちょっと違う。今回は膀胱部分も痛みがあります。
ついに石が動いたか?
痛みの位置が違うということは、ついに石が尿管を脱したか?
尿管結石とは尿路という腎臓→尿管→膀胱→尿道の中の尿管部分に結石が生じてしまった状態です。
結石がある場所によって症状も変わってくるのです。
膀胱部分に痛みがあるということは、石が膀胱内へ移動した可能性があります。
痛みに苦しみながらも少し嬉しさも込み上げてきます。
しかし、時間が経つにつれて痛みが強くなりついには右の腰背部まで痛みが出てきました。
ということは、まだ尿管に石が詰まっており流れない尿で腎臓が圧迫されてしまっているということです。
なんてこった!
希望が儚くも消え去ってしまいました。
その後は吐き気を催すほどの痛みになったので、久しぶりに痛み止の座薬を使用して安静にしていました。
この日の痛みはこの時のみで、その後は嘘のように痛みはありませんでした。
数日後…
久しぶりの痛みは、おそらく石が動いて尿管を再び詰まらせたことが原因であると考えられます。
座薬は使用したものの、その後に痛みが出ていないということは尿の流れがあるために腎臓の圧迫がなくなっているということ。
つまり、石がまた動いていると考えられます。
しばらくおしっこをするときには注意していましたが、石が出てくることはありませんでした。
久しぶりの痛みも忘れかけていたとある日の朝。
寝起きのおしっこを気持ち良くかましていると。
トゥルン
おしっこと共に何かが出たような感触が。
便器の中を覗くとなにやら黒い物体が。
あっ!
思わず叫んでしまいました。
そうです。ついに、ついにやつが姿を現したのでした。
ゴム手袋をしてそっとそいつを拾い上げます。
思ったより小さい。いや、尿管を通ることを考えると大きいか。
そして硬い。カチカチです。こんなものが尿管を通るものですから、そりゃ血も出ますよね。(初回受診時は尿潜血3+でした。)
当初は石が出てきたらブログに画像を載せようなんて思っていましたが、思いのほか見た目がグロテスクだったのでやめておきましょう。
いらすとやさんにあった画像は以下のようなものでした。
イラストならグロテスクさも軽減ですね。なので私もイラストにしてみました。
イメージしやすいように長さも添えてみました。
こんな感じです。
大きさはCTで確認したときとほぼ同じですね。
滑らかな部分とギザギザな部分があります。
これが尿管を詰まらせていたのですね。
それでは横からみてみましょう。
なんと薄いのです。
この薄さならばこの石が尿管内にあったとしても、尿が流れるのが納得できます。
排石されるときはスムーズに出てきてくれたので助かりました。
尿道で詰まってしまうこともあるようですからね。
病院へ連絡し確認
とりあえず、かかっている病院へ連絡し今後のことを確認しました。
・薬はまた痛みが出たら飲めば良い。
・次回診察前に石を持っていけば、診察までに成分を分析しておく。
というものでした。
石の成分がわかれば食事も気を付けることができます。
CTを撮って尿路内に石がないことが確認できたらおそらく診察は終了になるでしょう。
これでいつ襲ってくるかわからない痛みに怯えなくてもよいのですね。
やっと安心して眠れる日がやってきました。
今後も石ができないように普段の生活でも十分に注意していきます。