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食パンの賞味期限・保存方法【常温と冷蔵庫どっちがベスト?】

食パン 保存方法

毎日の朝ご飯や、ちょっとした軽食、おやつなどに欠かせない食パン。

同じ主食という立場にあるお米は炊けるまでに少し時間がかかりますが、食パンだとすぐに食べることができるので、時間の短縮にもなって便利ですよね。

最近では食パン専門店も人気を博していて、スーパーで購入する食パン以外にも楽しめる食パンの種類が増えてきました。

私たちにとってとても身近な食材の1つである食パンですが、正しい保存方法や賞味期限についてご存知の方はあまり多くないのではないでしょうか。

そこでこの記事では、食パンの賞味期限や保存方法、常温保存と冷蔵保存のどちらがいいのかについて解説します。

食パンの賞味期限(消費期限)

食パンの賞味期限(消費期限)は商品そのものや季節によっても異なりますが、約3~4日です。

夏場は特に、もう1日程度賞味期限が短くなると考えておいた方がいいでしょう。

以上はあくまで目安のため、基本的には商品に記載されている賞味期限を守るようにしてください。

賞味期限内であっても、カビが生えている場合や、食パンがベトベトしている場合、異臭がする場合は勿体無いですが食べないようにしましょう。

特に食パンは賞味期限の範囲内でもカビが生えやすく、白カビの場合は目視しづらいこともあるので注意が必要です。

賞味期限切れの食パンはいつまで食べられる?

賞味期限切れの食パンがいつまで食べられるかについては、その食パンの保存状態によっても異なるため、一概には言い切れません。

しかし、見た目やにおい、味に傷んだ様子のない食パンの場合は、賞味期限が切れていても大体3日以内であれば食べられることが多いようです。

なかには1週間ほど賞味期限が過ぎていても食べられたという声もあるので、基本的には自己責任の上で食べられるか食べられないかを判断すると良いでしょう。

一般的に、食パンに記載されている期限は“賞味”期限ではなく、“消費”期限のことが多いので、期限が切れてしまった後に食べることはおすすめされていません。

そのため、期限が切れてしまった食パンを食べるかどうかの判断は自己責任の上で、注意深く行ってください。

食パンの保存方法

つづいて、食パンの保存方法について説明します。

常温での保存方法

基本的に、食パンは常温で保存することを想定して賞味期限が設定されている(5~10月は30℃での保存、11~4月は25℃での保存を想定している)ことが多いので、常温保存は食パンに適した保存方法といえます。

未開封の食パンの場合は、袋のまま直射日光と高温多湿を避けた常温下で保存します。

開封済みの食パンの場合は、1枚ずつラップで包み、さらにジッパー付き保存袋に入れ、軽くジッパーを閉じた状態で、直射日光と高温多湿を避けた常温下で保存します。

ジッパーを完全に閉じてしまうと、内部の空気が循環されず湿気がこもってしまい、食パンにカビが生えてしまう恐れがあるので注意しましょう。

食パンに度数の高いお酒を霧吹きなどで振りかけると、カビの発生を抑えることができます。

食パンを焼くとお酒の味や香りも無くなるので食べるときに気になることもなく、おすすめです。

また、パン専用の保存容器などで保存しても構いません。

おすすめは空気を適度に循環させることができる木製の保存容器です。

保存容器の購入を考えている方はぜひ木製の商品を検討してみてくださいね。

冷蔵庫での保存方法

意外かもしれませんが、食パンは冷蔵庫での保存は向いていません。

パンに含まれているデンプンは0℃で劣化してしまうので、風味が落ち、水分が抜けてパンが固くなってしまうためです。

そのほかに、冷蔵庫内のカビが付着するという恐れもあります。

したがって、冷蔵庫での保存はしないようにしましょう。

食パンは冷凍保存がおすすめ

開封済みの食パンや、賞味期限が目前に近付いている食パンなどは冷凍保存がおすすめです。

食パンを製造している各企業も、食パンの冷凍保存を推奨しています。

食パンを冷凍する際は、1枚ずつラップかアルミホイルで包み(固まりの食パンの場合はスライスしてから)、さらにジッパー付き保存袋に入れ、密閉して保存しましょう。

アルミホイルで食パンを包む際はジッパー付き保存袋に入れなくても構いませんが、空気に触れないようにしっかりと包むことを意識してください。

冷凍した食パンを食べる際は、解凍せず、凍ったまま温めたトースターに入れてトーストします。

解凍の手間なくすぐに食べることができで便利なので、ぜひ試してみてくださいね。

冷凍した食パンは約2週間~1ヵ月の保存がきくので、焦らずゆっくり食べることができるのも強みです。

食パンの保存方法まとめ

食パンの賞味期限や保存方法については、

要点まとめ
  • 食パンの賞味期限は季節等によっても異なるが、約3~4日
  • 賞味期限が切れた食パンは大体3日以内には食べきる
  • 食パンを常温で保存する際は1枚ずつラップで包み、ジッパー付き保存袋に入れ、軽く口を閉じて直射日光・高温多湿を避けた場所で保存
  • 食パンは冷蔵保存に向いていない
  • 食パンを冷凍保存する際は1枚ずつラップかアルミホイルで包み、ジッパー付き保存袋に入れて密閉して保存

以上が大まかなポイントです。

食パンを常温保存するか冷蔵保存するかで迷っている場合は、冷蔵保存は向いていませんので、必ず常温保存を選ぶようにしましょう。

いつの間にか賞味期限が切れて、カビを生やしてしまうことの多い方は、早々と冷凍庫で保存するのもおすすめですよ。

ぜひご自分に合った保存方法を選んで試してみてくださいね。