【日本語読めない卓】今週のニコライさん(2020年3月22日~3月28日)

2020年3月29日

ニコニコ動画 日本語読めない卓

t f B! P L

どうも、みっけです。


今週のニコライさんの動画に対する感想です。


ニコライさんの詳細は以下のリンクから

【ニコ動投稿者紹介】「日本語読めない卓」のニコライ・ボルコフさん



概況




今週のニコライさんの投稿は以下の通りです。
・『推理ゲームに行こう』第六話~第七話
・『栄枯浪漫TRPG:ぞろぞろガーデン』その9~その11


夏コミ、なくなっちゃいましたね。まあこのご時世ですからしょうがないですが……。残念ですね。


では、今週の動画について紹介と感想をば。


『推理ゲームに行こう』第六話~第七話

西住まほ(5億の人)
「ちょっと膝を貸してくれ」
GM(ニコライさん)
「リアルで膝枕してる・・・」

(JC同士のリアル膝枕尊い💐💐 やっぱ仲良いなぁこの卓メン……)


さて今週も引き続き、バディサスペンスTRPG「フタリソウサ」のリプレイです。GMはニコライさん、PLは5億の人、必中の人です。





珍しく必中の人のダイス運が振るわず、真相解明に暗雲が立ち込めていた前週までの戦車道探偵たち。ただ上述のサービスシーン+深夜の罪深ドーナツタイムから状況が好転してきました。


死体の手元に残された切手。台座の形が異なる絵。使用された痕跡のあるとある薬。おろしたてピカピカのバイク。150万円の請求書……。手掛かりは全て解放され、あとはリアル犯人当てを残すのみとなりました。


いよいよクライマックスですね。楽しみにしています。


『栄枯浪漫TRPG:ぞろぞろガーデン』その9~その11



先週末の3連休に行われた日本語読めない卓TRPG合宿。そのトリを飾ったのは、制作者をして「人間のやるシステムではない」と言わしめた伝説の苦行システム・ぞろぞろガーデン──。この動画は、その試練に真っ向から立ち向かった挑戦者たちの苦闘と、王の凱旋のレコードでした。


3分間という時間制限と、他人の庭と隣り合っているという緩い縛りのみを渡されて野に放たれる「ぞろぞろガーデン」。そんな中で、今回もPLたちは七者七様の虹のように美しい”ぞろぞろ”で庭を彩りました。


1回戦


寝ていたライトの人をわざわざ起こして参加させるという、悪鬼羅刹の所業から始まった合宿深夜のぞろぞろガーデン。GMレスのため、参加者全員による多数決によって、新たなる庭の王が決まります。


引き連れる人数を決めて、いよいよぞろぞろ開始。ここからは各人のぞろぞろを、僕なりにまとめていきます。


・一人目:ニンフィアの人 引き連れる人数:100人
お題『カサカサガーデン』
一匹見たら百匹いるという例のアレが家中をところ狭しとぞろぞろする、おぞましいぞろぞろです。途中からは夏限定の刺客・モスキートも現れて人類のイライラ度は急上昇。ただ最後は、語り手が仲間たちに思いを託してこの世を去るという展開で幕を閉じた、ドラマチックなぞろぞろでした。1票獲得。


・二人目:5億の人 引き連れる人数:300人
お題『300(スリーハンドレッド)』
300人の庭園の守護者たちを引き連れる王が、神託の解釈に心を惑わされつつも、ついにぞろぞろに向けて立ち上がるまでの決意の過程を丁寧に綴るぞろぞろです。後に続く庭師たちの道を切り拓くような力強いぞろぞろで2票獲得。


・三人目:ポチの人 引き連れる人数:同時接続250人
お題『VRぞろぞろガーデン』
ぞろぞろガーデンが現実の物語からVRのゲームに姿を変えつつあるという解釈の下、その流れに一石を投じるべく悪魔のシステムを作った、マッドサイエンティスト庭師によるぞろぞろです。ここまでのぞろぞろをVR空間の出来事にもっていき、流れを変えようとした意欲作ぞろぞろでした。
発想は斬新ながら内容的には綺麗にまとまった優等生ぞろぞろで、票は入らなかったものの僕は結構好きでした。


・四人目:ライトの人 引き連れる人数:3人
お題『一物』
大きな一物をください!

というぞろぞろです。……眠かったんですよね、しょうがないですよね。


・五人目:ホープの人 引き連れる人数:30人
お題『持ちネタのモノマネやるだけのやつ』
タイトルそのまま、ホープの人がモノマネ30連発(未達)をやるぞろぞろです。動画だとモノマネの完成度が伝わらないのが少し残念ですが、途中でレパートリーが飛んでわたわたするホープの人が可愛かったです。あとちゃんとマリーも脱いだので満足。


・六人目:ニコライさん 引き連れる人数:101匹
お題『実写版101匹わんちゃん』
101匹の動物エキストラをその場で集めるというエクストリーム撮影会ぞろぞろです。集まったエキストラ数をダイスで決めるという、異例のシステム内システムを作り上げた結果、101匹に満たなかったり、大きく超過したりとバタバタしました。
これまでの庭の様子を確実に拾いながら話をまとめつつ、最後は全部うっちゃりで天丼オチに持っていったそのセンスに脱帽です。2票獲得。
個人的な感想ですが、僕は今回の3作全編通して、このぞろぞろが一番良かったと思います(3分ジャストでまとめた芸術点も加味して)。


・七人目:ラリマーの人 引き連れる人数:2人
お題『深夜に花見』
風流な花見ぞろぞろです。ニコライさん同様、全ての庭の情報をうまく拾い集めながらも、花見という本筋のストーリーはぶらさず雅に着地させた王道ぞろぞろでした。王が行く道だから王道とはこのこと。2票獲得。


というわけで、5億の人・ニコライさん・ラリマーの人が2票ずつ獲得するという波乱の展開。これは3人優勝となるかと思いきや、「ぞろぞろの王者はただ一人」ということでまさかの延長戦が始まります。


2回戦


苦役から解放されたニンフィアの人がウッキウキになり始める2回戦。ここからはニンフィアの人がGMを担当します。また投票は見ている敗者四人がすることになりました。


・一人目:5億の人 引き連れる人数:340人
お題『飛んだスパルタ シーズン2』
庭の王が率いる15万のペルシア軍のぞろぞろに挑むスパルタ軍ぞろぞろです。多勢に無勢を脱却するため、スパルタ王が頼りにしたのは、王の座をつかみ損ねた4人の凄腕庭師(1回戦敗退勢)! 肩を掴まれたホープの人のしおらしい態度が萌えるぞろぞろでした。5億の人もアドリブ強いんですねぇ。2票獲得。


・二人目:ニコライさん 引き連れる人数:1人
お題『世界ぞろぞろ発見』
全世界のぞろぞろミステリーをミステリハンターが探して回るぞろぞろです。シチュエーションを4度変えるぞろぞろ紀行は、視聴者の目先を変える効果に加え、ネタを尽きさせない工夫にもなっている高度なテクニックに支えられています。以前の『プロフェッショナル~仕事の流儀~』ぞろぞろも高い完成度でしたが、こちらも良い出来栄えでした。ただしぞろぞろ後、痛恨の言い間違えをポチの人に指摘されてしまい、点数を落としてしまいます。


・三人目:ラリマーの人 引き連れる人数:0人
お題『ラリマー博士のぞろぞろ学講義』
ぞろぞろガーデンのシステムを考察する新機軸ぞろぞろです。システム作者の「人間のやるものではない」という発言を引用し、そこに独自の視点で考察を加えて、”現在のぞろぞろガーデンは正しい姿ではないのではないか”という学説が提示されます。またそれを踏まえた上で、自身の1回戦ぞろぞろの改善点を具体的に検討し始めるという、非常に高尚なぞろぞろでした。
また最後に5億の人のぞろぞろを持ち上げる発言をすることで、審査者の思考を5億の人 VS ラリマーの人に誘導するという小技も見せました。2票獲得。


三者三様の激闘の結果、票は再び5億の人・ラリマーの人で同数で割れてしまうことに。人跡未踏・狂気の第三ラウンドにもつれ込んでいきます。


3回戦


5分の休憩を置き、1日のぞろぞろ容量を超えてそうな3ぞろぞろ目に突入します。


・一人目:5億の人 引き連れる人数:1人
お題『雪の庭で待ち続ける今川義元』
雪の降る中、想い人を待つ今川義元。現れた待ち人は雪の日に呼ばれ不服そうでしたが、そんな待ち人に義元は短歌で思いを伝える……というぞろぞろです。ぞろぞろガーデンは戦国時代の物語という、軽んじられがちな設定に依拠した、繊細で芸達者なぞろぞろでした。


・二人目:ラリマーの人 引き連れる人数:1人
お題『羅生門』
シノビガミのセッションを終え、なぜか想い人と結ばれることに失敗したじゃじゃ馬香子。同じく敗北した羅刹鬼とほうほうの体で歩いているところ、今川義元の下に向かう女性の姿を見つけ……というぞろぞろです。5億の人のぞろぞろを引継ぎながら、この合宿中に行われたシノビガミのセッションも振り返る、合宿の締めに相応しいぞろぞろでした。貫禄の5票満点獲得で、文句なしの優勝です。


まとめ


こうして庭の王の称号は、またラリマーの人の頭上に輝くこととなりました。3度にわたる連戦ぞろぞろでも一切クオリティを落とさなかった地力の高さは、まさに王の御業です。見ていて元気の出る動画でした。


ーー
以上です。来週も楽しみにしています。


ーー
C96で頒布された、日本語読めない卓のシナリオ・リプレイ集『誤読奇譚』、好評発売中です。勝手に応援しています。
日本語読めない卓:BOOTH

このブログの説明

twitterです。

自己紹介

自分の写真
20代サラリーマンです。ゼロ年代カルチャーに青春を溶かしました。 昔は競技クイズをがっつりやっていましたが、最近はTRPGばっかりしています。

このブログを検索

人気の投稿

コンタクト

名前

メール *

メッセージ *

QooQ