「転職はマルチタスクで考えよう」で実現できること
まず、転職は
ローリスク・ミドルリターン
で考えてください。
転職にはリスクがつきものです。
転職した会社が、「自分の仕事観と全く合っていない・・・」等、大きな失敗をしてしまうことが多々あります。私も過去にありました。。
当然、リスクの無いところにリターンはありませんが、出来る限りリスクを減らして、転職をそこそこ成功させるという考え方がベターです。転職に多くを望み過ぎてはあかんのです。
さて、筆者ponzohの提唱する「転職はマルチタスクで考えよう」とは何ぞや?、ということですが、それは転職活動と現職の仕事を両立させて、両方とも結果を出すということです。
現職の仕事の成功・失敗体験が転職活動にも活かされるので、現職と転職活動は車の両輪の如く、両方ともバランスよく取り組む必要があります。
転職して実現したいことは明確?
「転職」はあくまでも手段の1つです。
「転職で何を実現したいのか(目的)」を明確にせず、勢いで転職することは止めましょう!
「何の為に転職したんだっけ?」と入社してから後悔してしまいます。。
例えば、「転職」の目的として、
- 年収を150万円上げる
- 労働時間を12時間/日から8時間/日に減らす
- 転勤の無い会社に入る
- 営業職からマーケティング職にジョブチェンジする
このあたりを希望しているとしましょう。
ちなみに、転職の条件は、具体的であればあるほど数多ある求人の中から希望のものを絞り易いです。「マーケ職にジョブチェンジしたい」という希望は、もっとブレークダウンしないといけませんが、他の3つは明確ですから転職の条件としてはひとまずOKとします。
「現職」で「転職の希望条件」は本当に実現出来ない?
「転職」の希望条件を明確に出来れば、「現職でそれは本当に実現出来ないものなのか」を検証していきます。「転職」の背景として、現職の仕事に嫌気がさして、今の会社の良い所が冷静に見れなくなっているケースがよくあったりしますからね。
例えば、「年収を150万あげたい」のであれば、会社の賃金テーブルを確認します。どの役職まで出世すれば希望通りの年収になりそうでしょうか。それは何年で実現出来そうでしょうか。営業職であれば、成果次第でインセンティブや賞与で+150万はゲットできそうでしょうか。
「いやいや、出世するのに10年かかるよ!」とか、「成果を凄い上げても賞与に少ししかはね返らないよ」という状況であれば、転職の現実味がより一層帯びてきますよね。
「労働時間」、「労働環境」、「仕事内容」についても同様に検証していきます。
「現職」と「転職の希望条件」を天秤にかけて、「転職の希望条件」がどう考えても現職で実現可能性が低ければ、転職活動を本格化させる時期にきたということです。
現職でも何とかなりそうかも・・・等、転職とで迷う気持ちが大きく、踏ん切りがつかなければ、現職を選んでおいた方がリスクは少ないです。
「転職」はあくまで手段ですから、必要な時にカードとして使いましょう。
「迷い過ぎてどうしたらええねん!」という方は、こちら↓の記事をお読みください。
職務経歴書を書いて、「キャリアの棚卸」を
今の会社に入ったのは何年前でしょうか?
「その時」と「現在」とでは、仕事に求める条件も違うでしょうし、人生のステージも変わっていることでしょう。
転職を考えるきっかけが、今の職場に対する不満感からくることが多いと思いますが、それはそれとして、いきなり転職活動をする前に、「キャリアの棚卸」をしてみることをおススメします。
「キャリアの棚卸」をすることで、人生の中での仕事の位置づけを確認出来たり、仕事を通して何を実現したかったのかを振り返ることが出来ます。その中で、必要な年収や希望の仕事、ワークスタイルが言語化されていくはずです。
「キャリアの棚卸」のやり方は簡単です。「職務経歴書」を書けばいいだけです。
嘘じゃないよ。ほんとだよ。「職務経歴書」を書いたことがない、書き方よう分からんという方は、こちらの記事をどうぞ。
まとめます!
本ブログで想定している読者様です。
- 初めての転職でやり方が分からずお困りの方
- 転職経験はあるけど、もっと上手く転職をしたい方
- 転職に失敗してしまった方
- 現職に満足していて転職を考えていない方
- 20代、30代で市場価値を上げたい方
いかがですか?あてはまりそうでしょうか。
現職に少し不満を覚えつつも、日々頑張っているサラリーマンがいつでも「転職出来る」カードを手に入れることが出来れば、「鬼に金棒、最強です」
現職の仕事が本当に嫌になったら転職すれば良いだけですから。
最後に筆者ponzohの話を少しだけ。
私は転職を5回して、今はある製造メーカーでサラリーマンをやっています。よくありがちな話で恐縮ですが、新卒時は年収200万円台でしたが、現在は年収1,000万になりました。現職の仕事に少々不満はありますが(笑)、日々楽しみしながらリーマン生活を謳歌しています。もちろん定期的に転職活動もしておりますよ。
唐突ですが、
こんなキャッチコピーを目にしたことはありますか?
年収1,000万を目指そう
サラリーマンを辞めて独立しよう
楽しいことを仕事にしよう
巷では耳障りの良いキャッチコピーがあふれていますが、安易に乗っかって騙されてはいけませんよ!!普通のサラリーマンこそ、この令和の時代では最強の生き方だと強く思います。
なんだかんだ言っても、日本国においては、サラリーマンは守られた職業です。アメリカのようにいきなり首を切られることはまずありませんし、それなりに仕事をしていればお給料が銀行口座に毎月入ってきますよね。有難い話です。
独立して自分の腕一本でメシを喰っていける能力と自信があれば別ですが、大多数の人はサラリーマン道を歩んでいく方が生き方としてはリスクは少ないです。ただし、先行き不透明な時代であることは否めませんし、毎月給料が貰えるからといって現職をさぼってはいけません。ここは大事なポイントです。
サラリーマン道を極めていくには、現職の仕事でそこそこ成果を出す必要があります。そして、何かあった時に転ばぬ先の杖として使える「転職カード」も、現職の仕事の傍らでゲットしておくことも必要です。
「転職カード」は心の安定にも繋がりますよ。
もし、現職を続けるのがどうしても嫌になったり、会社や世の中の状況が変わった場合に、「転職カード」を切れば良いだけですから。「転職カード」があれば、現職でも心に余裕をもって仕事に臨めます。
私も現職を続けながら、転職活動を両立させてきました。現職の仕事が忙しく転職活動に時間が取れないこともありました。そもそも、転職活動ってどうすれば良いの?と疑問に感じることもありました。
内定は貰ったけど本当に転職しちゃって大丈夫なのか決め切れないこともありました。そういった転職にまつわる心配事や課題、それを克服する方法、ノウハウ、考え方を「転職はマルチタスクで考えよう」で発信していこうと考えております。
読者様のお役に立てば幸いでございます。