転職はマルチタスクで考えよう 失敗しない転職論

ブログテーマは「失敗しない転職」です。せっかく転職するのであれば狙って成功させましょう。転職5回、仕事を楽しんでいる製造業に軸足を置くサラリーマンが発信しているブログです。転職で失敗しない為の思考法」や「転職エージェントの使い方」等が知りたい方はブログをチェックして下さい。転職先に行ってから「失敗してしまった・・」となってからでは遅いですからね。

行動する勇気が出ない人へ!背中を押してくれるビジネス系ノンフィクション・5選

日々の仕事に忙殺され、家に帰ってもやるべきタスクが山積みなのが日本のサラリーマン。余裕のある時間なんてないのが当たり前で、あっという間に毎日が過ぎていく。

もう少し楽がしたいと思っているけど、そうする為の行動に移せないのが人間だもの。今、何かを変える為に行動しないと現実が変わらないと、頭では理解しているけど、「キッカケ」が無いんですよね。

「キッカケ」が無いから、「行動」まで繋がらない。私も昔はそうでした。

とにかく現状を変えたい、もう少し生活を安定させたい、仕事を楽しみたい等、色々考えるんだけど、「行動」がなかなか付いてきませんでした。そういう時はモチベーションも何故か上がってこないんですよね。

ただ、私が幸運だったのは、そんなうだつが上がらない時代に背中を後押ししてくれる良書に出会えたことです。

人から紹介されたり、書店でたまたま見かけたり、「キッカケ」は様々ありましたが、良書のパワーは凄いです。

例えば、良書の中の登場人物に触発されたり、これなら自分でもできそうだからやってみようとマネをしたりして、何やかんや今日まで成長してこれました。

そこで、今回は読んでいて内から何かが沸き起こってくる良書を紹介したいと思います。どれも実話なので刺激的です。

ノウハウ系と違ってノンフィクション、伝記系の本を厳選したので、モチベーションが自然と湧いてくると思います。

行動が付いてこないけど、現状を変えたいとずっと思っている人や、働くモチベーションが欲しい人におすすめです!

 

 

自分を超え続ける―熱意と行動力があれば、叶わない夢はない

自分を超え続ける―熱意と行動力があれば、叶わない夢はない

●南谷 真鈴

●おすすめ度:★★★★★

最初の第一歩~熱意と行動力の作り方~

南谷真鈴さんという方をご存知でしょうか。19歳という若さ、そして、日本人最年少で世界七大陸最高峰を制覇(登山)したというのだから凄まじい人物であるのは間違いありません。

著者の原動力は2つです。1つは、自分の内側から湧いてくる純粋な「やりたい」という気持ちそのもの。もう1つは、「もっとできるのに」という言葉から想起される、恩人達への期待に応える為に「できる」ようになるという信念。

自分起点で行動に移せないひとは、「他者の期待に応える」という考え方にシフトできれば何か現実を変えていけるかもしれませんね。

熱意や行動力の作り方を知りたい方にはおすすめです。  

・世界を見るというのは外側を広げることではなく、自分の内側を広げることなのかもしれません。
・やると決めたことはやりたい自分。大変なことを乗り越えた先に、喜びがあると知っている自分。自分を知るための冒険を始めた自分。神さまに生かされ、奇跡のような命をもらっている自分。「もっとできるのに」という自分。最後に私が出会ったのは、やり遂げる情熱をもった自分でした。 

 

 

中卒の組立工、NYの億万長者になる。

中卒の組立工、NYの億万長者になる。

●大根田 勝美

●おすすめ度:★★★★☆

チャンスの神様の前髪を掴め。人生が好転するきっかけは幾度と無く訪れるが、そのチャンスは一瞬。

著者の大和田さんは中卒でオリンパスに入り、ガンガン出世をして成果を出したのだけど、会社から辛酸をなめさせられ、結果、独立することに。

独立した会社は成功、総資産100億円の億万長者へ。まさにサクセスストーリーでございます。

大和田さんは非常に貧乏で出自も良くない環境下で、腕一本でのし上がっていくのですが、共感したのはその行動力と努力の方向性です。

もちろん、チャンスは皆に公平に分配されているのですが、同じ行動をしたとしても、神様を振り向かせるにはもう一押し必要なんですよね。

端的にいうと、「運が良くないとダメ」ということなのですが、では「運をよくする」にはどうすんの?と。その答えは本書にありますし、それを体現したのが大和田さんであります。

気合を入れて行動をした先に「どんな明るい未来」が待っているのか、気になった方におすすめの一冊です。 

・禍を転じて福となせ。
・常日頃から自分の武器を磨いていなければ、一旦、事が起きた時に、苦境を乗り越えられないことになる。

  

 

ロケット・ササキ: ジョブズが憧れた伝説のエンジニア・佐々木正

ロケット・ササキ―ジョブズが憧れた伝説のエンジニア・佐々木正

●大西 康之

●おすすめ度:★★★☆☆

人類を進歩させる瞬間に立ち会っているという使命感が「人々を夢中にさせる」

日本の電機産業の立役者、「佐々木正」を描いた一冊。本書を読めば世の中にはめちゃくちゃ凄い人がいるなぁと純粋に感じると思います。それだけ強烈な物語です。

シャープ・ソニー・カシオ・松下・任天堂の発展にも影響を与え、そして、孫正義やスティーブ・ジョブズが革命家として成長していくきっかけを与えた人が、「佐々木正」です。

先の大戦で生き残り、カシオとの電卓戦争を勝ち抜き、半導体、液晶と、日本の製造業の発展の歴史が、「佐々木正」というフィルターを通して語られるこの物語には、技術者としての矜持、経営者としての共創という考え方、そして、佐々木正の熱い熱い人柄がございました。 

・江崎くん、たったひとりの独創で生まれるものなど、たかが知れているのだよ。君の発見は偉大だが、ショックレー、バーディン、ブラッデンがトランジスタを発明していなかったら、トンネル・ダイオードもなかった。我々科学者は先人の功績の上で仕事をし、多くの仲間に支えられて業績を残す。だから、共創なんだよ。
・そうなんだジョブズ。人類の進歩の前に、企業の利益など、いかほどの意味もないのだ。小さなことにはこだわらず、人類の進歩に尽くすのが、我々、技術者の使命なんだ。 

 

 

江副浩正

江副浩正

●馬場 マコト、土屋 洋

●おすすめ度:★★★★★

組織のために働くのではなく、自分のために働く。これが個人を成長させる近道だ。

超ユニークなビシネスを創ったという意味では、リクルート創業者である江副浩正はイーロン・マスク、マーク・ザッカーバーグ、ジェフ・ベゾス等に類する人物だと思います。いや、むしろ、それ以上の人物なのではと思います。

何故ならば、テスラ、FB、アマゾンは、創業者がある日突然いなくなれば会社の成長にブレーキが大きくかかりそうだけど、リクルートは江副さんが会社を去った後も未だに成長し続けていて、最強のベンチャーだと思わせるからなんですよね。

様々な情報を編集してシンプルにして世に出す、という「唯一無二」の事業の成り立ち、リクルートの成長が未だに衰えない謎、そして、山の頂きと谷の底を味わい、どん底から這い上がった江副浩正の半生には心を揺さぶられること間違いありません。

読み終えた後は何かをしたくなっているはずです!!現状を変えたいんだけど、最初の第一歩が踏み出せない人におすすめです。 

・新しい事業の答えは、いつも得意先の要望の中にあった。
・自分の意見を持ってお客様の意見を聞く姿勢。こちらの考えとお客様との意見の間に本当の答えがある

・自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ 

 

 

革命のファンファーレ 現代のお金と広告

革命のファンファーレ 現代のお金と広告

●西野 亮廣

●おすすめ度:★★★★★

 意思決定の舵は、僕らの「脳」ではなく「環境」が握っている

最後は芸人キングコングの左の方の西野さんの紹介です。本書は上記4冊に比べてノウハウ系の要素が強く、この記事の流れで紹介するには少し違和感があるのですが、「行動を促す金言」が多く載っているので締めに持ってきました。

著者曰く、「一歩踏み出すために必要なのは、ポジティブシンキングではなく、ロジカルシンキング」であると。どういうことなのでしょうか?彼の言葉を引用します。

説明出来てしまう事柄に「勇気」は必要ない。一歩踏み出すことに勇気が必要だと思っているのであれば、尚のこと、そんな不確かなものを取っ払ってやる為にも、とっとと情報を仕入れた方がいい。

 つまり、行動できない人は、行動する為の「情報」が不足している為に一歩踏み出すことができないということですね。行動に「勇気」は必要ないと。

転職の文脈でいうと、転職する為に最初の第一歩は何をすれば良いのか、という情報さえ補うことができれば、自然と行動はついてくると。

それは、例えば、「職務経歴書を書く」、「転職サイトに登録する」、「転職エージェントにコンタクトをとる」等です。

更に、「転職サイトに登録する」だと漠然としているので、もっとブレークダウンをして、「このURLから登録」するレベル、小さな第一歩まで情報を落とし込めれば、行動できるという考え方ですね。 

確かに、これだとポジティブシンキングは全く必要ありません。実現したいことに必要な情報を集めていけば良いだけです。情報の粒度が小さければ小さいほど、行動にも繋がり易いと思います。

言わずもがな、転職に関する情報については、弊ブログをご参考にしてくださいね。本書を読みながら、情報の粒度にも気を配りながら記事を書いていきたいと思いましたよ。。

本記事のタイトルにもありますが、「行動する勇気が出ない人」におすすめの一冊です。

 

以上、「行動する勇気が出ない人へ!背中を押してくれるビジネス系ノンフィクション・5選」でした。行動力を増やしたい人はどれか一冊からでもいいので、読んでみてくださいね!