糸
後半はネタバレで行きますので、「ちょっとまってくれ!」って方は前半で違うトコロへ飛んじゃってください!
これから映画を見るって方は、個人的にはトレーラーも見ない方がいいかな・・・・
いろいろな楽曲を映像化した作品はありますが、恐らく老若男女多くの方に知られている名曲をとなると相当な感じかと思われるこの映画『糸』。
コロナ禍で公開がどうなるのかだった様ですが、このご時世だからさらにこの「めぐり合い」的な人生模様は各個人個人に違った意味で響き渡ったのでは・・・
あ、『糸』はご存じ中島みゆきさんの楽曲『糸』です。
歌詞からするとイロイロあって、めぐり合って、なんとなく仕合せって映画なのかな?とは思います。
余談ですが(と言いつつ楽曲としては最重要)、一番最後の歌詞に「しあわせとよびます」とあるんですが、しあわせは「幸せ」では無く「仕合せ」って歌詞になっているんですよ。
どれくらいの方が知っているかわかりませんが、念のためこれは最重要事項なので。
意味はちょこっと自分で調べてもらえれば、楽曲のポイントがわかると思います。
この映画、どうしても見たかった。
理由は・・・・・そう、函館ロケがあったから。
函館ファンの私としては見なくては・・・・って、それだけじゃないけどね。
菅田将暉と函館と言えば函館三部作の映画の二つ目「そこのみにて光輝く」が思い出されるから。
作品としてはかなりディープで、菅田将暉の役どころは真直ぐな(真直ぐすぎる)青年って感じです。
それと、たまたまこのタイミングでドラムサポートの話が来たのが、オリジナルと「中島みゆきのカバー」がメインのデュオだったのもあり、最初のリハーサルに入る前に見ておこうかな・・・・・ってノリ。
全然関係無いのですが、小松菜奈ちゃん。
多分私だけじゃないと思うのですが、私がちょいちょい行っていたセッションに来る女子のドラマーHさんが似てるんですよね
わかるかって?スミマセン
なんとなく小松菜奈・田中芽衣系の顔なので・・・・コロナ禍で会えてないので元気かな~(って連絡取ろうとすれば取れるのに、恥ずかしがり屋の私は自粛)
だめだ・・・・ネタバレしないよに書こうと思ったけど、レビューとは縁遠い内容しか書けない・・・・・
って事で、期待外れの前半は終了です。
後半はネタバレ基本で、作品順繰りで、勝手に私が思ったことを書き綴ってみます。
もうすぐネタバレなので、もし移動する先を考えて無かったらこちらのランキングに投票しつつ飛んじゃってください。
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た~てのいとはあなた~
よ~このいとはわたし~
た~てのいとはあなた~
よ~このいとはわたし~
た~てのいとはあなた~
よ~このいとはわたし~
た~てのいとはあなた~
よ~このいとはわたし~
もういい?
そろそろ・・・・
ネタバレ・・・・
はい!ネタバレ含みます!
こちらはトレイラーじゃなくて楽曲『糸』のMVで重要シーンが多かったのでネタバレ側にハリハリ。
美瑛での中学生時代のシーン、見ている時は誰だかわからなかったのですが、パンフレットを見たら葵の母親役って山口紗弥加だったのね!
凄いね完全に役になってる感じでグッジョブ。
「びえい」です。北海道富良野の近くです。
いきなり自転車が空を舞った時点で、思っていたのと違う方向に行きそうな気がしてヒヤヒヤしましたが、子供時代のとんでもなさの演出なだけだとすぐわかります。
てか、道民の人からしか突っ込みが入らないかもしれませんが、美瑛と函館って
めちゃ遠い!
んですよね。
距離としたら東京と京都ぐらいかな?車で6時間?映画中間部だと陽が明るいうちに移動してたけど到着するのか?まいっか、映画だし。
ピストルさん、まっちゃんの映画の印象が強くて・・・・
親友の結婚式で再会した二人ですが、中学生の時はずっと呼び方が「葵ちゃん」だったのに「園田」になったのが違和感とかではなくなんかそれまでの逢っていなかった何年もの時間をそこで感じた。
20代前半だから気恥ずかしさなんかもあるだろうしな~ って思っていたら台本では「葵ちゃん」だったけど菅田将暉が現場で「園田」に変えたというグッジョブ。
コロナ禍2本目ですが立て続けに斎藤工を見て(笑)やっぱ髭無い方が好きだわ~
倍賞さんの年輪を重ねたメイクがなんか女優魂を感じたな。
女優魂と言えば、榮倉奈々の痩せていく感、すごくないですか?
役作りとはいえ、あそこまでって感じで本当に死んじゃうんじゃないかってぐらいで魂が震えたよ。
山本美月はここ数か月でなんか印象が変わったのですが、劇中もその印象。
結婚発表前の撮影だけど、なんか顔つきが昔と違うんですよね・・・・何だろう・・・・
成田凌の生「ファイト!」熱唱が意外と良かった。
榮倉奈々と言えばどんぐりを投げるシーン。
ちょっと確かな記憶じゃないのですが、香(榮倉奈々)以外が漣(菅田将暉)にどんぐりを投げたのは父親の昭三(永島敏行)と娘の結(稲垣来泉)の二人だけですが、一見すると三世代とも同じ行為をの遺伝系かとも思ったのですが、後で考えるとこの二人は無言で投げていたんですよ。(ここが記憶があいまい)
これって、憑依じゃないけど香がそれをさせていたんじゃないかって、進まない漣に対して・・・・
葵(小松菜奈)のシーンで一番印象的だったのが、シンガポールで銀行にお金を返した後に行った日本食の店でかつどん食べるシーン。
正面からのカットで、最初の「まっず」からのガツガツ食べ進めつつ、バックにはシンガポールだからマレー語(?)の中島みゆきの「時代」が流れている。
のちに子ども食堂との対比に繋がるんでしょうけど、あのシーンはいいわ~
ああいう食べ方する子、好きだわ~
全体的には「回想」的なシーンの方が情報量が多かったのが「実はこうだった」「実はこう思っていた」的な事が後から明かされる感じでグッジョブ。
小説は読んで無いのですが、レビューだとそれが時系列がわからなくさせてるって書いてあった・・・・ん~確かに・・・・
単なる函館ファンだからなのですが、もっと函館ロケシーンがあるのかと思ったけど、そうでも無かった。
エンディングの花火はラジオで映画ロケ用に花火が打ちあがったとリスナーからのメッセージがあったので、どの映画かわからなかったのですが多分これかな。
糸はずっと決まったところにある訳じゃなくて、結ばれたり、ほどけたり、切れたり、絡まったりする。
赤い糸ばかりに目を向けがちだが、最初に書いた「仕合せ」の意味合いが作品にちりばめられていた気がします。
私の「仕合せ」はどうなるんだろう・・・・
な~んて思いつつ、いろいろ忘れないうちに見た当日夜&翌日に書いて後日upするパターンでした。