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部下との面談が憂鬱な人に意識して欲しい5つのこと

セクハラやパワハラなど、社会的な問題になっているハラスメントですが、仕事でハラスメントの被害を受けているのは組織で弱い立場の人だけとは限りません

部下との面談が憂鬱で悩みを抱えている人に意識して欲しいことをお伝えしていきます。

部下との面談が憂鬱になる

テレワークの仕事形態が増えて部下の行動が把握しにくくいため、面談の機会を設けるようになった上司も多いのではないでしょうか。

テレワークでストレスを貯めている部下は、面談で不満ばかりが出てきます。部下との面談の度に、延々と不満を聞かされる上司は、部下からのハラスメントを受けているのと同じといっても過言ではありません。

次第に部下と面談をすることがとても憂鬱になり、マネジメントする立場の上司が心を病んでいくこともあります。

この記事を読んでいる人の中には、「部下が上司に不満を言うことなんてあるの?」と思われる方がいるかもしれません。風通しの良い会社であればあるほど、部下は思ったことをしっかりと話してくれるものです。

良くも悪くも陰口ではなく、目の前に上司がいる面談でも堂々と不満を言える部下は増えてきているのです。

部下との面談で意識してほしいこと

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私も部下との面談が憂鬱になっていた時期がありました。

部下との面談が憂鬱な時には、これからご紹介する考え方で面談に取り組むようにしたことで、部下とコミュニケーションが取れるようになり良い信頼関係が築けるようになりました。

部下との面談でぜひとも意識して欲しいことを5つにまとめています。

①部下の思いの根源を探る

部下との面談で不満を吐き続ける人は、仕事における何か1つの要因が不満の根源になっていることが結構あります。不満の根源が何なのかを面談というコミュニケーションの中で見つけてあげるように意識します。

部下は自分でも不満の根源に気づいていない場合があります。

マネジメントできる立場の上司だからこそ、部下の考えの裏にある本当の不満を見つけてあげることができると思います。部下との面談内容を1つ1つ整理してコミュニケーションを取っていきましょう。

「それはつまり、○○ってことだよね」と不満をまとめて整理してあげると部下も心が落ち着きますし、上司との信頼関係が生まれてくるものです。

部下の表情がだんだん柔らかくなってくるのを実感できるようになると、面談の憂鬱さは減少していきます。上司からすれば当たり前かもしれませんが、部下のモチベーションをアップさせることができたことが面談を前向きに考えさせてくれるようになるのです。

②話を腹に落としすぎない

面談で不満を延々と話す部下の中には「言いたがり」な人がいます。文句を言うことが生きがいだと思っている、または上司に不満をぶつけることでストレス発散になる、と思っているのです。上司との面談後、同僚に「上司にはっきりと言ったったわ!」とスカっとした顔で話しているシーンを見ることがあります。

部下の不満内容が支離滅裂な場合や、全く理解できない場合には、「腹に落としすぎない」ことを意識してください。

部下の話はしっかりと聞く必要がありますが100%納得してはいけません。「確かにそうだな」とすべての話を腹に落とし込んでしまうと、家に帰ってからも面談内容に悩まされ続けてしまいます。また、マネジメントに苦しんで夜が眠れなくなることもあるでしょう。憂鬱にならないためにも、気にしすぎない気持ちが大切です。

とはいえ、気にしすぎてしまう上司の人もいるでしょう。そんな上司の立場の人へのアドバイスです。面談で部下の不満を延々と聞いた後に「まだまだ若いな」とか「かわいいもんだよな」くらいの感覚を自分に言い聞かせると面談後がとても楽になり、次の面談が憂鬱でなくなりますよ。

 

③部下のキャリアパスを考えてあげる

部下との面談内容には直接関係ないかもしれませんが、キャリアパスを考えてあげること、部下の成長を常に意識してあげることが大切です。部下から不満が溢れ出ている時に私が思ったのは「この子の将来をしっかり考えてなかった」ということです。

あなたも面談で部下から不満を話され続けたことがあるかと思います。その部下のキャリアパスや成長を真剣に考えていましたか?マナジメントの面で反省すべき点がいくつかありませんか?

部下は上司との査定面談を非常に怖がっています。

  • 一体何を言われるのだろう
  • どんな難しい課題を課せられるのだろう
  • 私の仕事を理解してくれているのだろうか 

私の場合「1年後、3年後はこうなっていて欲しい!」という思いをしっかりと伝えることができていない部下に限って、憂鬱になるくらいの不満をぶつけられていました。その関係性に気付いてから、私はよく「3年後は、こうやって成長してほしいな」って考えながら面談をするようにしています。

部下との面談が憂鬱に感じる時、部下の個性やタイプを改めて考え直す機会にしています。将来のキャリアパスを上司と共有できることは、部下にとって心が落ち着いて仕事に対して前向きになれるものです。

④こまめに声をかけるようにする

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憂鬱な面談になるのは、1か月とか3か月とかに1回の面談であることが多いのではないでしょうか。1日に5分だけ雑談する時間を用いることで、部下が不満を溜め込むことは減っていきます。

私がこの方法を実施した時は、改まって面談をする時の口調が明らかに柔らかくなっていました。たったそれだけで、面談が憂鬱になることはなく、部下とのコミュニケーションが良化されました。毎日少しずつのコミュニケーションが部下との面談を円滑にしてくれます。

⑤諦めるのも1つの手段

①~④の方法を試しても部下の対応が全く変わらない場合は、思い切って諦めてしまいましょう。こちらが意識をしても不満が収まらない部下は、出会いの運が悪かったのです。

諦めることが、セクハラやパワハラにならないように注意して、そんなに嫌ならやめちゃえば?くらいの気持ちで割り切ってしまいます。そこまで上司であるあなたが気を使って、会社に行くのが嫌になるくらい憂鬱になる必要はどこにもありません。

まとめ

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面談をすることが憂鬱にならないようにするにはどうしたらいいのか、上司の立場である人に意識してほしいことをまとめました。私の経験では、①から④の方法で改善できることがほとんどです。

気持ちが憂鬱になることが0ではありませんが、悩んで眠れないということにはなりませんでした。⑤の対応を取った人は過去に1人だけいますが、やがて他の部署に異動をして次の年に退職をすることになりました。

部下との面談は楽しいものです。仕事、マネジメントは楽しいものです。自分だけで抱え込んで苦しまないようにしていきましょう。