ASMRによる感情のセルフ・コントロールは現代の生きる知恵

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

嫌なことがあってイライラすることはよくありますよね。

とても疲れているのに神経が高ぶって眠れない。。。

これでは自ら疲労度を高めていくようなものです。

そのような時に、音や映像によって自分の感情をコントロールすることができればすばらしいと思いませんか?

ASMR動画を視聴してみると、その物静かで単調に繰り返される音と、幻想的な映像によって、たしかに落ち着いた気分になるものがあります。

この記事では、なぜASMR動画によって気持ちを落ち着かせることができるのか、そして感情をセルフ・コントロールする方法について主観的にまとめてみたいと思います。

目次

「ASMR」ってなに?

近年YouTubeに代表される動画サイトにはASMR動画がたくさん投稿されています。

なぜこのASMRが、ひとつのジャンルとして確立されるほど人を魅了するのか、この答えは、「脳をやさしく包み込んで、揺り動かすような感覚」を経験させてくれるからなのです。

ASMRとは、2010年ニューヨーク州に住んでいたジェニファー・アレン(Jennifer Allen)さんという女性によってに命名された、

Autonomous Sensory Meridian Response”

(オートノマス・センサリー・メリディアン・レスポンス)

= 「自律感覚絶頂反応」

というものです。

「自律感覚絶頂反応」と直訳されたASMRをシンプル表現すると、

聴覚と視覚からの様々な刺激によって引き起こされる、心地よい感覚やリラックス状態

ということができます。

心地よい感覚やリラックスした状態の経験が呼び起こされる

なぜASMR動画を視たり、聴いたりすると心地良い感覚になるのか?

これは自分が心地よいと感じたり、安心してリラックスできると感じた経験の潜在意識が呼び起こされるためではないかと思います。

例えば、よくAMSR動画として投稿されている、咀嚼音や単調なリズムを刻む低音は、胎児の時に聴いた母親の咀嚼音や心音、血流の音に近くないですか?

耳元で囁かれるような声や、耳かきの綿の部分をこすりつける音は、胎内で聞こえた母親の声や呼吸音とも考えられます。

胎内で過ごした時間は、人生の中では、究極のリラックスタイムだといえるかもしれません。

水分を含んだ身体のいろいろな場所から発せられる音は、やわらかなスライムをいじる音と似ています。

例えばこんなふうに。。。(*Egg Skinさん、ありがとうございます)

【急上昇】slime coloring some glitter cosmetics カラフル スライム#ASMR #音フェチ#소리페티쉬 #슬라임

また夏の暑い日に、外回りの仕事で疲れた身体を休めるため、ふと立ち寄ったカフェの音に癒やされた経験はありませんか?

ひたすら流れ落ちる汗を拭って、 涼しいクーラーの風にあたっていると、生き返るような気分になりますよね。

【癒し音】No talking #Cafe #ASMR #カフェ #音フェチ #satisfied #coffee #strawberry #milk

心地よい安らぎ感を呼び起こすトリガーは人それぞれ違う

ASRM動画は静かな単調な音と映像が多く、どれも安らぐものではありますが、中でもとりわけ「 自律感覚絶頂反応」を起こすものは、トリガー(引き金)と言われています。

どんな種類のASRM動画がトリガーになるかは、人によって異なります。

人それぞれの原体験が異なるために、いつまでも記憶の底に残っている心地よさや安心感を呼び起こすトリガーは人それぞれの感覚に依存してしまうと考えられるからです。

私の場合には、前述のスライムなどの動画に加えて、焚き火や鍾乳洞の天井から滴る水滴の音や映像がそのトリガーとなっているようです。

まとめ:自分のトリガーを見つけてみよう

近頃では、さまざまな種類のASRM動画がありますので、その中でお気に入りのものを見つけてみましょう。

その 音と映像に 精神を集中してみることで、イライラした感情が抜けていく感覚があることでしょう。

音や映像によって、短時間で自分の感情をコントロールすることができるのは、ある意味すばらしい技です。

変化の激しい世の中で、イライラなどのストレスを貯めないようセルフ・コントロールすることは、現代に生きる知恵といえますね。

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この記事を書いた人

こんにちは。たかたんです。
ふと気づけば、この世に生をうけてから半世紀以上がたちました。
ほんものの「おやじ」ですね。
次の世代がより豊かな人生を送ることを願ってブログを綴っています。

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