ピアノと音楽療法
音楽療法で使用する楽器で一番多いのがピアノです。
音楽療法士の資格の中にピアノ演奏かギター演奏が必須になっているからだというのもありますが、ピアノには音に対する魅力があるからではないでしょうか?
音域
ピアノの音域はどの楽器よりも広く、オーケストラで演奏するすべてに近い音域をカバーすることができます。
専門用語でいえばA0~C8という音域(88鍵)
これだけの広い音域がカバーできれば、ほとんどの曲が奏でられます。
強弱もつけやすく、繊細な感情表現ができるのもピアノの素晴らしさだと思います。
だから音楽療法で使うことにより、人のこころに響き様々な改善効果があるのかもしれません。
身近な楽器
ピアノという楽器は学校の音楽室、体育館、または友達の家など意外と身近に感じられる楽器です。
ですからピアノを見た瞬間からそれがピアノであることを認識できます。
しかし、例えばベースなんか持っていても、ギターですか?と聞かれることもありますし、ベース自体がどんな役割の楽器かも知られていません。
ピアノは身近な楽器であるにも関わらず弾きこなすのは非常に難しい。
それをピアニストがいとも簡単に弾くことにより、目も心も奪われます。
なにかエビデンスがあるわけではありませんが、ピアノの効果ってそんな単純なことも含まれているような気がします。
まとめ
世の中には様々な楽器がります。それぞれに音域や音色は異なりますが、ピアノの音域は楽器の中では一番広いことは間違いありません。その音域が音楽療法に大事なのか?必要なのかはなんのエビデンスもありませんが、少なくともどの楽器よりダイナミックに、そして繊細に表現することで人の心に響いていることは経験から感じます。
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