2017年の初夏に脳出血に倒れ、要介護となった母。
急性期病院&リハビリ病院を経て、自宅介護でマイペースの日々を送っていました。
ところが。
2019年の終わり、こんどは脳梗塞を発症し、現在入院中。
脳出血発症時のことプラス、ほぼ現在進行形で脳梗塞の病状についてつづっていきたいと思います。
リハビリ病院に転院して1週間も過ぎると。
母も段々慣れてきた様子ではあります。
ただねえ……なかなか脈拍数が安定しなくて。
困りものです。
さて。
今回は少し違うお話をば。
最近、医療にまつわる番組を観ました
ひとつはドラマ。
■NHK 土曜ドラマ
「心の傷を癒すということ」
1月18日から全4回で放送され、先日最終回を迎えたドラマです。
1995年の阪神・淡路大震災発生時に、被災者の心のケアに尽力した精神科医・安克昌(あん・かつまさ)さんがモデルです。
まだPTSD(心的外傷後ストレス障害)という言葉になじみがない頃。自らも被災しながら、救護所などで被災者の声にじっと耳を傾けたそうです。
派手な展開はありませんが、主人公の家族、友人、心に重荷を負った患者、被災者たちのエピソードが紡がれていきます。
淡々としながらも、ぼんやりとした温かみに包まれたドラマでした。
主人公の精神科医は、患者の話すことをただ聞くだけです。
心を病む登場人物たちが、家族や近隣のコミュニティとの関わりの中で、光が差す方へ向かおうとするシーンが描かれるのみで、主人公がヒーローのように活躍するわけではありません。
ただそっと、そこにたたずんでいるのです。
すべての人物が、ちょっとした視線や表情、しぐさで心の動きを表現している良作のドラマでした。
ほんとうにキャスト全員が良かった。
主役の柄本佑をはじめ、石橋凌、濱田岳、浅香航大、平岩紙、以下全員。
森山直太朗もすっごくよかった
(敬称略)
もうひとつは同じくNHKのドキュメンタリー。
■「病院ラジオ」
サンドイッチマンがさまざまな病院に赴き、2日間・その病院内限定の出張ラジオ番組を放送するという番組です。
これまでにも何度か放送されている不定期の番組です。
今回は久里浜の依存症治療専門の病院が舞台でした。
知る人ぞ知る、アルコール依存症の治療で有名な病院です。
現在ではゲームやギャンブル依存症の治療も行っているそうです。
病院の一角に用意されたラジオ放送のブースに患者や家族たちが訪れ、サンドイッチマンのふたりとのやりとりを院内に放送するのです。
もちろん番組じたいはテレビなので、ラジオに出演する人が映ります。しかし中には顔出しNGの人も。
病気が病気なだけに、おおっぴらに公表したくない人がいるのが現状でしょう。
この番組もとてもシンプルです。
患者さんが自分の病気について話し、サンドイッチマンがそれを受けて質問をしてやりとりをしていくだけです。
ただそれだけなのですが、好きなのです、この番組。
サンドイッチマンの人柄のおかげで希望に包まれた、ふんわりとしたドキュメンタリーになっています。
どちらも、心=脳の病気がテーマですね。
さいきん母の病気のこともあって、「脳」について考えます。
病気で障害を負って、出来ていたことができなくなる一方で、予期せぬ回復があったり。
損傷を受けて失った機能をリカバリーするシステムがあるようです。
おそらくわたしが生きているあいだには間に合わないでしょうが。
いつか脳のしくみの詳細が判明して、コントロールできる日がくるでしょう。
そうすれば精神病や脳疾患への治療も飛躍的に進歩するはず。
ただ脳出血や脳梗塞の場合は、壊死した脳細胞はどうしようもないでしょうけど。
それとも細胞を移植して再生もできるようになったりするかも?
新たな脳神経ネットワークを形成する技術が実用されていくのかなあ。
あと、アルコール依存症。
8割が断酒に失敗するそうです。
内臓の疾患や自殺で命を落とす人もいます。
それこそ脳をどうこうして、止まらなくなる飲酒への衝動のスイッチを切られるようにならないものでしょうか。
そこまでがムリなら、効果的で強力な抗酒薬・飲酒抑制剤を皮下に埋め込んで、長期間効果が持続するようにするとか……
薬物はもちろんですが、身の周りにあってすぐに手を伸ばせるお酒やゲーム、ギャンブルなどの依存症の問題が叫ばれているのに…
度数の高いアルコール飲料がバンバン発売されたり、カジノを作ろうと考えたり。
変な世の中だなあ、と時々考えます
ちなみにわたしもお酒を飲みます。
依存症の患者は女性より男性の方が割合としては多いですが、女性の方が短期間で依存症になりやすいそうで、危険な要素は持っています。
女性の患者の増えてきているそうですが、それでもまだ割合としては少ないようです。
個人的な印象ですが…
女性はお酒を飲むときって、料理やつまみが必要と考えがちではありませんか?
わたしからすると、乾きものとお酒だけというおっさん飲みなどありえません
(昔の酒飲みの強者は塩で飲めるって豪語していましたけどね)
食べ物は必須!!
友だちと飲みに行くときは、お酒と料理、両方のメニューをチェックしてお店をセレクトします。
可能な限り、旨いものを!
あれこれ食べながら飲むのがイイのですよ。
家飲みする場合も、しっかりしたおつまみを用意しませんか?
そういう女子飲みの傾向も関係するのかなあ、と勝手に考えています。
わたしのポリシーは
お酒は酔うために飲むものではない。
味わうために飲むものだ。
です。
ただアルコール依存症は量より習慣が大きな要因になるので、やはり休肝日は必要なんでしょうね。
じつはわたしもとくに休肝日を設けていません
量はそんなに多くないのですが、ほぼ毎日飲んでいます。
反省しないといけませんね。
体調が悪かったり、夜遅くなったりしたときはもちろんお休みです。
少しでも調子が悪いと、お酒がヘンな味に感じられるのですよねえ。
やっぱり美味しく飲むのがいちばんですわ
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