2017年の初夏に脳出血に倒れ、要介護となった母。
急性期病院&リハビリ病院を経て、自宅介護でマイペースの日々を送っていました。
ところが。
2019年の終わり、こんどは脳梗塞を発症し、リハビリ病院へ。
脳出血発症時のことプラス、ほぼ現在進行形で脳梗塞の病状についてつづっていきたいと思います。
そして今。
リハビリは中断。
心不全で別の病院に転院……
さて。
心不全だと言って入院したのに、心不全じゃなかったという医師の説明を聞いて訳が分かりませんが、ひとまず退院。
で。
無事、母は2週間前にいた回復期リハビリテーション病棟へ再び転院いたしました
良かった良かった……
ですが。
母の足は、マヒ側の足首足裏が曲がってしまっており、健側の方の膝下は浮腫んでいました。
リハビリ病院の主治医曰く、
「動かさなかったから、エコノミー症候群のような状態になってしまっているかも……血栓が飛ぶリスクがあるかもしれません」
ですと。
まあ今はサラサラ系の薬も飲んでいるし、様子を見ながらリハビリもしてくれるようなのでお任せするしかありません
今回の転院はなんだかバタバタでした。
何度かこの病院に入院しましたが、こんなに段取りが悪いのは初めてです
いや、ほんとナイナイ
リハビリ病院へ出発する予定時間の1時間前にわたしたちは到着。
そのとき、母はまだ点滴をしていました
おいおい、あと1時間で退院だぞ?
おむつ交換と着替えをしにきてくれたスタッフが
「え? まだ点滴しているの?」
と慌てていったん外へ出ていきました
いつもなら請求書は病室まで上がってくるのに間に合わないし。
入院費の概算書は別のファイルの下に置かれていて、わたしたちにはわからなかったし。
関係書類(要署名)や薬を持ってきたのは出発時間の10分前を切った頃だし。
病室の外にはすでに介護タクシーの人がスタンバイ。
病棟を出るときに声かけをしてくれたのは看護師さんひとりだけ。
いちおう主治医はその前に病室に来て挨拶をしてくれましたが
なんだろう?
この病棟での入院は初めてなのだけど、科や病棟によってそんなに違うものかな?
対症的にリハビリ病院に着いたら、
「お帰りなさ~い、大変だったね」
ってフレンドリーなムード。
2週間の入院中、けっきょく母は一度もお風呂に入れませんでした。
今朝、母の爪先を見たら汚れたままでした
転院してからお風呂に入っていないことを母の病室に集まっていたスタッフさんたちに話すと。
「えっ! 一度も? じゃあ早く入らせてあげたいね」
などと相談を始めてくれました。
入浴の予定はちょうど明日だったのですが、あとでていねいに清拭をしてくれるそうです。
うう……あなたたちは本当に天使ですヨ
導尿バルーンも入りっぱなしで退院になりましたが(ギリギリまで尿量を測りたいとのことで)。
これも早々に外してくれるそうです
「お風呂に入っていない割に
髪がふわふわしてるね」と言われた母
ホントだ! たしかに!
わたしが入院したときには…
必要書類に記入をし、荷物をベッドまわりに収納したら入院準備は終了。
父とわたしもほどほどに退出しないといけません。
本来、この病院は面会禁止。
母とはもう今生の別れ……ではなく。
でもおそらく退院まで会えないのよね。
すでに昼食のテーブルに着いていた母に声をかけたけど、理解できてたかな?
後ろ髪をひかれながらわたしたちは病院をあとに。
♪ドナドナド~ナ ド~ナ~♪
帰りに父とラーメン屋で昼食を食べました。
度々来ていたお店だけど……スープの味がぼやけてしまっていて残念
もう行くことはあるまい……さらば
「お母さんも、またラーメンが食べられるようになればいいね」
「なるんじゃないかぁ」
このあいだは少し不安を口にしていた父が、ふたたび楽観的なコメント
食事の指導で「刻み食で」って言われても、たぶんウチの父はイケそうだったらチャレンジするな……
脳出血のときも「刻みで」って指導されたけど、しばらく柔らかいものにした後、少しずつ普通のおかずを出し始めた父……