要介護度5の実母の病気や入院生活、自宅介護などについてつづっております。
2017年の初夏に脳出血を発症。
2019年の晩秋に脳梗塞を発症。
回復期リハビリテーション病棟にてリハビリ後、近ごろ退院。
現在、自宅介護中。
さて、少しさかのぼりまして金曜日のこと。
母はデイケア……の予定でしたが、病院へ。
先々週まで入院していた病院で診察を受けました。
前日の朝からまた脈が120台に
まだ体力が戻っていない母は長時間座っていると疲れます。
時間がかかる受診は本人には負担がかかるだろうなあ、とは思いましたが
連休があるので、念のために診察してもらうことにしました。
介護タクシーの予約が取れたのは幸いでした
9時ちょっと過ぎに受付。
予約は10時半……これでも早い方かな?
待合スペースで看護師さんが脈を測ると、少し下がっているよう?
朝、血圧計とパルスオキシメーターで測ろうとしたのですが、うまく拾えなくてイマイチ正確な数字がわかりませんでした。
診察前に「心電図とレントゲン撮影を」ということで館内を移動。
かかりつけの小さい医院と違って、検査室までは遠い……
母は車いすだからいいけど、杖で歩いているお年寄りは大変だろうなあ
着いてみると、意外にもほとんど待つことなく検査が受けられました。
結局、10時半の予約でしたが、かなり押していて診察室に入ったのは11時20分……
この病院、デカいんでサクサク3分くらいの診察時間かと思ったら、けっこうみっちり丁寧そう。
待つのは大変だけど、受診する側としたらしっかり聞いて話をしてくれる方がありがたい。
で。診察した医師の説明としては。
○今の脈拍は120回/分。でもレントゲンの写真はキレイで悪い状態ではない
○心電図も乱れはあるが、前回の入院時と比べるとまだそこまでは悪化していない
○服薬もじゅうぶん強い薬を処方されているので、現段階では他に投薬するものはない
そして。
○頻拍や心不全が起こる頻度が高いようであれば、再度手術を検討してみてはどうか
この病院で、母がカテーテルアブレーション治療(心筋焼灼術)を受けたのは2016年秋。
心房細動の治療のための手術です。
心房細動について
不整脈の一種で、心房が痙攣するように小刻みに動く症状が表れる病気です。
心臓が正常なリズムで収縮できなくなると、血液を送り出す力が弱まり心臓内に血液がよどみ、そのことで血のかたまりが出来やすくなります。
カテーテルアブレーションについて
心臓は、電気信号によってポンプのように収縮と拡張を繰り返して動いています。
電気を発生させる部分と心臓内に張り巡らされた電気の回路があり、電気が流れることによって心臓を刺激し、拍動しています。
頻拍などの不整脈は、電気信号が回路をぐるぐる回ることなどによって起こります。
回路の一部を焼いて異常な電気信号を遮断することなどによって不整脈が起こらないようにする手術がカテーテルアブレーションです。
これまで、何度かこの病院で頻脈や心不全の処置をしてもらった際には「高齢なので手術は難しい」と言われてきました。
ですが今回の医師は、家族の方で「手術をしたい」という意志が強いなら、手術担当の医師の診察予約を取りますよ、と提案してくれたわけです。
とりあえずこの日は予約は取らずに、当初から予約が入っていた月末の診察時までに家族で話し合ってくる、ということになりました
月末のは退院後の経過を診るための診察
結局、この日の診察は……
特になにも処置することなし。
脈が160とか170回/分くらいが半日ほど続くようなら再度連絡を。
という、肩すかしな結果になりました
手術かあ……
う~ん。微妙。
一応かかりつけ医に相談してみますが。
率先して手術をして。
万が一、また血栓が飛んで脳梗塞になったら目も当てられないからなあ。
前回の脳梗塞もやはり心原性脳塞栓症で、このときは不可抗力といえるけど……
望んで行った手術で再度脳梗塞になったら夢見が悪すぎる
とりあえず、月末までに答えを出さないとなりません。
ちなみに、母の頻脈は丸4日続いたあと戻りました