今更ですが、1ヶ月くらい前にオンラインでお彼岸の法要をしました。
今回はお試しで合同法要を無料で利用させていただきました。
いつもお世話になっている「スマ坊さん」です。
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9/22に1日に4回法要時刻が設定されていて、都合の良い回を選んで参列する形でした。
今回はiPadで参列。
時間になったら再生ボタンクリックで読経動画が再生されるシステムでした。
30分ほどの動画で、20分ほどの読経を終えるとお坊さんがこちらに向き直って法話をしてくださいました。
今回、法話で印象に残ったことは、
・自力と他力について
・彼岸(極楽浄土)は再会の場であるということ
でした。
他力というのは、仏教では「仏様の力によって極楽浄土に導いてもらう」ということであり、あくまでも「行を積む=自力」を果たした上で仏様に頭を下げて導いていただくことを言うのだと初めて知りました。
理想郷にたどり着くには決して「他力本願」だけではダメで、自力で厳しい修行に耐えベストを尽くしたうえで仏様に頼るという順序を踏む必要があるということです。
これは現実の世界でも言えることで、基本的にまず自分で最善を尽くしていると不思議と物事が良い方に転がる流れができてくるものだと常々感じています。
何もしなければ良いも悪いも何も起こり得ません。
そしてたどり着く彼岸=極楽浄土は命が尽きたあともまた会える場所であるという考え方は、ある意味希望であり安心感を与えてくれるものです。
信仰や精神世界の分野に依存すると色々と問題ができてくるわけですが、何事もバランスが大事であり、現実的な世界を泥くさく生きていく中で神仏に祈る時間を作って大きな流れの中で生き方を考えてみるのもそれはそれで良いのではないでしょうか。
最近特にコロナ禍であまり気軽に外出できない中で、僧侶という職業の方のお話をオンラインで聞くことができ、多忙なリアル生活の中のオアシスを見た気分になりました。
感染症を避けたい、多忙で寺に行けない、足腰が不安など理由を問わずオンラインでの法要は私はアリだと思います。
神仏に祈る気持ちが多少でもあれば手段は何でもいいのではないでしょうか。
色々な考え方があるのでしょうが、ご利益ばかり求めて「他力」をひたすらに期待するのではなく、自分の心の内を振り返る時間を持つことが神仏に祈ることではないかなと私は思っています。
ご利益ご利益とお参りしまくっていると本来の仏教の考え方から外れていき、自分にご利益をもたらしてくれるならばその相手が神仏でなくても構わなくなってしまうのではないでしょうか。
金儲けをさせてくれさえすればマルチだろうがよく分からない組織だろうが何でもいいという風潮がコロナ禍において散見され、余計にそういうことを考えてしまいます。
お金はもちろん大事です。
しかし、お金に対する姿勢はもっと大事です。
会社の行く末は経営者の経済観念次第、個人事業主はなおさらです。
青山容子税理士事務所 - クラウド会計・相続専門の女性税理士。エア記帳を推進中。