11月13日 小樽 南防波堤は帰りが辛い
「さーて、本日はJagaimoジム所属の男爵芋太郎とOTARUジム所属のボーハ・ティの世紀の一戦です!!」
「解説はわたくしキタ アカリと5階級制覇の伝説(レジェンド)ビシ・ソワーズさんでお送りします。」
キタ「ビシさん、今日の2人の試合どうご覧になりますか?」
ビシ「そうでござんすねー。男爵選手は減量失敗で防波堤歩く段階で息切れしてるのが気になるでござんすねー。それに比べてティ選手はいつも通り調整出来ているようでござんすねー」
キタ「そうですか、男爵選手は最近敗戦が続いているので頑張って欲しいですね!
あ、そろそろ試合が始まりそうです!」
試合開始 カーン!!
キタ「おっーと、男爵選手前に出た!挑戦者らしく攻めに出るようですね。ジャブ、ジャブ、ジャブ!
とりあえず5本の投げ竿を四方へ投げ入れたー!これはカレイやカジカ狙いでしょうか!?」
ビシ「すぐに竿先の鈴が鳴りましたでござんすねー。いい入りでござんすよー」
キタ「男爵選手チャンスです!おっ!右ストレートだぁ〜大きく合わせた〜」
グン ググン …ピタ
ビシ「これは根掛かりでござんすねー。さすがティ選手、防御には定評があります」
キタ「男爵選手、カウンターでボディに一発もらってしまったー!でもまだダメージはそれほど無いようです」
ビシ「また鈴が鳴りましたねぇ、男爵選手このまま攻め続けていいと思うでござんす」
キタ「キター!男爵芋太郎のヒトデパンチ!にしても小さっ!4センチくらいでしょうか」
ビシ「これはティ選手に全くダメージ無いでござんすね。」
キタ「ティ選手、ここもしっかり得意の暴風フックでボディに入れてきましたね。」
ビシ「このボディは後々効いてきますでござんすよ〜。あっ鼻から水が出ているでござんすね。止まらなかったらTKO負けもあるでござんすよー」
キタ「ここで男爵選手、ガードを下げてジグを投げ始めました!フルでの戦いは難しいので短期戦狙いでしょうか!?」
パンっ!パンっ!パンっ!
キタ「サバが当たり始めました!ガードを下げた分パンチのスピードが上がったようです‼︎」
ビシ「いいでござんすねー、ここで大きいのが一発入ればわかりませんよー。でもティ選手も暴風ボディと高波アッパーの連打でござんすー」
キタ「男爵選手、倒しきれるでしょうか?暴風ボディで投げ竿の鈴も鳴っているのかどうかわかりません」
シュッ シュッ パン!
ビシ「男爵選手は最近この微妙なサイズのアブラコストレートが多いでござんすねー」
キタ「そうですね〜もう少しなんですけどねぇ。」
カンカンカーン
キタ「あー!審判が試合を止めました!やはり男爵選手の鼻の水でしょうか!?
かなり出てますねぇ、両鼻から垂れてます!鼻も真っ赤です!」
ビシ「仕方ないでござんすねー。このままいくと選手生命が危ぶまれるでござんすからね」
キタ「男爵選手悔しそうですね〜、ワークマンで防寒着買って打たれ強くなったと定評があっただけに残念です!」
※※※翌日※※※
キタ「男爵選手、昨日の試合を振り返って今の気持ちを」
男爵「帰りに買った1匹80円の生さんまがとっても美味しかったです」