ただのしがない看護師の世迷言

都内大学病院に勤務している救命看護師が勝手に発します。学んだことのアウトプットや疑問のなげかけ、論文の紹介などしようと思います。もちろん自分の考えや知識が間違っていることもありますし、論文の紹介などは誤訳・意訳もあると思います。著者の原意を損なっていることもあるかもしれないので、鵜呑みにせずに原文を必ず参照し、間違いがある場合はご指摘いただくとありがたいです。なお、抄録内容の著作権については、当然、当該英語論文の著作者に帰属します。どうぞよろしくお願いします。

【学会】10/5第21回日本救急看護学会

お久しぶりです。

最近仕事も休みも忙しく、投稿する時間を作れませんでした・・・

 

10月5日日本救急看護学会の学術集会というものに参加してきました。

 

f:id:masao0730:20191009124404j:image

 

実は恥ずかしながら、学会参加ということが人生初・・・

ということでドキドキ。

 

感想としては、良い学びにはなりました。

色んな人に触れるいい機会なのかなと思います。

それにしても質的研究の多さよ。

自分は量的研究の方が好きなので、全部聞いたわけではありませんが一般演題(口演)ではあまりピンとこなかったですね。

 

以下順で回りました。・は感想です。

 

①せん妄管理における危機管理~J-PAD&PADISガイドラインの視点から~

  •  J-PAD・PADISガイドラインの認識を深められました。痛みという概念をもう少し考え直さなきゃいけないようです。Total Pain、とても重要です。

②一般演題(口演):重症患者看護

  • やはり質的研究、ピンと来ない。テーマは気になるものはありました。摂食嚥下に関する演題ではいろいろ考えさせられました。当病棟は嚥下に関する認識は甘いので(医師・看護師ともに)、嚥下や食形態に関するプロトコールを作りたいなー、とおもいました。きっといつか作成して研究すると思います。自己抜管に関する講演では身体拘束の限界を訴えていました。確かに身体拘束は自己抜管を完全には予防しないけど、演題ではそれ以外の具体的な提案はありませんでしたね。

③看護実践のためのエコーを用いた身体診察

  • 看護師がエコーを使用する時代は来るのでしょうか?日本医師会のスタンス的に、難しいところもありそうですが・・・(NursePractitionerを認めていない点から)。ただ、自分としてはエコーの勉強しようと思ました。Point Of Care Ultra Sound:POCUSは覚えてもよさそうです。循環血液量の評価や気管・膀胱の評価、血管確保の際に使用できるとよいです。

f:id:masao0730:20191009124627j:image

 

④目は口ほどに物をいう!?意識障害患者のフィジカルアセスメントのコツ

  • 演者の脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の方、キャラクターが強烈でしたが口演上手だなと思いました。内容は、正直教科書みればよいところが多かったので、自分はあれでしたが、話す内容が面白いので楽しかったです。

⑤ファーストエイド、その根拠に迫る!

  • 創傷処置、溺水、妊産婦の蘇生、誤飲。この辺りを聞きました。この日の一番の学びは、妊産婦のCPRは用手的に子宮作法転移を行う必要があるということ。体やベッドを傾けての左方転移はCPRの質が低下するとのこと。

 

これからどんどん学会に参加したいと思いました。

自分は来年6月のクリティカルケア看護学会での演題発表を目指しているため、いろいろ教えてください。

 

当ブログ、できれば1~3日に一回くらいは投稿したいですね。

 

では、また。

f:id:masao0730:20191009124607j:image

 

(引用・参考元)

 

↓応援お願いします。


看護師ランキング