疲労困憊の後、心はほっこり
昨日は、オレゴンとアイダホの州境にある町、オンタリオ(Ontario)からコロンビア渓谷沿いの町、ザ・ダルス(The Dalles)まで運転しました。
これまでのロードトリップは、いつも天候に恵まれていたんですが、今回は雨と強風の中、ずっと運転することに・・・
こういう悪天候の中を運転するのは、神経使うので、やっぱりいつも以上にくたびれます。
急なカーブが連続する10マイル(19キロ)の登り坂では、どしゃ降り、強風の中、運転。
路面にたまった水のところへ来ると、タイヤを取られて、車がぶれるので、ヒヤヒヤものです。
プラス、図体の大きなトレーラーもいて、その近くや後ろにいると、ものすごい水しぶきが飛んでくるので、これを避けながらのドライブ。
難関の10マイルを乗り切ったら、今度はそれまで以上の激しい突風。
車が左からくる強風に押されて、右にずれるので、油断できません。
トイレ休憩に停まったレストエリアでは、駐車しているにも関わらず、車が強風で揺れるのには、仰天・・・!
お天気情報では、「強風で、ハロウィンの飾りつけを始め、しっかり固定されていないものが飛んでくる可能性があるから注意」ってあったので、硬いモノが飛んでこないことを祈るのみ。
だって、選べないし、飛んで来たものを急に避けるともっと危ないだろうから、受けるしかないし・・・
幸い、飛んできて車にぶつかったのは、枯れた植物のかたまり、だけで、よかったです。
いつもより短い走行距離で、いつもの倍くらいくたびれて、ホテルにチェックイン。
バスタブにお湯をはって、お風呂に入って、元気を取り戻したので、友達が薦めてくれたレストランに晩御飯を食べに行きました。
これが、予想をはるかに超える大当たり!
歴史ある建物、ユニークな内装、かっこいい年配バーテンダーの女性と親切なウェイトレスさん、そしてびっくりするほど美味しい料理!
こんな辺鄙な場所(失礼)に、こんないいお店があったなんて、ほんとうに驚きました。
私のテーブルの横には、大人数の年配グループがにぎやかに食事していて、観光客なのか地元の人なのか、と思ってたら、地元でした。
しかも、そのうちのカップルは1983年からずっと日本人の交換留学プログラムに関わっていると!縁は異なもの味なもの、っていうけど、ほんとです。
しばらく楽しくおしゃべりした後、皆さん、帰ってゆきました。
彼らの会食が終わる前、思い思いに自分の席を立って、離れたところに座っている人に声をかけたり、車いすの人の手助けをしたり、私に向かって笑いかけてくれたり・・・
なんだか日本の宴会のお開き前を思い出しました。
こういうところに、国境はないのかも・・・と感じた、心がほっこりする夜でした。
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