これは、過去のお話です。
急性骨髄性白血病を患った父の最期までを書いています。
2014年6月16日 am0:00より
今日は、日曜ですよね……頭がクラクラ~^^;
昨日、「明日も来てくれ」という父のところに行きました。
10時半に家を出て、実家で母を乗せて、病院の近くで昼食を済ませ、父の病院へ。
病室に「来たよ~」と入っていくと???
なんか様子がおかしい。
父、手もあげなければ、返事もしない。息は荒いし、目をうっすら開けたけど、焦点があってない。
なに、これ!って、慌てて、病室のドア開けて、すぐ目の前がナースステーションなので、声をかけた。(病室に入るのにビニールのエプロン・てぶくろ・マスクをしなくちゃならなくて、出るには、全て外して捨て、また新しいのを着ないと入れないから、出れない)
そしたら、朝の5時ごろから熱が出て、解熱剤を2本したんだけど、熱が下がらないとのこと。
とりあえずドア閉めて、父に声をかける。
「おじいちゃん! おじいちゃん!」
でも返答なし。
私と母が病院に着いたのが1時くらい。熱で朦朧としているのかなと、思ったんですが、何度呼んでも返事がなく、息が荒くなる一方で……怖くなって、看護師さん呼んで。
それからがバタバタでした。
看護師さんが来て、血圧を測ったら上が70しかない。
お休みだった担当のお医者様がすぐに来てくださって……すぐに相談室に母と私、呼ばれました。
急性骨髄性白血病と診断され、入院後、1クールの抗がん剤が終わらないうちに、感染症(多剤耐性黄色ブドウ球菌)に感染して、クリーンルームから別室に移された後、お医者様からお話は1度聞きました。
でもこの時、相談室が開いていなくて、病室での説明だったので、病状の説明とあと病室を出る時、こそっとお医者様が万が一のことも考えてくださいって言ったのは覚えています。
その後は、発熱、解熱剤で下げ、の繰り返し。
で、昨日……詳しい血液検査の結果などをPCで説明されながらの話となりまして……
今回、発熱がなくなってきたので抗生剤を2日前くらいから止めたそうです。
その結果、今回の発熱。しかも血圧の急激な低下。意識もない状態に陥ったとのこと。
感染菌ははっきりしないけど、抗生剤を止めたことと、1クールの抗がん剤で白血球数が下がったままでなかなか思うように上がらなかったことが原因。
敗血症の状態であること。
根本的な白血病の検査の詳しい結果も出ていたんだけど、それが思っていたよりタチが悪いことが判明。
染色体って、2つ1組のものが22組44本と性染色体XYの組み合わせが1組2つの合計46本でヒトって成り立っているんですが、その染色体がぐちゃぐちゃの状態だって言うんです。
PCの画面を見て、説明してくれましたが、3本1組になっていたり、1本しかなく組になっていなかったりと、めちゃくちゃ……長さ形もめちゃくちゃ……
それに芽球30%だったか……この辺りに来るともう頭の中がパニックになってて……よくは覚えていないんだけど……よくない数値でした。
で、血圧上が60、熱41度……
ひと月も食事をとっていないし……
この状況では、あと数時間かもしれない。会わせたい人がいたら、早急に会わせてくださいって。
あと、万が一の場合、延命措置(機械をつけたり、心臓マッサージをしたり)をとるか、とらないか、聞かれました。
母は、もうなにもしなくていいって。私、頭が混乱してて、どうにか助かる方法はないのって感じで……少しでも長くってことしかなくて、心臓マッサージくらいしてほしいって言ったんですけど、それって、肋骨とか折れるんですってね。知らなかった。
延命措置をしたとしても本人が苦しむことになることが多いと。
それじゃ、しないでほしいっ……
お医者様のほうでは、家族で意見が分かれると困るので、意見をまとめてくださいと。
結局、延命措置はとらないことにしました。
お医者様が説明してくれたこと、延命措置はとらないこと等をPCで確認しながら打ち、印刷して、お医者様とひとり話を一緒に聞いていた看護師さんと母がサイン。
そのお話のあと、とにかく急いで私は携帯から親戚に連絡。でもこういうときに限って連絡がつかなかったりで、何度も連絡していられないので、誰かにつながったら、連絡のつかない人に連絡お願いして、病室へ。
父は、意識もなく、いくら呼んでも返事をしてくれない。
このまま死んじゃうって本気で思いました。
看護師さんが今夜から付き添いしてくださいとのことで、私と母が付き添いで泊まることに。
夕方頃に、バタバタと親戚の人たちが会いに来てくれて……でも父は、朦朧としたまま。
それでも一時意識があるのかと思うような感じで、コクンコクンと小さく首を動かしたり、うっすら目をあけたり(焦点があっていませんでしたけど)……
みんなが帰ってひと段落……母とふたり、椅子に座って一晩を過ごすことに。(付き添いのベッドは業者さんに頼むので朝頼まないと無理なんだそうです)
それまでは、病室に1つの椅子しか入れてもらえませんでした。感染症の関係で。
でもふたり付き添うということで、椅子を2つにしてくれました。
弟が来たので、その間に母と近くのコンビニで買ってきたお弁当を食べ……
何時頃だったでしょうか……もう時間の感覚もなかったんですが、父「俺、なにかやったのか?」って言ったんです。
それまで眼球がちろちろと動いていたのに、焦点もあって、ちゃんと私を見てる。
なにかじゃないよ、まったくもぉ~~~って感じで。
「わかる? ちゃんとわかる?」って。
意識がまだ朦朧とはしているような感じでしたけど、わかっているようで。
1時間おきに計っていた血圧は70から上がりませんでしたけど、熱は下がってきていたんですよね。
もうそのあとは、徐々に意識がはっきりしてきて、何度も「俺、なにかしたのか?」って聞く次第^^;
意識なくなって、周りで大騒ぎして、会いに来てくれたりしてたんだよって話しても、「わかんない」と。
まぁ、そりゃそうですよね^^;
そして結局、意識が戻ってから、寝ない。震える手をふらふらさせて、それを握ってやったり、話しかけたりで、外は白々と……
その頃には、意識は完全にしっかりしてきて、でも「俺、なにかやったのか?」と言った時から前の記憶はなく……○○とか来たよって話しても「わからない」
朝、9時くらいでしょうか、お医者様がまた来てくれて、血圧は70から上がらないので、意識は回復したけど、まだどうなるかわからないと。
弟は夜帰ったんですが、朝、母を迎えに来て、お風呂に入って着替えて、また家の近くのおばたちを乗せてきて、今日は遠方の親類が駆け付け……その頃には、意識は戻っていて、本人はなんなんだ?状態--;
私は病院から駅への道とかわからないので、弟に、駅へ送る人と自宅に近い親類の人たちを送ってもらい、そのまま帰ってもらって。
私は、意識がはっきりして、今度はわがままばかり言ってる父が大きい壁にかけて見える時計が欲しいんだと言って聞かないため、歩いてあちこち探し回り、やっと見つけた抱えるような大きな丸い時計を買って、病院に戻り……当たり前だけど、たまたま病室にいた看護師さんにそれを壁にかけてくれなんて言う父に看護師さんが壁には掛けられないと言われ……時計が入っていた箱にすぽっとはめて、水道のところの鏡の前に立て懸けることにして……くたくたの中、しかも炎天下の中、歩いて、やっと探してきた時計、もう文句は言わせない!
「もうここで我慢しなさい!」
散々心配かけといて、意識が戻ったら、わがままばかり、言うこと聞かない!
ほんと、困ったさんで^^;
時計を置いて、今夜は母とおば(母の妹)がとまってくれるというので、帰ってきました。
本当は、私一度帰ってきたら、夜また行く予定だったんだけど、弱っちい私を心配して、私はとにかく今夜は帰れといわれ……
で、病室を出て、駐車場に行く途中、ふくらはぎが……うっ、なんかツルかも……いて、いてて……でもなんとか車にたどり着かないとって、必死で歩いて車に乗った途端、両足ふくらはぎツリまして、身体よじって、うぎゃ~~~><
運転どころじゃない。
車に常時乗せている冷えピタぺたぺた張って、おさまってくれ~~~と祈りつつ、息子に携帯で連絡を入れ。メールのやりとりをしているうちになんとかおさまり、とろとろ、のろのろと帰ってきました。
途中、お弁当を買って……今夜は息子と二人なので^^;
明日、おばは早く帰ってしまうので、朝出掛けなくちゃ。
でも、ドレスも終わらせなくちゃ。
お医者様は、落ち着いたように見えても、予断を許せない状況なので、誰か泊まるようにって言ってる状態なので、いつどうなるかわからない。
なので昨夜、病院で寝てないけど、帰ってきても寝てる場合じゃなく……仕事、ベビーちゃん、生まれる前にお客様にとどけなくちゃならないんだもん。
というわけで、まだまだ寝れません。
父の洗濯物しながら、息子のお弁当作りながら、縫い縫いしちゃいます。
なにがなんでもやらなきゃならないこと、しちゃわなくちゃぁ~~~
あぁ~~~
って、ブログ書いてる時間、縫えばいいのに^^;
でもすぐ書いとかないと忘れちゃうから……また、書けなくなっちゃうから^^;
さて、乾燥機回ってるうちに縫うぞぉ~~~
……
三途の川に片足つっこんだって、朝、お医者様に言われてた父、ま~ったく、ケロリとしたもので、わかってないから、もう嫌になっちゃう^^;
だけど、血圧が120まで上がったようで、血圧をあげる薬、目一杯投与できる量になってたんですが、帰る頃には少し減らされてました。
持ち直すかな……でも、根本的な白血病は治りません。もう無理だそうです。
いつまたこんな状況になるかわかりません。
病院にお泊まりも母と交代で行くしかないかな。
できるだけのこと、もうするしかないですもんね。