ツレがうつになりまして。【細川貂々】の感想と起業へのヒントとは?

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2019 08 02 10h36 22 - ツレがうつになりまして。【細川貂々】の感想と起業へのヒントとは?
ふくネコ

この記事では細川貂々さんのコミック「ツレがうつになりまして。」について語るわよ!
「ツレうつ」はコミックがシリーズ化しただけじゃなくて映画化までした人気作品なの。
その人気の秘密と起業との関連って…?

「ツレがうつなりまして。」とは、細川貂々さんが2006年3月に出版したコミックエッセイ。

当時はまだうつ病の存在がそれほど世間に認められていなかったと思うのよね。

もちろん、うつ病という病名は存在していたし、ある程度認知はされていたけど「うつ病で仕事を休む」とか「うつ病で学校に行かれない」というのは「甘えている」「怠け病だ」と言われた時代だったように思う。

要するに「気持ちの問題」と言われてしまって、どんなにツラくても病院に行くことが悪いことにように言われてたのよね。

でも「ツレうつ」がベストセラーになって映画化までされる頃には、うつ病も市民権を得たっていうのかしら?

精神科に通院することがそれほど恥ずかしいことじゃなくなって来たなって思うわね。

「ツレうつ」が出版されて話題になって、増刷されるこてになって…その後、コミックは第二弾、第三弾まで出版されたの。

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2冊目に「その後のツレがうつになりまして。」はツレさんが体験したうつ病についてのアレコレや最終的に会社を起業したことなどが綴れているわ。

1冊目に描き切れなかったことが描かれてるって感じかな。

そして3冊目の「7年目のツレがうつになりまして。」では「ツレうつ」ですっかり有名人になってしまった貂々さんとツレさんに仕事が来るお話。

うつ病についての相談もたくさん寄せられたそうだけど「ツレうつ」の大ヒットで作品がドラマ化したり映画化したりという展開に…!

そして貂々さんが妊娠と出産を体験。

仕事も家庭も激動の時を迎えているという感じだけど、うつ病になったツレさんの7年後の姿が興味深く描かれているわね。

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このコミックは単に「旦那さんがうつ病になってから治るまでの体験記」というだけじゃなく、家族がうつ病を発症した時の対処法やうつ病を体験した人でも起業することができるって話でもあるの。

起業のヒントも詰まっているから、興味のある人は一度読んでみるといいんじゃいかしら?

ツレがうつになりまして。【細川貂々】の私の感想を本音で語る!

正直ね、書店でこの本を最初に手にした時、鮮やかなオレンジ色の表紙が目についたからなの。

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それまでに「ツレうつ」のことは新聞広告でその存在を知っていたから「これがその実物が~」くらいの気持ちだったんだけど、書店では平積みされてるし購入者も多かったから私もつられて買ったワケ。

最初に中身を見た時は「簡単な絵だわ~」って思ったけど、貂々さんのあまりにもぐうたらな性格と、生真面目過ぎるツレさんの性格の対比が面白くて。

それにうつ病という病気があまりにも興味深くてどんどん読み進めちゃったのよ。

貂々さんの絵には好みもあると思うけど、この可愛らしい絵とは裏腹に内容は結構ヘビーなとこもあるわね。

うつ病の人が読んだら共感できるところも多いと思うし、うつ病に罹った人を家族に持つ人は貂々さんに共感できるところもあると思う。

今はうつ病についての専門書もたくさん出版されていると思うけど、重い内容だからこそサラリと読める「ツレうつ」が丁度いいのかもって思うわ。

「その後のツレうつ」については、貂々さんが描き足りなかったところを描いたんでしょうけど、読者としてももっと知りたかった部分だからこちらも読んで損は無いと思う。

うつ病は再発しやすい病気ということを知っておいた方がいいし、完治したと言われても以前とは微妙に性格が変わってしまうこともあるの。

長い付き合いになってしまう人もいるけど、上手に折り合いをつけていくヒントが描かれていると思うわ。

「7年目のツレうつ」は作品がメディア化されていく過程や、ツレさんがうつ病であることを公表したことで受けたうつ病の相談話などが描かれているの。

ぐうたらだった貂々さんがメディア化されることで「ツレうつ」が美化され過ぎないように奮闘する姿を見ていると、うつ病は周りの人にも影響を与えるんだな~って感じるわね。

家族にうつ病の人がいると、どうしても気持ちって暗い方へ引きずられちゃうんだけど、敢えて明るく振る舞うことで病気を跳ね返す力になるの。

私もまさかこのコミックを読んでから数年後に、家族に躁うつ病とうつ病患者が出るとは思わなかったわ。

みんな「まさか自分が…」「まさか自分の家族がうつ病なんて…」って思ってるのよ。

でも、誰が罹っても不思議じゃない病気だから、このシリーズは読んでおいたらいいかもしれないわね。

コミックなら読みやすいし記憶にも残りやすいから。

私は今でもこのシリーズを時々読み返すし、貂々さんの学生時代から漫画家になるまでのコミックエッセイも読んでいるの。

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「どーすんの?私」と「またまたどーすんの?私」という2冊だけど、あまりのぐうたらさに最初はびっくりしたものよ。

でも、世の中にはこういう人もいるんだ、こういう人でも成功することができるんだ、と思える内容よ。

興味があったら読んでみてね。

ツレがうつになりまして。【細川貂々】に見る起業へのヒントとは?

貂々さんはスーパーサラリーマンのツレさんがいたから、売れない漫画家でぐうたらな生活をしていたけど、ツレさんがうつ病になってしまい会社を辞めたことでいきなり家計を背負うことになったの。

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自分にロクな稼ぎが無いと分かっているのに「会社に行くのがツライ」というツレさんに「今すぐ会社を辞めなさい」と言えた度胸はスゴイと思う。

それからは俄然やる気を出して仕事を取ろうと奮闘したり、つい暗い方へ考えが行きがちなツレさんを明るく励ましたりするわけなのよ。

うつ病をテーマにした体験記をコミックエッセイにしたい!という強い熱意があったからこそ、このコミックは売れたんでしょうね。

それにつられるようにしてツレさんが貂々さんの確定申告をするようになって、そこから貂々さんの漫画を管理する会社を立ち上げるまでに至ったわけです。

ツレさん会社を辞めてから専業主夫をしていたから、貂々さんにしたらそれだけでも助かっていたと思うんだけどね。

本人がやりたいと思ったんだし、ワクワクできることだから頑張れたんでしょうけど。

元々、ツレさんという人は勉強することが大好きだから、起業の仕方も図書館で調べたんだそうよ。

まぁ、貂々さんという漫画家の奥様がいたからこそできた起業だけど、それでも自分の病気をテーマにしたコミックが売れたわけだし、夫婦の共同作業って感じよね。

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でも、うつ病に罹ったから外で働けない…と思う人がいたら、アイデア次第では起業して自宅で働くっていう手段もあるということを忘れないで欲しいわ。

漫画かの奥さんがいなくても、自分自身のツラかった体験というのは誰かの助けになることもあるの。

もちろんうつ病以外の体験だってそうよ。

その体験はあなただけの財産だから、活かす方法ってあるものよ。

私はよく「得意なこと、好きなことをブログにして稼いで起業する」って話しているけど「ツラかったこと、大変だったこと」というのも同じなの。

現在進行形で悩んでいることだっていいのよ。

ブログを作ることはリスクはゼロだから失敗を恐れる心配もいらないの。

2019 08 02 10h36 34 - ツレがうつになりまして。【細川貂々】の感想と起業へのヒントとは?
ふくネコ

まずはほんの一歩、踏み出してみることが大事よ!

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