例年11月下旬頃から凍り始める滝壺は、どのようにしてあの巨大氷の壺へと成長して行くのだろうか?
初期の段階では、流れ落ちて四方八方へ広がった飛沫が蓮の葉状に広がり周囲が盛り上がり、滝の水が一方向から流れ出ているのが分かる。ここに大量の雪が積もり、飛沫と雪がミックスされどんどん成長していくのだ。今回はその土台となる蓮の葉状の氷のテーブルの様子が良く確認出来た。そして3月までには高さ50m近くにまで成長するのだ。今年は気候変動による被害が各地を襲ったが、やがてこの奇跡の造形も見ることが出来なくなってしまうのではないかと心配だ。