先日、潰瘍性大腸炎と

膵臓の炎症について

コメントいただいた時に

 

 

 

ちょっと思い出したので

それを書こうと思います。

 

 

 

私自身は、胃腸の炎症と

血糖値については、関係が深いのでは?と

以前からお話ししているのですが

 

 

 

膵臓と血糖値も関連しており

論文などを読んでいると

 

 

 

潰瘍性大腸炎の方で

膵臓関係の病気を

 

 

同時に発症してしまう人が

多いという話もあるようですので、

 

 

 

IBDの人にも関係する話かと思い

書いてみます。

 

 

 

■ 16歳の高校生なのに膵炎発症?! ■

 

 

 

私が、高校で先生をしていた頃に

とても、私になついていた

物腰の柔らかい男子高校生がいました。

 

 

 

彼は、独特の雰囲気を持っていて

 

 

 

低くて囁くような声で常に話す

16歳にしてはかなり落ち着いている

雰囲気のある男の子でした。

 

 

 

2人でよく、サブカチャー的な

話をしたものです。

 

 

 

厨二病仲間?というやつですw

 

 

 

 

常に左目は、

長い前髪で覆われていて

 

 

片目しか決して見せないんですよね

 

 

 

そんな、個性的な

感じの男子でした。

 

 

 

 

今思えば、

あの囁くような話し方や

大人しい独特の雰囲気には

 

 

 

理由があったんだなと、

 

 

 

 

思いました。

 

 

 

 

 

ある日、その男子から

 

 

『俺は、病気を持っているんだよー』

と言われました。

 

 

 

 

何やら、膵臓が悪いとのこと

 

 

 

 

 

膵臓といえば、

お酒を飲む人に多い病気で

大人の病気のイメージでしたので

 

 

 

 

16歳のまだ若い男子が

そのような病気と

縁があるなんて

 

 

 

一体、どんな食生活を

しているのだろう?と

 

 

 

 

ある意味、

興味を持ったものです。

 

 

 

 

 

もちろん、16歳ですし

お酒などは、全く飲んでいないと

言ってましたし

 

 

 

 

体格も、普通で

太っても痩せてもいない

 

 

 

ごく普通の男子でした

 

 

 

 

 

ある日、 廊下で

彼を見かけたのですが

 

 

 

 

アルミホイルで

包んだ、大きなおにぎりを

左手に持って

 

 

 

私に『先生〜』と

挨拶してきました。

 

 

 

 

私 『 おお、お昼ご飯? 』

 

 

 

と聞くと

 

 

生徒 『そう! 俺いつも、昼はこれだけなんだ 』

 

 

 

 

と、よく見てみると

 

 

 

それは、真っ白な白米を

ボール状に、ただ握っただけの

 

 

 

塩むすびならぬ

 

 

 

 

ただの、

ご飯でできた

大きな玉だったのです。

 

 

 

 

私 『 ええ? 白いご飯だけなの?』

 

 

 

 

 

生徒 『 そうだよ〜 』

 

 

 

 

 

 

このような、三角ではなかったですね

 

 

ただの、もっと大きな

丸いご飯のボールでした。

 

 

 

本人曰く、塩味もしない

中に何も入っていない

ただのご飯だという事でした。

 

 

 

仕事で忙しいお母さんが

お弁当は作れないけれど、

 

 

 

せめて、おにぎりでも

持たせてあげたかったんでしょう。

 

 

 

 

 

食材の量、

 

 

食べた時間や、

そのあとの空腹時間の長さ

 

 

 

 

ストレスや、労働の状況

 

 

 

食べ合わせ、などによっても

 

 

 

 

 

血糖値の上昇下降具合って

全然、変わって来るんですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼が、朝ごはんを食べたかどうかは

知らないけれど

 

 

 

 

昼ごはんに、このおにぎり1つで

夕方の授業が終わるまで

 

 

 

 

 

他には、何も食べないで

過ごしていたんですね。

 

 

 

 

私は、もう瞬間的に 

『 膵臓が悪いのは、このせいなんじゃ?! 』

 

 

 

と思いました。

そして、彼に
 

 

 

『 昼ごはんを、白米だけにしてたら

    体を壊すから、やめてーw 』

 

 

と懇願しました。 笑

 

 

 

 

その後、

 

 

 

この白米ボールをやめたのを

きっかけに

 

 

 

 

 

彼は、みるみる元気になっていきまして   笑

 

 

あの囁くような喋り方も

 

 

普通に、通る大きな声に

変化してきまして

 

 

 

 

いつの間にか、病気も改善して

別人のように、

元気な男子に変身しました。

 

 

 

 

まあ、ある意味

 

 

 

あの独特の雰囲気のある

男子高校生は

どこに行ってしまったの?

 

 

と、そのくらい

キャラ変した

彼を見て

 

 

 

なんだか、寂しささえ

感じたほどです。 w

 

 

 

 

 

 

 

■ 腸を休ませているつもりが逆効果?! ■

 

 

 

 

 

潰瘍性大腸炎や、過敏性腸症候群の

人にとっては

 

 

 

 

ご飯を抜いたりして

内臓を、休ませる事は

良いと言われています。

 

 

 

でも、問題は

休めている間に

ちょっと食べる物

 

 

 

少量だけ食べる

その、食材選びに

気をつけないと

 

 

 

 

実は、逆効果で

病気が悪化する

事もあるんですよね。

 

 

 

 

 

例えば、お粥なんかは

 

 

病気の時に食べる

昔から、体に良いと言われている

典型的な、病人食です。

 

 

 

 

でも、空腹の時に

それだけを食べて

 

 

 

その後、ずっと何時間も

何も食べないでいれば、

 

 

 

炭水化物の単体食べは

低血糖の状態に

なりやすく

 

 

 

 

 

上に書いた

男子高校生のように

膵臓の病気を招く原因に

なりかねないという事です。

 

 

 

 

もちろん、血糖値スパイクは

胃腸にも悪いと言われています

 

 

 

 

 

自分が、 血糖値スパイクに

なりそうかどうか

 

 

 

 

感じ取れるのが

一番だと思っています。

 

 

 

 

ただ単に、 食べる食材を

気にするだけではなく

 

 

上にも書きましたが

 

 

 

 

●一緒に食べる、食材の食べ合わせ

 

 

●ストレスや、仕事などの

 負担の状況

 

 

●食べる時間や、 食後の空腹時間の長さ、

 

 

●食べる速さ

 

 

 

 

なども、考慮しないといけないんですよね。

 

 

 

 

 

食材の、GI値 というのがありますが

 

ただ単純に、GI値の事だけを考えていると

 

 

実は、穴があるんですよ。

 

 

 

 

 

 

とりあえず、この話は、

きっと長くなるので

今日はやめておきます。

 

 

 

 

 

とりあえず、

炭水化物の単体食べは

 

 

 

 

 

 

 

ご注意くださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は、以上です。