刑務官から社会福祉士を目指すルート(高卒も可)

社会福祉士の実務経験として認められている刑務官という職種があります。
刑務官としての実務経験があれば、社会福祉士の資格を取得する際に実習免除となります。
また、大卒でなかったとしても養成施設の入学資格が与えられるので有利です。

もし高校生の方で刑務官としての仕事に興味があり、かつ、将来的に社会福祉士を目指してみたいという方がいたら、ここで紹介するルートはお勧めです。
もちろん大卒の方であっても刑務官を目指すことは可能です。

刑務官は国家公務員ですので、最初の収入は低くても経験によって確実に収入はあがりますし、なにより安定しています。

当面の課題は、採用試験に合格することになります。
しかし、刑務官として身を立てていきたいという意思が強ければ、一度や二度不採用となっても挑戦し続ければ合格する可能性はあるでしょう。

大卒の方であれば、一年程度の実務経験を積んだら、実習免除で養成施設に入って働きながら社会福祉士を目指すことも可能になります(民間福祉施設のように学校に行くことに難色を示されることもありません)。

高卒の方は、4年間実務の実務を経て養成施設に入学すれば社会福祉士を目指せます。

ただし、刑務官の仕事は、研修が多く、研修によって仕事の専門性を高める側面が強いので、採用間もないころは研修に集中し、実務になれたころに養成施設に入学するのがタイミング的にはよいでしょう。


刑務官として職務をまっとうするうえで社会福祉士の資格は必須ではありません。
あくまで公務員ですので、福祉に対する特別なこだわりがある場合は、資格取得が単なる自己啓発に終わる可能性もあります。

刑務官としての仕事と福祉の仕事の間には、一部相いれない側面があることに注意して社会福祉士なり、刑務官を目指すのがいいでしょう。

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ