※路上にハイビスカスが咲いている。沖スロを思い出してしまう。






1.旅は疲れる
11月頭から1週間ほど、療養も兼ねて家族で沖縄と石垣島に行ってきた。
石垣島は人生初。
石垣ではホテルの中にプライベートビーチがあって11月でもガンガン海に入れた。
人生初のジェットスキーにも乗った。
海水が冷たくて長居は出来なかったけど。
今回の旅行では色々と良い経験をさせてもらった。
小さい子二人を連れて外に出る大変さも、毎晩飲める楽しさも、全部含めて。
ただ、1週間の旅行は流石に長くて疲れた。
料理の味も少し合わなくて、味濃い外食ばかりでは人は満足できないことを悟った。
逆に旅行は1,2泊の方が色々と凝縮して楽しいじゃないかと思った次第である。
主体的にも短い時間の方が有意義に過ごそうと意識するだろうし。
それでも石垣の海は年に一度は行きたいな。



2.「燃やされた」首里城
到着前日に首里城が燃えるというニュースがあった。
鎮火したあとの城跡を見上げながらいろんな感情が湧き上がった。
5歳の時に初めて沖縄旅行に行ったときの家族写真にうつる堂々たる首里城。
大好きなケツメイシのアルバムの背景にいつもあった凛々しい首里城。
今はもう跡形もないのだ。
タクシーの運転手さん数人に首里城ニュースのことを聞いたがみんな一様に暗い表情をしていた。
それほど首里城は沖縄の人にとって精神的なシンボルだった。
霞ヶ関の手先が燃やしたなど仰る人もいたが、案外良い読み筋かもしれない。
ちなみに首里城はここ最近になって国営から県営になったみたいだ。
出火原因が漏電というのも胡散臭い。その映像も全く残っていないという。
工事業者も一部本土の人間が混ざってたみたいだ。
反対論者は燃やして何になるのか、と言うかもしれないが、それほど沖縄が蔑まれているということなのだ。
いち工事業者の輩が燃やしてもいいと思えるくらいに。
憲法を超越する日米地位協定により、国民が最も命の危険に晒されている地域だ。
7割が基地移設反対しようとも、今日も土砂が撒かれ工事は進む。
どこかで折り合いをつけたかのような仮初めの観光地で、非人間的な処遇を強いられている人たちがいる。
首里城が燃えたニュースは沢山のことを考えさせてくれた。

3.沖縄=戦争
僕の中で沖縄というのは「戦争」なのである。
過去の話ではなく今日現在にもつながる話である。
そう遠くない過去に島民の約4分の1の人たちが犠牲になった。
天災ではなく、人の手によってだ。
本土にはないガマ(洞窟)があり慰霊碑がある。
未だに遺骨が出るところもある。
この国が戦争というものを克服出来ていたなら、観光地として純粋に楽しめたのかもしれない。
しかし未だに戦争を美化し、沖縄を無視し続ける有様の前では、「沖縄」はまだまだ戦争を学ぶ地として記憶に刻み続けなければならないだろう。








※美ら海水族館。大阪人はジンベエザメでは驚かないのだ。






※ジェットスキー。気絶寸前の長男。







※海に入れた。冷たかったけど。






※酒を片手にこんな夕日が見れる日が来るとは。次は海外だな。まずは英語から。