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10. 東大生の浪人時代

東大生の浪人時代(10)~東大二次の入学試験成績公開!~

東大2次試験の2日目の朝も、1日目と同じ和食レストランで和定食を頂きました。トムは昨晩、予備校から発表された数学の回答速報を元に自己採点したところ、自分が5完半(全6問中5問以上を完全回答すること)できたと思う、と話していました。国語は40/80点くらい。

2日目の外国語(英語)と物理・化学(それぞれ60点満点X2科目=120点満点) は、暗記系の化学以外は大好物の科目なので、落ち着いてやれば大丈夫だろうと語っていました。東大受験の要となる数学で、9割近くを得点できたことは、トムの大きな安心材料となった筈です。

2日目は「英語」「物理・化学」

2日目も、ホテルにあらかじめ予約しておいた豪華な「合格弁当」を受け取ると、他の受験生達とともにホテルのシャトルバスに乗り込み、本郷キャンパスの試験会場へと出発して行きました。もうバスのそばで見送らない事にしたので、他の母親達からはうんと離れたロビーのガラスの内側に立って、遠くのトムの姿を目で追うにとどめました。外は小雪が舞っていて、いかにも寒そうでした。

トムのその無表情な様子からは、その心境を読み解くのは難しかったですが、後半戦を控えた緊張状態の中にいるようでした。トムを乗せたバスが発車するのを見送ると、私は客室に戻り、近くの美容院を検索してカラーリングの予約を入れました。忙しくて自分の事に構っていられなかった分、白髪が目立ち始めていました。そして荷物をまとめてトムと自分の二部屋分のチェックアウトを済ませ、荷物だけをホテルに預かってもらい、午前中は美容院でカラーとカットをしてもらいました。

初めて訪れた美容室で、若いスタイリストさんに髪を整えてもらいながら世間話をしていると、その美容室には東大生もたまに来るそうで、「最近は東大生もお洒落な人が増えたんですよねぇ~」と言うので、息子も今、東大入試の真っ最中なんですよ~」と伝えると、「じゃあこれからも来てくださいね。よければ息子さんにお渡しください」と言ってメンバーズカードを作ってくれました。カードには「合格されますように!」と、マジックで書かれています。合格すれば息子がそのカードを使って上客になるかもしれないし、なかなかに営業上手な美容室なのでした。

さてその後、ホテルに戻り、預けておいた荷物を受け取ると、そのままトムとの待ち合わせ場所である東京駅へ地下鉄で移動。 

東京駅の大丸百貨店(だったっけ?)のブティックで、トムの試験が終わるまで午後は買い物をして過ごしました。

ふらりと入ったとあるブティックの女性店員さんが、とてもお洒落で素敵だなぁと思っていると、ななななんと自分と同い年である事が判明!「お仕事帰りですか?」と聞かれるので、「受験生の息子の付き添いで名古屋から来ているんです」と言うと、その店員さんの息子さんもトムと同い年で、昨年大学受験を終了して今は都内で大学生活を謳歌しているという事がわかり、思わず受験生の親の苦労話で盛り上がってしまいました。最後はお互いに「わかるわぁ~😫」と言い合って、共感しあったのでした。

それにしても、自分の事に構っていられる時間も余裕もなく、はッと気づいたら同年齢の人より見た目年齢が高くなっている事に私は焦りました。今日で大学受験生の親をいったん卒業するのだという開放感も相まってか、シビラのワンピースをつい購入してしまいました。・・・結局そのワンピースは、トムの東大入学式に着ていくことになりました。

東大2次試験「英語」で失敗!? 

16時半の試験終了後、トムは待ち合わせの東京駅に来ました。待ち合わせ場所に向かってやってくるトムの表情を遠くから素早く確認するも、相変わらずの無表情。

「どうだった?」と思わず聞くと「…まぁ、できたと思うよ」 

早く自己採点したいので家に戻りたいというので、東京駅でお弁当を買って新幹線に乗り込みました。車中でお弁当を食べながら、自己採点をしていくうちに、トムが不穏な事を言い出しました。

「実は俺の受験した教室、リスニングの音質がヤバくて、よく聞き取れなかったんだ。英語しくったかな・・・」 

私は思わず箸が止まり、背筋が凍りました。しかし何を言ってももう後の祭りなので、

「気にしない気にしない。お弁当がまずくなるから今は自己採点やめたら?」と言いました。

結局、あとから送られてきた試験成績を確認すると、以下の通りでした。↓ ※本人の了解を得て掲載しております。

センターはラッキーセブン※これでも1次の足切りは十分クリアできます。

ところがやはり2次で得意の英語でコケてしまい、47%の得点率…苦手な国語と同率レベル(むしろ国語の方が上)でした; この危機を救ったのは、やはり数学(87%)と物・化(80%)でした。「芸は身をたすく」??です。 

しかもこの年だけ異様に難易度が上がり(または下がり)、合格者最低点が1年だけ急上昇しているのが分かります↓↓↓

トムは自己採点後、「理Ⅲのボーダーラインを超えたよ!」と豪語しておりましたが、この年以前であれば確かに合格最低点はクリアしているのでした。

 


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