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2. 東大生の幼児期

東大生の幼児期(7)~モノをねだる行為~

幼いお子さんがスーパーなどで、お菓子をねだって「ギャン泣き」されている場面に遭遇する事はありませんか?ママが「そんなの買いません!」などというと、床に大の字に寝転んで、買ってくれるまで大暴れするお子様を昔は時々見かけましたが、最近は少なくなったと思うのは気のせいでしょうか。

ネットショップの発達により、若いお母さま達は幼いお子さんを連れてスーパーで買い物をする商習慣自体が減ってきているのでしょうか?お菓子を買ってほしいと大泣きする小さなお子さんを見ると、微笑ましくてつい観察?してしまいます😊

息子トムやJK娘の幼児期には、そういった子供らしいパフォーマンスに遭遇した事はほぼゼロでした。というのも、そうなる前に面倒なので買ってあげてしまうという甘々な母親だったためです😓 私自身が、危険行為や迷惑行為でない限り、子供の欲求や行動にかなり寛容なのだと思います。 

ひたすら泣き続ける妹

先日、東急ハンズの文具コーナーで見かけた親子について。30代後半くらいの母親と、小学校3年生くらいのお姉ちゃんと年長さんくらいの妹の3人。文具コーナーの片隅で何やらずっと揉めています。たまたま近づくと、妹の方が顔をくしゃくしゃにして泣きながら、小さな声で何かを訴え続けているようでした。姉妹の手にはそれぞれ可愛いレターセットが握られています。 

妹:「お願い、買って~。お母さん、お願い😭。」

母:「お姉ちゃんの誕プレ(※誕生日プレゼント)を買いにきたんだから、あんたには買わない約束だったでしょ😡」 

妹:「でもでも、どうしても欲しいの。私の時は誕プレいらないから、コレ買ってほしいの」 

見ると妹の手にもお姉ちゃんと同じようなレターセットが握られています。 

母:「だめよ!一緒についてきてもあんたには買わない約束だったでしょう?」

妹は涙と鼻水で顔をくしゃくしゃにしながら、どうしても買ってほしいと訴え続けているのでした。そのうち母親とお姉ちゃんは妹を置き去りにして、レジへとスタスタと歩いていってしまいました。妹はその場に取り残されたまま、声を押し殺し肩を大きく上下させながら泣いています。・・・そんなにそのレターセットが欲しいのか・・・「おばちゃんが買ってあげようか?」私は思わず声をかけそうになりましたが、はっと我に返ってなんとか思いとどまりました。😅

いたたまれなくなって私はその場を離れ、別の売り場へ移動して買い物をしていたのですが、30分ほどして買い忘れたものを思い出し、再び文具コーナーに戻りました。するとその親子3人はまだそこにいたのです😳。お姉ちゃんの方は会計を済ませて綺麗にラッピングされたレターセットを手にしています。

妹の方は先ほどと同じ状態でずっと未会計のレターセットを握りしめたまま泣き続けていました。そのうち母親とお姉ちゃんは呆れ果てた様子で出口のエスカレーターに向かって歩きだし、とうとう妹も諦めてレターセットを棚に戻し、泣きながら二人の後を追いかけて行きました。 

自己承認欲求の現われ

自分にも幼児期に経験があるのですが、モノをねだる行為というのは、物欲からだけではありません。理性の効かない幼児に特有の行動かもしれませんが、自分の欲求をどれだけ親が聞いてくれるのかという、一種の愛情確認の作業でもあるのです。「今ここでこれを買ってくれなかったら、この世の終わりだ」と言わんばかりに泣きわめくのは、「自分がこれだけ固執したのだから、その気持ちをお母さんは受け入れてくれるに違いない」という、切なる承認欲求の現れでもあるのです。極端な話、ねだる対象物は最後にはどうでもよくなっていることさえあります。 

「たかだか数百円のレターセットなど、買ってあげればいいのに。きっとあの妹の心には、レターセットが手に入らなかった事以上に、母親の愛情を疑う気持ちが生まれてしまったのではないかしら」と私はひとりで勝手に心配しました。自分が母親から拒絶されたと感じたのではないか、と。

「そもそも東急ハンズなどという最新流行のお洒落な文具商品がズラリのお店に連れてきた時点で、幼い妹もなにか欲しくなる事は容易に想定できるはず。お姉ちゃんの誕生日プレゼントなのだから、妹のあなたには今回は無しね、という固い約束をしてきたのだろうけれど、ここまで泣いて粘る幼い妹に、何がなんでも約束を守らせて我慢させることに、どれほどの価値があるのだろうか?確固としたご家庭の教育方針がおありなのだろうけれど、母親の方も『今ここで妹のわがままを受け入れたら姉妹の教育上よくないし、親の沽券にもかかわる』という意地も多少はあったんじゃないかしら。だって数十分以上もその場で揉めてるなんて尋常ではないし、店員さんも心配そうにチラ見していたし・・・。」とは、私の心の声😅

「そうまで言うなら」と、条件付きで買ってあげて、その条件を守らせるなど、もっと臨機応変に対処してやれないものかと何やら悲しくなってしまう一幕でした。あのレターセットを家に持ち帰り、姉は気まずい思いでそれを使うのだろうか。楽しい誕生日になったのだろうか。

その一件を話したJK娘からは「ママ、それは大きなお世話だよ😓」と指摘されました・・・。

誕プレは年2回

かくいうウチは、子供が小学校までは、結局それぞれの誕生日には両方にプレゼントを買ってあげるという激甘な状況に陥っていました。ただし高価なものではなく、勉強に必要な文具や本、レゴブロックが中心でした。ゲームなどをねだる場合は兄妹で楽しめる人生ゲームやオセロ、将棋盤など。実家から届く誕プレの宅急便も、どちらの誕生日か分からないくらい均等に、二人へのプレゼントとお小遣いが入っていました。

なので子供達にとっては誕生日イベントは年2回あるのと同じで、一緒に指折り数えては楽しみにしていました。そのせいばかりではありませんが、今でも兄と妹はとても仲が良いです。デメリットはモノが増えて大事にしなくなることでしょうか(←それあかんやん😓) 

子供に我慢をさせるという事も大事ですが、子供の欲求にまずは応えておいて、後からしっかりと約束を守らせるようにした方が、本人の自己肯定感や承認欲求、モチベーションを高める事が出来て効率的なのではないかと思うのでした。

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