「 突き抜ける力」とは?
中高年のこみちにとって、「コツコツ」と努力することが美徳だと思っていました。
もちろん、その考えは変わらないのですが、それだけではダメだとも感じます。
皆さんは「突き抜ける力」を意識することがあるでしょうか。
ここでいう「突き抜ける力」とは、「やり抜く力」と言い換えてもいいでしょう。
つまりは、「結果」を出すことです。
1つの区切りまでやり抜いて、次の段階へと進むところまで突き進まないと、結局はスタートからやり直しになってしまうのです。
学生時代、英単語を暗記しようとして、例えばいつも「A」から覚え始めると、「A」ばかり覚えている割に、後半の単語まるで覚えていないということになります。
つまりは、途中で嫌になり、少し期間をおいてまた「頭」から始めるので、同じ単語ばかり記憶するものの、必要な単語万遍なく記憶していないので、英語の成績はトホホという結果になってしまいます。
最近では「フェーズ」というような言い方をすることもあるでしょう。
いずれにしても、一区切りつくまではその課題に取り組み、一定の成果まで結びつけることが大切です。
最近、好んで観る「格闘技」でも…
こみちにわかなので、詳しいことは分かっていません。
ただ、強い弱いという視点でなく、効果的な攻撃や防御、そして相手のスタイルによって戦術を立て、攻略策を練って行く。
リング上で、運動神経の良さや度胸で立ち振る舞い勝利するというスタイルが通用しなくなり、ひと世代前のトップファイターが敗戦を重ねるケースが珍しく無くなりました。
つまりは、ただ目的もなく突き進んでも、今の時代は結果を得ることが難しいでしょう。
それを強く実感できるきっかけが、こみちの場合は格闘技でした。
その中で、人によって得意不得意は必ずあります。
ただ、自分自身でそう思い込んでいることもあり、本当の強みや弱点というのはなかなか自分自身では分からないものです。
弱点を克服するという方法もあります。
一方で、得意をより強くするというのも方法です。
ただポイントとして、「突き抜ける力」ないと、目に前に立ちはだかる「壁」を乗り越えることはできません。
そのことを踏まえたうえで、弱点無くす方に力を注ぐべきか、より得意部分を磨き上げる方がいいのかは、現状や環境など総合的に判断した方が良さそうです。
そのことにも注意を払わないで、がむしゃらに突き進んでも、もうその手法で得られるものなど、目新しくもなく、今はそれほど重視されないものだったりします。
ホワイトパワーとブラックパワー
何でも「ホワイトパワー」と「ブラックパワー」という概念があって、同じ内容の練習や課題に取り組んでも、ちょっとしたポイントが異なると得られる結果に大きな差が生じるというのです。
それに関係しているのが、「ホワイトパワー」であり「ブラックパワー」なのです。
ホワイトパワーの特徴は、課題や練習に取り組む人がとても向上心を持ち、興味を感じている状態です。
一方のブラックパワーとは、環境によって管理や制限された状態で取り組む場合なります。
指導者の叱責にストレスを感じているような場合は、ブラックパワーの影響を受けていると考えて良さそうです。
以前は、「ほめて伸ばす」「叱ってのばす」というような教育方法がありましたが、個人の性格によって使い分けると考えられていた部分もあります。
しかし、最近学習指導などでは、「叱る」に大きな意義は期待できず、むしろ萎縮や怯えを受け付ける懸念さえ、「誉めて伸ばす」ことが大切だと言われます。
独学で学習する場合でも、頑張るというスタイルではなく、リラックスしながら落ち着いた環境を手に入れましょう。
ただ、効率面では、快適な環境はリラックスできますが、変化やアクシデントに脆い面もあります。
そこで、試験本番で力を発揮するような場合には、時々いつもと異なる場所を使うというように、環境に変化を取り入れることも重要です。
嫌だと思っていることも、あると所までやり抜けば、それが自身に返ってくるはずです。
逃げてばかりでは成長は期待できないので、もう一度、自己プロデュースを検討し、弱点克服、又は長所さらに伸ばす取り組みを心がけましょう。