こんにちは！ＴＯＯＬＢＯＸの室本です。
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２０１９年１月２９日
車種：トヨタ ハイラックスサーフ
型式：ＣＢＡ－ＴＲＮ２１５Ｗ
年式：平成２１年式
作業依頼内容：納車整備
前回の続きです。
下回りの錆が酷い販売車両のサーフ・・・
今回はその錆をなんとかしていきたいと思います！
はなり広範囲に錆が発生していますが、深く錆びついている個所は少ないようです。
ただし、リアのアッパーリンクはかなり腐食が酷い・・・
万が一にも折れてしまう可能性がありそうですので、ココは交換した方が良さそうです。
フロアのサビは比較的少なめ。
この車両はラダーフレームなのでフロアの腐食はボディの強度にあまり影響しませんが、放置して穴が開いてしまうと雨漏れなどのトラブルを起こす可能性も。
ご覧の通りかなりの腐食です
この状態のままでシャシブラック等を吹き付けていても、腐食の侵攻を完全に抑える事はできません。
出来ればすべての部品を取り外してワイヤブラシ等で全ての錆を落とせれば一番ベストですが・・・とんでもない作業になってしまいます。
そこでこの状態をバラさず錆の侵攻を抑える為に、
サビ転換剤を使用します！
コレは赤錆を黒い酸化被膜に転換してくれるモノで、
今後のサビの侵攻を抑えてくれます
サビて赤くなっている所にしっかり吹き付けます。
チョット塗り過ぎ？
この車両はかなり広範囲で腐食していましたので、サビ転換剤を塗るだけでも一時間近く掛かりました・・・
乾燥すると黒くツヤのある状態になりますが・・・ギラギラしてあまり良い見た目では無いんです。
今後の保護と見た目を整える為に、
アンダーコートも吹き付けます！
シャシブラックとは異なり、１～２年程度で剥がれてくる事は無くかなり長期間保護してくれるんです。
燃料タンクは腐食していませんでしたが、今後の為にアンダーコートは吹きつけます。
ホイールハウス内側もアンダーコート。
タイヤで巻き上げる石等から保護する意味と、今回はアルミホイールを交換する為
キレイなホイールが映えるようにする目的も
背景が暗くシンプルだと明るいホイールは特に見栄えが良くなるんです♪
スペアタイヤの収まるスペースもアンダーコートを施工。
相当手間が掛かりましたがこれで下塗り処理は完了！
そして錆の酷かったリア・アッパーリンクは新品に交換します。
続いてはマフラー。
コチラもかなり腐食は侵攻していて、
取外しは困難な様子・・・
かろうじで排気漏れは起こしていませんから車検は通るのですが、
今回は社外マフラーへの交換も依頼されています
まぁこのまま納車しても心残りなトコロもありますからスッキリして良いですけど・・・
かなり絶望的な取付けボルト。
どうやって外すの？
正直ココまで角が落ちるほど錆びたナットでは普通にレンチはかかりませんし、掛かったとしても多分腐食が酷く折れてしまうと思われます。
こういった場合は、
ボルトを切断します
マフラーは交換前提ですから遠慮なく加工できるのは救いです(笑)
フロントパイプ側はなるべくキレイになる様に処理。
通しボルトだったので、メインマフラー側のみ切断すればOKでした。
ついでに耐熱スプレーで見た目も綺麗にしておきます♪
メインマフラー～テールパイプ部も同様な腐食が・・・
コチラは場所も狭くかなり苦戦をすることに。
取付けするマフラーは、「ガナドールＶｅｒｔexＳＵＳマフラー」。
ガナドール製はやはりデキが良いです♪
このマフラーはＪＡＳＭＡの認定を受けていて、平成２１年以降登録のこのクルマでも車検対応です！
作りが良いので取付けもスムーズ♪
見た目もガラッと変わりますね！
これでマフラー交換は完了。
同時にサビとの戦いもこれで終了。
いや～大変だった(笑)
細かいツッコミどころはあるかと思いますが、とりあえず安心して納車できそうです！
ちなみに同時作業で油脂類の交換も完了。
残りは足回りと外装仕上げのみ！
次回に続く。
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