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2019年6月24日

車種:BMW M3
型式:GF-BL32
年式:平成14年式
作業依頼内容:車検整備

 

常連さんのM3です。

 

いつもありがとうございます!

 

今回は車検でのご来店。

普通なブレーキパッド交換や油脂類の交換なども行いますが、

 

それより大きな問題が・・・

 

以前から問題が分かっていたのですが、

 

リアデフマウントブッシュが崩壊してブッシュ無しの状態になっています。

 

更に、

 

サスペンションメンバ取付け部に大きなクラックが・・・

 

もちろん、このままでは車検が通りません!

一年前の点検時に発覚していて、応急処置や簡単な修復などは行ってみましたが・・・やはりしっかり直すしかない様で、車検と同時に行う事に。

 

まずはマフラー等を取り外し、リアデフを降ろします。

 

サスペンションアーム類を全て取外し、サスペンションメンバを降ろします。

 

簡単に書いていますが結構大変でしたw

 

メンバブッシュは単品で手に入りましたので、プレスで打ち抜いて交換します!

 

デフサイド・オイルシール部より漏れがあった為、オイルシールも交換しておきます。

 

デフマウントブッシュは、フロント側1個とリア側2個でマウントされています。

 

フロント側はメンバ側に圧入されていて、単品で交換できますが・・・

 

リア側はエンドカバーごとでしか手に入りません

 

まぁアルミ製のケースなので、ブッシュ単品で供給されても交換はできないかも?

エンドケースごとデフから取外し、

 

新品に交換します!

 

デフの準備は完了です♪

 

続いてはボディのクラック。

こういった修理は溶接で行うのですが・・・正直あまり得意ではありません。

 

可能なら板金屋さんとかに依頼したい所ですが、

 

リフトで上げないとバラせないので当店で直すしかないのです

 

まずは下準備。

当店で使用する溶接機はアーク溶接機。

 

塗膜を剥がして通電しやすい様にしておきます!

 

まずは数か所に間隔を開けて点溶接。

 

熱で歪んで溶接個所がズレてしまわない様にします。

 

準備ができたらいよいよ本番!

 

しかし今回の溶接の問題点は、

 

垂直面や上向きでの溶接が必要だという事です

 

通常、溶接は「金属を溶かしてくっつける」訳ですから、

 

溶けている最中の金属は液体なんです

 

ですので、溶かし過ぎない様にする必要があるのですが、

 

油断をするとこんなことに・・・

かといって熱の入りが少ないとしっかりくっつきません。

 

加減が非常に難しいんです

 

できればこういった箇所の溶接はもっと練習してから行いたいのですが・・・そんな時間も取れず

 

とにかくしっかり修理できるように、

 

時間を掛けてなんとか繋ぎきれました!

 

でも見た目はイマイチですので、

 

盛り過ぎた溶接跡をグラインダーで整えておきます。

更に、隙間から水が入り腐食する事を防止する為に液状ガスケットを塗布し、

 

アンダーコートでさらに上からしっかり塞いでおきます!

コレで余程問題無いでしょう♪

 

リアサスメンバを取付けついでに「リジットカラー」も取付け。

 

元通りに組み立てて完成です!

 

加速時の異音も止まりバッリチです♪

 

まだまだこれからも乗っていけそうですね!

 

 

まだまだ未熟な腕前ですが、気持ちだけは負けてません♪

 

世の中にはもっと良い仕事をされる整備士の方やショップなどは沢山あると思います。

 

それにも関わらず当店に依頼していただいたお客さん。

 

全力で期待に応えていきたいきます!

 

これからも無謀な挑戦お待ちしています(笑)

 

ありがとうございました!

 

 

 

444-1222
愛知県安城市和泉町大海古3-12
くるまの修理屋さんTOOLBOX
TEL:0566-55-4015
E-mail:muro.gnomise@gmail.com

URL:http://www.muro-gnomise.com/

 

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