日本はかつて兎に角金持ちだった
お金があったから世界中の美術品やらアメリカのビルまで買いあさってた
日本語を教える学校だって沢山有った

でもそれは高度経済成長期だったから
戦争が終わって言葉のまま何もかも無くなった日本
天皇だって存続出来るかどうかも分からなかった

そこからは昇るだけだったから富が増えても使いどころが無くて余計にお金余りの状況
おかずが一品だけだったのが満腹に成るまで食べても使い余る状態
だから下の人だってお金を手にする機会が増える
お金は天下の周り物

勿論アメリカの庇護が有ったからだろうけども
そこにバブルも続いて日本のインフラや基盤がしっかり成った

だけど日本は資源が無い

木や水とかそれこそ石炭とか
今では使いづらい基本資源ぐらい
石油も無いし高度技術を支える資源も無い


お金があるからそれを世界から買って支える
日本人の人件費が上がる割に段々と安い物を求めるように成ったから海外工場に頼る

結果的に日本から世界にお金が流出していく事に成った


それに世界だってどんどん成長していく
日本の優位性が世界的に無くなっていく
先進国の製品に頼らなくても自前で作れるように成る

その上資源だって日本には無い
貧乏に成っていくのは当然なんだよ


かつての技術力と貯金が有るから少しずつで収まってる

じゃあ日本がお金持ちのままだったら
世界の人たちに貧乏でいてねって言うようなもんだよ


人間が繁栄するって事は野生動物の生活を奪っていく事
富の量は対して変わらない
科学技術がそれをいくら補填してもそれは変わらない

今は日本が世界から富を奪われている状況
奪われるって表現は良くないけど
世の中が物質に頼る限り弱肉強食である事は絶対に変わらない

みんな仲良く一緒に幸せ分け与えましょう
と
日本をもっと豊かにしましょう
は両立しない

今までの日本が豊かすぎたんだよ


世界に今まで通りに貧乏で居て貰うのと世界で平等に富を分け合うのとどっちが良い？





って、シヴィライゼーションのし過ぎかな？