生姜は口臭を予防する効果あり！！その根拠と具体的な方法を紹介

生姜は口臭を予防してくれる効果があることを知っていますか？

私は、むしろ生姜を食べるとにんにくと同じように生姜の匂いが口に残ってしまうのではないか？と、逆のことを考えていました

しかし実際には、生姜に含まれる「ギンゲロール」という辛み成分が口臭の予防をしてくれます。

今回は、本当に生姜が口臭を消す効果があるのか？なぜ生姜で口臭が消えるのか？

その根拠について調べてみました。

また、生姜を使って口臭を消す具体的な方法も紹介します！

生姜の辛み成分が口臭の匂いの元を分解する

アメリカの「農芸・食品科学ジャーナル」に、生姜の辛み成分が口臭を予防する効果があるという論文が掲載されました。

論文を発表したのは、ドイツのミュンヘン工科大学ライプニッツ食品システム生物学研究所の研究チームです。（研究所ホームページ）

この研究チームは、唾液の成分に対して、食品の成分がどんな影響を与えるのかについての研究を行っています。

今回この研究チームが着目したのは、生姜に含まれている「ギンゲロール」という成分です。

口臭を消す役割を果たすギンゲロールとはどのような成分なのか？

ギンゲロールはジンゲロールとも呼ばれています。

生姜の辛みを生み出す成分で、妊娠や疾患による吐き気や頭痛を和らげる働きがあります。

ラットを利用した動物実験では、低体温状態を誘発する効果があったという報告がされています。

また、モルモットを利用した実験でも胃粘膜の損傷を抑える効果が報告されており、関節リウマチやガンなどの病気への働きかけも期待できる成分です。

私たちの体にとって良い作用を引き起こしてくれる注目の成分が、ギンゲロールです。

ギンゲロールが、口臭の匂いの元を分解する酵素を増やす

人間の唾液にギンゲロールを加えるという実験を行った結果、「スルフヒドリル酸化酵素」という酵素がわずか数秒で16倍に増加しました。

スルフヒドリル酸化酵素とは硫黄を含んだ臭いの元を分解してくれる酵素のことで、息をきれいにしてくれる酵素です。それがギンゲロールにより16倍に増えました。

つまり、「生姜を食べることで口臭の匂いの原因物質を減らすことができる」ということが実験により判明しました。

口臭予防に効果的な生姜の摂り方

口臭が気になる方は、生姜を摂ることで口の臭い匂いの元となる物質を減らしていきましょう。

そこで目標にしてほしいことが、生姜を毎日摂り続けることです。

といっても、毎日生姜料理を作る時間はありませんし、面倒くさいですよね。

そこでおすすめなのが生姜を調理したものを食べるのではなく、「生姜を飲む」という方法です。

例えば、生姜パウダーや生姜シロップを自分の好きな飲み物に混ぜて毎日飲めば手軽に口臭予防をすることができます。

ココア・フルーツジュース・野菜ジュース・紅茶・牛乳・豆乳・カルピス・炭酸水・お湯・ヤクルトなど生姜は意外とどんな飲み物にも合います！

（生姜が苦手でも、ジュースや牛乳などに入れると生姜の独特の辛みがほとんど消えるため、美味しく飲むことができます。）

生姜パウダーや生姜シロップはかなり活用性が高く、生の生姜を食べるよりも生姜の栄養成分を多く摂ることができます。

数ある生姜シロップの中でも、生姜の成分が業界最大水準で含まれていて完全無添加の乳酸ジンジャーがおすすめです。（詳しくはこちらの記事で書いています）

まとめ

生姜のギンゲロールという成分が、口臭の原因物質を分解してくれる酵素を数秒で16倍に増やす働きをするということが分かりました。

生姜を毎日摂り続ければ、今まで悩んでいたしつこい口臭がいつの間にか消えるかもしれません。

サプリを飲んだり、一日に何回歯磨きをしても消えることのなかった口臭が、まさか生姜によって消えるなんて驚きですよね。

口臭で悩んでいる方はぜひ、生姜を飲むという習慣を続けてみて下さいね。