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[里芋] 食生活について語ろう

2020年09月18日 | 美容ダイエット

・里芋Taro さといも

 サトイモ科、東南アジア原産。高温多湿なアジア、北アメリカで広く栽培しているが日本には、稲作以前に中国を経て縄文時代には既に入ってきたと思われる。熱帯地域での主食ともなっている。
3~4月に種芋が植えられ早生は、7月上旬から晩生種は、10~12月を旬とし霜で葉が枯れるまで収穫、北海道を除いて全国的に収穫できる。

成長しきったもので数年に1度という、まれに葉柄の間から淡黄緑色の大形の苞葉(ほうよう)を伴なった花の枝を出し軸に多数密生した小形の黄色の花を咲かせることがある。

主に短い地下茎が肥大したところを食用とする。通常種(直径3cmの球形、粘質、皮離れがよい)の親芋は、硬いので食用としないで傍らにつく小芋、孫芋を食用とする。
八つ頭は、親芋と小芋が密着して粉質、大きさ15cmになり食味がよい。8月頃に出回る唐の芋(海老芋)は、茎がえぐみがなく成熟前を食用とし、乾燥させ芋がら(生のずいきを乾燥させたもの)として用いる。芋は、大きさが500g以上になり肉質が緻密で粘り気もあるが食味が落ちる。
セレペスは、粉質、淡白で、大きさ8cmの円錐形をしている。あくとえぐみを抜く為に茹でてからそのままきぬかつぎ、または煮物、味噌汁の実、田楽として使われる。

親芋に小芋、孫芋がつくことから子孫繁栄とし昔から縁起物に利用してきた。中秋の名月(十五夜:旧暦の8月15日)に収穫した旬の里芋が供(そな)えられ別名芋名月ともいう。

掘りたてのえぐ味は、ホモゲンチジン酸Homogentisic acidによるもので加熱によって消失する。かゆみは、あくに微量に含まれている蓚酸、ねばねばの粘性は、ガラクタンGalactanによる。葉柄の赤紫色は、アントシアニン色素による。

里芋58kcal、さつまいも132kcal、馬鈴薯76kcal/100g中とエネルギーが少なくカリウム(生640mg、水煮560mg、冷凍340mg/100g)が多く高血圧予防によく、マンナンMannan、ムチンMucinがアレルギー性気管支炎の炎症を静める。


    &サトイモ科Araceaeさといもか
  植物界Plantae、 被子植物門Magnoliophyta、 単子葉植物綱Liliopsida、オモダカ亜綱Alismatidae 、オモダカ目Alismatales、サトイモ科Araceae(8亜科:サトイモ亜科Aroideae 【100属2300種】・ミズバショウ亜科Orontioideae ・ウキクサ亜科Lemnoideaeなど)と分類する。
新エングラー体系及びクロンキスト体系ではサトイモ目に分類していた。

APG体系におけるサトイモ亜科には、主にクワズイモ属 Alocasia、 コンニャク属Amorphophalus( コンニャク konjac、  ショクダイオオコンニャクtitanum )、サトイモ属Colocasia (タロイモ・サトイモ・ヤツガシラ・ミズイモ・ハスイモ )を含む。
単子葉植物の主要な科の一つで約100属2000~2500種ほどを含み、その多くは新旧両大陸の熱帯、亜熱帯に分布し温暖で湿潤な環境を好み、花軸に密集した小さな花(肉穂花序:にくすいかじょ)と、それを囲むように発達した苞(仏炎苞:ぶつえんほう)を特徴とする。

 サトイモやコンニャクなど、重要な食品としているものが多い。ミズバショウはこの科の植物としては例外的に寒冷地や亜高山帯に生育する。


 
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