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[セロリー] 食生活について語ろう

2020年02月22日 | 美容ダイエット

・セロリーCelery せろりー  

 セリ科、ヨーロッパ原産でオランダミツバともいう。冷涼な気候を好み1、2年草で草丈50cm~1mにまで成長、夏から秋口にかけ小さな白い花を咲かせる。すでに古代エジプトで栽培利用していたという記録があり、日本には、秀吉の朝鮮出兵した16世紀後半加藤清正により持ち込まれたという説がある。千葉房総付近に帰化した野性種が見られるが香気が強いことからなかなか普及せず戦後食生活の洋風化により急速に消費が増大した。

濃緑種、淡緑種、黄色種、紫色種があリ日本では、淡緑種が大部分を占めるが濃緑種の需要も次第に増加している。

種を播いて3ヵ月ほどの短期で収穫でき、スが入らないうちにころあいをみて収穫し主な収穫期は、11月から翌年2月で旬とする。夏季には、高冷地の長野県で栽培し四季を通じて市場に出回る。特有の強い香気と歯ざわりが葉、茎ともに有することを特徴とし茎の白色部をすじを取りサラダ、オードブル、漬物、酢のもの、スープに、葉は肉などとともに炒め物としてもよい。果実の乾燥させたものがセロリーシードとしてピクルスなどの香料とし食塩と合せセロリーソルトの調味料に利用する。

16世紀にオランダで薬用植物として栽培し学名をアピウム・グラフェレンスApium graveolens var.dulceといい湿気の多い土地に生える強い香りを放つの意味としている。その成分はアピインApiin(配糖体)、セリネン、リモネン、ミルセンMyrcene、α-ピネン、β-ピネンなどで、香気精油成分で鎮静、鎮痛作用があり関節痛の痛風、リウマチに、イライラを静め、また消臭、防臭作用がある。切れ端を机の片隅に置いておくのもよい。さらに香りの成分で、ブチルフタリドButylphthalideがホルモンに働きかけ血圧安定作用が注目され、またピラジンPyrazineが血栓を作りにくくし血液凝固を防ぎ血行をよくし、肝機能を強化する。さらに特にカリウム(410mg/100g中)も多く含み利尿作用があり痛風で体内に溜まった尿酸を一緒に排泄、鎮痛作用と共によいとし利用する。種から搾油した油は、子宮を刺激する収斂(しゅうれん)作用があるので、妊婦は多用しない。

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