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[りん脂質とビタミンB12] 食生活について語ろう

2020年09月26日 | 美容ダイエット

・りん脂質とビタミンB12Phospholipid and vitamin B12 りんししつとびたみんびー12

ビタミンB12は、正常な赤血球細胞の形成、神経機能、タンパク質や核酸、DNA合成に関与して必須の成分です。植物には殆ど含まれず菜食主義者は不足しやすいビタミンです。

神経中のリン脂質の生合成にかかわって重要な働きをしています。

ビタミンB6とともにタンパク質の代謝に関与します。

  食品中のビタミン B12 は、たんぱく質と結合しており、胃の中でたんぱく質が変性・分解を受けると、遊離のビタミンB12になります。ビタミンB12は補酵素として、多くの代謝に関与しているのです。コリンとビタミンB12と組み合わせて摂取することによって、認知症の改善・予防に有効といわれています。

コリンCholineは

  動物、植物などすべての細胞に存在する空気中のCO2を吸収するアミン、魚臭のある無色、粘性の強アルカリ性、アミノアルコールの一種でたんぱく質と結合したレシチンLecithin (リン脂質、複合脂質)の成分であり、水、エタノールによく溶けますが、エーテルには不溶です。酸に安定を示しますが強アルカリで分解、水溶性、ビタミンB群に属します。

体内でメチオニンがあるとグリシン、セリンからも合成しています。

血管を拡張させて血圧を下げるアセチルコリン(神経伝達機能調節)の合成に関与し、その原料となります。ビタミンB12が、アセチルコリンを合成する酵素の働きを促進させます。

さらに中性脂肪、コレステロールの代謝に関与し脂肪酸の運搬、代謝に関係し不足すると肝臓に脂肪が沈着脂肪肝を発症させます。

DHA(多価不飽和脂肪酸)を微量含み脳の活性化、記憶力を高める物質としても知られるようになりました。アルツハイマーの認知症では、コリン(C5H14NO)が不足状態にあり神経機能障害を起こしていることが明らかになりコリンを投与することにより脳の働きに改善がみられたといいます。

全卵100とすると卵白70、卵黄30程度の割合です。

卵黄100g中でエネルギー387kcl、水分48.2g、タンパク質16.5g、脂質33.5g(脂肪酸総量26.59mg・飽和脂肪酸9.22g・一価不飽和脂肪酸11.99mg・多価不飽和脂肪酸5.39mg)、炭水化物0.1g、灰分1.7g、Ca150mg、P570mg。Fe6.0mg、Zn4.2mg、Na48mg、K87mg、ビタミンA480μg、ビタミンD:6μg、ビタミンE:3.6mg、ビタミンB1:0.21mg、ビタミン:0.52mg、ビタミンB12:3.0μg、 葉酸140μg、コレステロール1400mgを含みます。

卵黄(リン脂質31%【脂質33.5g】、リン脂質中のコリン含有量86.2%)、大豆(リン脂質0.4%、リン脂質中のコリン含有量33.9%)であり卵黄、大豆、肝臓、酵母、胚芽に多く含みます。

脂質が全卵10.3%、卵白Tr(微量含むが最小記載量に達していない)、卵黄に33.5%も含みます。

普通の食事で不足することは少なくコリンの必要量1~5g/1日としていますが特に日本では定められていないようです。アメリカでの1日の推奨摂取量を500~3500mg程度とし

上限はとくに決められていません。一般に8.4 ~6.7 mg/kg/日(50kg体重:420~335㎎/1日)のコリンを摂取しているといいます。豚レバー50g/275mg  鶏卵50g/260mg 牛レバー50g/210mg 大豆30g/85mg  豚肉100g/80mg  えんどう30g/70mgを含みます。乳化作用があり脂質代謝を改善し、高脂血症、動脈硬化症の予防、肝機能改善に作用しています。コリンは、アレルギーの原因物質のひとつでもあり発汗刺激によりコリン性ジンマシン、花粉症、アトピーなどの過敏症では過剰な摂取、摂取そのものを避けるようにしましょう。

卵黄レシチン(≒フォスファチジルコリン・リン脂質)は神経系に関与するホスファチジルコリンが多く含まれ、神経伝達にかかわるアセチルコリンの前駆体であるコリンを含んでいます。

 

 ◇ビタミンB12:Vitamin 12は、化学合成が困難で放線菌とバクテリアの細菌以外の微生物では生成することができないといわれます。

水溶性で熱・弱酸性に対し安定であるがアルカリ性で分解、酸化に対して不安定で光により分解します。

腸内細菌によって合成しますが合成のための菌がないと欠乏症状を起こしやすいビタミンです。成長促進作用、タンパク質の生合性、アミノ酸代謝に関与、赤血球の形成し不足する事によって遺伝子合成異常、悪性貧血、神経障害、胃腸障害を起こします。

60歳ぐらいより症状が見られることが多いといわれ血液の赤血球の中の核酸(DNA)の合成に必要な葉酸の働きを助ける補酵素の役割を担っています。

細胞を合成し、その寿命を保ち、神経組織の損傷を防いで、眼精疲労では遠近などの調節を行なう神経の回復に、メラトニン分泌調整に働いています。生殖機能の維持、子供の正常な成長と発育を促進するのに有効な葉酸の働きを助けます。

レバー、肉類、魚介類の血合、あさり、卵類に多く含み1日の推奨量は、2.4μgとしています。動物性食品に含み、植物性食品には殆ど含まれず胃腸障害・菜食主義者は注意したほうがよく悪性貧血、神経損傷の修復に有効で現在のところ過剰症の報告はきかれません。

栄養機能食品としての上限が60μg、下限0.8μgと示しています。100g中で生ワカメ0.3μg、あんこうきも39.1μg、鯵0.7μg、うなぎ3.5μg、鰹8.4μg、鯖10.6μg、あさり52.4μg、牡蠣28.1μg、蓄鶏肉類0.3~2.4μg、レバー25.2~52.8μg、鶏卵0.9μgを含み内臓、牡蛎、イワシ、卵などに多く含みます。

 

ビタミンB12が、神経伝達物質として働いている、アセチルコリンを合成する酵素の働きを促進させます。栄養素として、コリン(リン脂質)とビタミンB12との関係は深く、コリンでは第一に鶏卵、次に大豆、ビタミンB12では魚・蓄鶏肉類、時にはレバーを、栄養バランスを第一として、時には意識した食事としましょう。

 



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