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[芹] 食生活について語ろう

2020年02月14日 | 美容ダイエット

・芹Water dropwort せり
  セリ科、アジア原産。河辺(かわべ)リ、山野の湿地に成育する。成長すると50cm程で7、8月に白く小さい花を咲かせ自生する多年草だが、市場に出荷されるものの多くは栽培し販売している。日本で食用とした歴史は、古く奈良時代(8世紀)、古事記、万葉集にその記録が見られ春の七草のひとつに数えられる。生命力が強く群がって競り合いながら育つことからの語源としている。

5月頃に水中に育つセリに毒セリ(茎が太く地中に太い節の多い地下茎を持つ:アルカロイド・シクトキシンCicutoxin)を含み誤食すると、嘔吐、下痢、けいれん、呼吸困難などの中毒症状を起こし、この時期の野性のせりの採取には注意する。

12月には、水田で栽培し田芹といい冬野菜とし出回る。早春の開花前の柔らかい若芽で春の訪れを告げている。3、4月を旬とし香りを楽しみシャリシャリした食感も良く湯ですぎないほうが良い。ノゼリはアクが強く茹でて水に晒し用い、お浸し、酢味噌合え、汁の実、茶碗蒸、漬物、鍋物、揚げ物に、芹の根がきんぴら、二杯酢に利用できる。香りの成分で、ミリスチンMyristin、カンフェンCamphene、フタリドPhthalide、ピラジンPyrazineが血栓を作りにくくし血液凝固を防ぎ血行をよくし、肝機能を強化する。民間療法で、食欲増進、健胃、便通をよくする、発汗を促し解熱、保湿作用があり冷え性、神経痛、リウマチによいとし用いられる。
セリ科Apiaceae せりか
   植物界Plantae、被子植物門Magnoliophyta、真正双子葉類Eudicots、コア真正双子葉類Core eudicots、キク類Asterids、キキョウ類Campanulids、セリ目Apiales(セリ科、ウコギ科など)にAPG IIIの分類としている。

北半球温帯を中心に、ほぼ世界全域 に分布、大部分は草本、しばしば茎は太く 木質化するのもある。根は直根、葉は互生、多くは葉に細かい切れ込みがある。芳香があり、ハーブ、野菜、香辛料として用いる種が多く、特徴的な散形、傘形花序(さんけいかじょ)をつけ、世界でおよそ400属3700種、日本には約30属80種 が自生する。

野菜、山菜として明日葉、アニス、キンサイ、セリ、セルリアック、セロリ、人参、パセリ(オランダゼリ)、チャービル(ういきょうぜり)、ハマボウフウ、三つ葉、ヤブニンジン、ウマノミツバ(オニミツバ)、セントウソウ、シシウド、ダケゼリ、ヤマゼリがある。香辛料、ハーブとしてアニス、ディル、アンジエリカ、キャラウェイ(ヒメウィキョウ)、クミン、コエンドロ(コリアンダー・中国パセリ)、スイートシサリー、ファンネル(ウィキョウ)が、食用としているものとしてあげられる。セリ科の植物によって含む成分に違いがあるが、フタリドPhthalide、ピラジンを多く含み他にピネンがセリ、人参、パセリに多く、他にも微量ながら含む。特徴的精油成分としてミリスチンMyristin、カンフェンCamphene、カルボンCarvone(ディル、キャラウェイ)、リナロールLinalool(コリアンダー)、アネトールAnethole(ウィキョウ)などがある。

 

 


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