『源氏物語』を原文で読む

広島市中区・安佐北区で源氏物語講座を行っている講師のブログです

第6回源氏物語講座を行いました

普段は第1月曜日と第3月曜日に源氏物語講座を行っているのですが、今月は

・第1月曜日→台風の影響あり

・第3月曜日→祝日のためカルチャースクールがお休み

だったので、第2月曜日である本日、源氏物語講座を行いました。参加者は6名

 

いつも、まず私のほうから源氏物語関連の書籍の紹介等をしてから、受講者様からも一人一言いただいているのですが・・・今日はこんなコメントをしてくださった方がいました。

 

私が受講者様にお勧めしてきた映画『十二単を着た悪魔』についてなのですが・・・。

 

①この映画に、先日逮捕された某俳優さんが出演されているんですが、無事に上映されるんでしょうか!?(某俳優さんは桐壺帝役だそうです。けっこう出番が多いのでは・・・;)

 

この映画、広島県では上映されないそうですね。

 

いや~、驚きました。そこまで調べていませんでした。すみません。

 

今日の午後、「某俳優さんが逮捕されましたが、協議の結果、映画は予定通り上映することに決まりました」と報道されたので、①に関してはクリアですが・・・問題は②。

 

めちゃくちゃショックです(涙)。中国地方一の都会である広島で上映されないなんて、思ってもみなかったので・・・(ちなみに九州ではまったく上映予定がないそうです。九州って人口が多いんじゃないですか?涙)

 

でもでも。上映開始は11月6日でしょう? まだ日がありますから、これから上映館が増える可能性はありますよね!? 希望を持ちます。とりあえず公式アカウントに対して「広島でも上映してください」とお願いはしておきました。

 

 

さて、やっと本題です。今日は空蝉巻を読みました。

 

光源氏と小君が寄り添っているところから始まるこの巻・・・。「この二人の同性愛的関係について受講者様にお話しても大丈夫なんだろうか?」という葛藤はありましたが、やはり真実を、と思い、空蝉の巻の冒頭は原文で読みました。弟の身体を触りながら姉を想う光源氏・・・凄いですね^^;

 

もう一ヶ所、原文を紹介したのは、空蝉が忍んできた光源氏に気づき、小袿を残して去る場面です。空蝉物語における一番の名場面ですね。

 

今後も、有名な場面はできるだけ原文で取り上げたいなと思っております。

 

 

空蝉巻はわりと短いので、今回は講座の後半で、源氏物語の現代語訳についてもお話しました。

 

与謝野源氏から角田源氏まで、古いものから順に紹介しました。与謝野源氏玉上源氏円地源氏田辺源氏林源氏に関しては資料として添付し、読み比べてもらうことにしました(取り上げたのは若紫巻における光源氏藤壺の密通の場面です)

 

私のイチオシは瀬戸内源氏なのですが、図書館に行ったら残念ながら貸出中でした・・・(涙)。

 

 

来月は夕顔巻を読みます。夕顔は男性人気が非常に高いヒロインですね。

 

来月の御案内↓

テーマ:夕顔巻を読む
日時:10月5日(月)10月19日(月)、いずれも10時半~12時(※5日と19日は同じ内容です)
場所:カルチャータウン高陽校
   (広島市安佐北区亀崎1-1-6フジグラン高陽 別棟グルメアベニュー2階)
受講料:1100円/回(税込)
    ※別途、カルチャースクールの入会金が必要です。
持参物:筆記用具

 

興味を持ってくださった方はカルチャータウン高陽校さんまでお問い合わせください。
070-1443-3396
(10時~20時オープン。日曜祝日はお休みです)

 

 

 また、安佐南区上安でも同じ内容の講座をしておりますので、こちらのほうがアクセスが良い方は下記までお問い合わせください。


日時:第3木曜日10時半~12時
場所:デザインスタジオBHM
   (広島市安佐南区上安2-5-25-301)
受講料:1100円/回(税込)
持参物:筆記用具

連絡先:082-559-589
    yumeno_ukihashi1008@aol.com

 

よろしくお願いいたします。

 

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