【年齢、喉仏、喫煙】声オペに影響を与える要素は？

声を高くする声帯手術(音声女性化手術）に影響を与える要素は何があるのでしょうか？

イェソン音声センターのキム院長から直接答えてもらった情報をお伝え致します！

1つ目、❝喉仏手術の有無❞

イェソン音声センターでは喉仏除去手術を行っていません。

理由としては切除時に声帯の筋肉を傷つけてしまい、声の質を悪くしたり声が低くなる副作用が多いためです。

喉仏付近には声帯を調節する50以上に筋肉が複雑に存在していて手術時に損傷を与える可能性があり、損傷されると回復されません。透き通る綺麗な声を目指すイェソンではリスクのある喉仏の手術を控える事となりました。

実際他の病院で喉仏手術をされて声が低くなり、イェソン音声センターで再手術を望まれる方も結構おられました。

ですが、喉仏除去後にもし声が低くなっているのであれば、その程度にもよりますがすでに声帯筋肉に損傷があり、声帯短縮術で大きな変化を期待できない場合もあります。

そして、喉仏手術後に声が低くなってなくても、喉仏除去の有無については、喉仏除去を受けなかったグループの声帯短縮術結果がもっと良好で音の上昇が大きく表れます。2003年から2014年まで12年間の研究資料から確認でします。喉仏を除去した患者様はそうでない患者様に比べて上がつ声の高さが約10Hz低かったです。

喉仏手術を考えておられる方は手術前の声の録音をして、手術後の声と比較してみるのも良いかもしれません。ですが音声女性化手術をされて自然な女性の声になれば喉仏が気になることも減ると思いますので、どうか慎重に考えて下さい！

もし既に喉仏手術又はCTA(cricothyroid approximation・輪状甲状軟骨接近術)手術されてから、イェソン音声センターで手術を受けたいと思う方はまずはスマートフォンにて声を録音して送って下さい。1次確認させて頂きます。

2つ目、❝年齢❞

声を高くする手術っていつ受けたらいいの？若ければ若い程いいの？それとも関係ないの？

正解は若ければ若いほど良い！です。

その理由は次のようになります。

　若いほど新しい発声パターンをより早く習得できる。

男性の場合、音質を調整する器官である咽頭腔が女性のものよりとても長くて大きいです。手術で声帯を女性のものに変えたのなら、咽頭腔もまた新しい声帯の振動に合わせるよう調整、変化、適応が必要です。

この適応は手術で作られるのではなく訓練でマッスルメモリーを脳の中に刻印して作られるものです。(まるで水泳を習得するのと同じく、始めは手足の動きを意識して練習しますが、訓練を重ねて適応が終わったら意識しなくても自然に泳げるようになるのと同じくです！)

このように発声パターンを新しく脳にメモリーする為には訓練とbrain flexibility(脳の柔軟性)が重要なキーです。brain flexibilityというのは新しいことにどれだけ脳が早く適応できるかということで、若ければ若いほど柔軟性は高いです。なので若いほど新しい発声法にもっと早くもっと容易く適応できます。新しい言語を学ぶ時、子供が大人よりも上手く喋れるようになるのと同じです。

　声帯筋肉の柔軟性が高い

若いほど筋肉の柔軟性は高いです。声帯もまた筋肉なので同じく若いほど柔軟性が高くなります。なので手術後声帯が早く回復され、もっと容易く短期間に女性の声帯に完全に変化されます。従って音声の変化もまたより確実により早く起こるようになります。

　声帯粘膜と筋肉組織が柔らかくて手術をする際にもっと正確、確実に声帯を短縮できます。

こういった理由でイェソン音声センターの声帯短縮術はできれば1歳でも若い時に受けることをおすすめします。もちろん40代の患者様も沢山手術を受けておりますし、もっと努力が必要になるかもしれませんが訓練を通じて声を上昇できます！

ですが50歳以上の患者様の場合、長年使用していた発声パターンを変える事が非常に難しくなり術後の結果が望ましくなかったり手術後新しい声帯に適応するまで、長期的に音声訓練が必要になったりします。50歳以上のほとんどの方が長年声を無理やり高くして生活をされていた為、声帯のバランスが合わなかったりする症状がある事も多いのでまずは音声精密検査が必要です。