新型コロナウィルスの影響で、国外(特に中国)からのクルーズ船が入港が中止になったり、乗客がほぼナシで入港したり、というニュースに続いて、とうとう帰港したダイアモンドプリンセスから乗客が下船出来ないというショッキングなニュースが報道されました。
わいともちぱん氏がゴールデンウィークに予約していたクルーズについては、色々な影響や今後のリスクを鑑みてキャンセルすることにしました。
ちょうどまだキャンセル料がかからない期間だったので、金銭的損失はありません。
新型コロナウィルス流行中のクルーズ旅行をキャンセルした理由
医者でも医療の知識も全くないわいが、どうやって新型コロナウィルスのリスクを検討したのか、まとめてみました。超個人的な検討結果なので、「あっそー」という程度に読んでくだされ。
収束までに必要な時間
今回の新型コロナウィルスとよく比較される、SARSが世界的に大流行した際、SARS騒動が終息するまでに必要だった期間は約8ヶ月。(2002年11月に最初の罹患者が報告され、終息宣言は2003年7月)
今回の新型コロナウィルスは既に当時のSARSの感染者の規模を上回っているという報道があることから、最初の罹患者が出た12月から起算して同様に半年以上は影響が続くのでは考えました。SARSと同様の感染スピード、終息までの期間を当てはめると、今年のゴールデンウィークは流行のピークはやや過ぎているものの収束しているとは言えない状況であると言えます。
また、WHOが「いまだ激しい流行の最中にある」と言及している現時点(2月)で、わずか3か月先の5月のクルーズ乗船は高リスクです。
もし乗船している船で感染者が出た場合のリスク
ダイアモンド・プリンセスでは、新型コロナウィルスの罹患者がいたことから、乗船している乗客約3000名が、2週間下船許可が下りないという措置がなされました。これは国内にウィルスを蔓延させないために当然の措置と言えます。
自分が乗船していた場合、2週間下船できないとしたら…ということを考えました。当然、仕事は何らかの形で休みを取ることになり、業務には少なからず影響が出るでしょう。
報道されているように、感染者がいた場合は部屋に閉じ込められ、精神的ストレスも相当ですし、時間的、金銭的損失もかなり大きくなります。自分や同室の人が感染していなかったとしても、部屋にこもっているだけでは健康上のリスクも少なくありません。
下船後も、風邪に似た症状が出た場合は、いつも以上に神経質に周囲への影響を考えなければいけません。同じ職場や普段交流のある人の中には子育て中の方や、要介護者が家族にいらっしゃる方も多数いることを考えると、一般人の我々にも少なからず感染を拡大させない責任があるのではないでしょうか。
結論:現時点ではリスクしかない
ネガティブなことばかり書いてしまいましたが、現時点ではゴールデンウィークのクルーズ船乗船はリスクしかありません。
まだキャンセルすべきかためらっている人がいる状況とは思いますが、わいは記載したような理由から自分と周囲の健康、今後の損失を鑑みて泣く泣くキャンセルしました。
代理店がイマイチだったことも追い風に
わいが申し込んでいたクルーズ船は申し込みから2か月程度しかキャンセル料がかからない期間がなく、大急ぎでキャンセル手続きを行いました。
ただ、今回は申し込みの際の代理店がなんとなく気持ち悪い対応ばかりだったので、まったく迷いなくキャンセルができ、これも早めにキャンセルを決める判断材料となりました。
皆さんはどうされましたか。
頑張れクルーズ業界
予約している旅行をキャンセルしてしましたが、もちろんクルーズの旅は大好きで、今後この騒動が収束したらまた絶対に乗りたいと思っています。この一件をきっかけに盛り上がっていたクルーズ熱が冷めてしまったり、「クルーズ旅行って危険なのでは?」というあらぬ誤解を受けないように、これからも「クルーズ旅行最高ダヨ」と言い続けていきたいと思っています!
ただし、自分の身を守れるのは自分しかいない、ということを肝に銘じ、感情論に流されず冷静な判断をしたいところです。