西成通信

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ウーバーイーツ配達員やってみた。⑦(やってみた感想・まとめ後編)

前回に引き続き、ウーバーイーツをやってみた感想を書いていきたいと思います。

 

■ウーバーイーツ配達員をやる上でのスタンス

ウーバーイーツ配達員はあくまでも副業でやるべきたと思いました。これで嫁や子どもに飯を食わせるため、生計を立てる主たる仕事にするのはあまりにも不安定な上、年老いたときに何も残らないからっぽ人間になってしまうおそれがあります。

70歳・80歳になって、自分がどんな仕事をしてきて世のため人のため社会に貢献してきたか振り返った時、おそらく何にもないでしょう。飯を運ぶだけ。それ以上何もありません。

料理人なら、どこそこの店で何年勤めてたくさんの人に美味しかったと喜んでもらえた。

建設業なら、あの橋やあのビルの工事に携わった。

お医者さんなら、たくさんの人の病気を治して命を救った。

トラックの運転手なら、日本の物流は俺が支えているという自負・気概。

営業マンなら、製品や提案を採用してもらいお客さんに喜んでもらえたとか。

ほとんどの職業、自分の仕事にやりがいや誇りを持つことができるかと思いますが、ウーバーイーツ配達員にはそれがありません。あくまでも金のため家計の補助・副業としてやるべきです。

月に20万30万稼いだとかいう猛者もSNSやユーチューブでお見かけしますが、そんな暇あるなら本業に精を出せと言いたいです。

労災もありませんし、雇用保険もありません。個人事業主です。

僕はサラリーマン脳の人間なので、未だにウーバーイーツの仕事にまだ違和感があります。 

 

■実際やってみてどんな人にお勧めしたい?

日経平均株価が22,000円、23,000円で何年か前に比べて好況・活況なのに恩恵に全くあやかれてない会社に勤めて、倒産寸前で給与カットされているサラリーマン。(会社にバレないようこっそりやってください)

・いい年なのに親に飯食わせてもらっていて社会に出て働いたことのない人。バイトすらしたことない人。

・ユーチューバー、ブロガー、インターネット動画配信者だけどそれのみでは食っていけない人。

・文筆業、プログラマー、画家など時間や仕事量で賃金を計算することのできない仕事をしている人の気分転換。

・浪人生や資格試験の専業受験生。

個人事業主として本業はあるけど飯食えない人。

 

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アメリカ村自動販売

 

■ウーバーイーツ配達員をやって学んだこと

お金を稼ぐことが大変だということ。お金に執着する生き方はカッコ悪くないということ。今まで生きてきて人様からお金をいただく大変は分かっていたつもりですが、口先だけで本質が分かっていなかった。勾配のきつい坂を歯食いしばって登り、土砂降りの中レインコート一枚で必死で自転車漕いで配達して得ることができた報酬は数百円。

配達完了して数百円の報酬を得た後思うことは、これまでの人生への後悔と反省。あのときにもっとお金に執着して仕事を辞めていなければウーバーイーツ配達員なんかやっていることも無く、俺もこんなタワマンに住めていたのかも知れない。経済的豊かさ=心のゆとりなんでしょうね。

今まで拝金主義を小馬鹿にしてきた自分が恥ずかしい。綺麗ごと言ったところで世の中すべて金なのである。

資格学校に通うための費用16万円が工面できない。正社員の就職活動はもちろんバイトの面接すら何度も落ちる社会不適合で絶望的な経済危機に直面して始めたウーバーイーツ配達員ですが、やってみてがらっと人生観・仕事観が変わりました。もっと貪欲に銭儲けしようと。

 

■ウーバーイーツ配達員続けますか?

僕は今後もウーバーイーツ配達員を続けるつもりです。

エストというインセンティブがもらえるようになったので始めた当初より稼げるようになると思います。

正社員の就職活動していますが、仮に仕事が決まってもいきない高収入を得ることなんてできませんので、会社にバレない程度に休日や暇なときにこっそりひっそり続けていきたいと思っています。

 

以上長々とウーバーイーツについて書いてきましたが、これで一旦完結します。