私は、心理学者であり、カウンセラーでもあるが、よく分かっていないことがある。
それは、「心とは何か」ということ。
探検家は、地球の上を探検していて、多くの発見をしてきた。
人類が発見していないことはなくなったとも言われる。
しかし、心はまだ未知の領域だ。探検のしがいがある。
これからは心の探検家が増えてくるだろう。
さて、今日は「無心」について書いてみよう。
ここ何回の主題として、
「心とは雲のようだ」「心とは壁のようだ」と書いてきたが、
では、心が無い状態とはあるのだろうか?
二回にわたり述べてきたように、
心が現れると、周りが見えなくなり、現実が閉ざされてしまう。
雲ように視界が悪くなり、壁に閉じ込められてしまう。
では、雲と壁がないとどうなるか。
自分と現実の間に何もなくなると…
遮るものがなくなると…
現実がよく見える。
広く、鮮やかに、クリアに、美しく。
現実が飛び込んでくる。
親近感を持って、圧倒的な存在感を持って、喜びを持って。
すると…
私の中に喜びが広がる。
私と現実が一つになる。
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