人を癒すのは | 草木萌動 Sou Moku Hou Dou

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茨城県のカウンセリングルームです。筑西市、水戸市、つくば。セッション情報、心と身体の健康と成長について書いています。
旧)水戸カウンセリングスペース

こんにちは。

 

カウンセラーのみずがきです。

 

今日は「人を癒すのは」についてです。

 

 

最近読んでいる本です。

 

「レジリエンスを育む ポリヴェーガル理論による発達性トラウマの治癒」

 

 

最近話題の「発達性トラウマ」について書かれた本です。

 

まだ読み始めですがハッとする文章に出会いました。

 

「絆」こそがトラウマの悪影響を防ぐ鍵だ、

 

というと奇異に感じるかもしれない。

 

しかし強いストレスにさらされ、

 

生存が驚かされた時、

 

たとえ周りには助けがなくても、

 

誰かとつながっている感覚があれば、

 

健全な反応を示すことができる。

 

この文章を読みながら

 

過去に出会った多くのクライエントを思い出しました。

 

 

 

 

 

トラウマの治療において

 

カウンセラーはとても重要な他者になります。

 

カウンセリングは

 

多くても週に1回1時間ほどの限られた時間です。

 

生活の大部分はカウンセラーとは会っていません。

 

 

 

 

 

 

大きなストレスにさらされ

 

自暴自棄になりそうなとき

 

死んでしまいたい気持ちのとき

 

心に浮かぶ存在としてカウンセラーはいるかどうか。

 

 

 

 

 

 

何かに挑戦しているとき

 

くじけそうなとき

 

「ひとりじゃない。がんばろう」

 

と思えるか。

 

 

 

 

 

カウンセリングは専門的な心理技法ですが

 

基盤となるのはつながりです。

 

自分のことをわかってくれる人がいる

 

何よりも大切だと思います。

 

 

 

 

 

カウンセリングではなくても

 

アルコール依存症やドラッグ乱用を辞めるためのグループがあります。

 

そこでも同じことが起こっています。

 

仲間がいるから飲まないでいられる。

 

仲間がいるから薬に手を出さない。

 

 

 

 

人を癒すのは人です。

 

 

 

時の輪 カウンセリングとセミナー情報です。

 

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         私の思いがたくさんの人に伝わりますように。