こんにちは。
カウンセラーのみずがきです。
今日は「人を癒すのは」についてです。
最近読んでいる本です。
「レジリエンスを育む ポリヴェーガル理論による発達性トラウマの治癒」
レジリエンスを育む―ポリヴェーガル理論による発達性トラウマの治癒
3,850円
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最近話題の「発達性トラウマ」について書かれた本です。
まだ読み始めですがハッとする文章に出会いました。
「絆」こそがトラウマの悪影響を防ぐ鍵だ、
というと奇異に感じるかもしれない。
しかし強いストレスにさらされ、
生存が驚かされた時、
たとえ周りには助けがなくても、
誰かとつながっている感覚があれば、
健全な反応を示すことができる。
この文章を読みながら
過去に出会った多くのクライエントを思い出しました。
トラウマの治療において
カウンセラーはとても重要な他者になります。
カウンセリングは
多くても週に1回1時間ほどの限られた時間です。
生活の大部分はカウンセラーとは会っていません。
大きなストレスにさらされ
自暴自棄になりそうなとき
死んでしまいたい気持ちのとき
心に浮かぶ存在としてカウンセラーはいるかどうか。
何かに挑戦しているとき
くじけそうなとき
「ひとりじゃない。がんばろう」
と思えるか。
カウンセリングは専門的な心理技法ですが
基盤となるのはつながりです。
自分のことをわかってくれる人がいる
何よりも大切だと思います。
カウンセリングではなくても
アルコール依存症やドラッグ乱用を辞めるためのグループがあります。
そこでも同じことが起こっています。
仲間がいるから飲まないでいられる。
仲間がいるから薬に手を出さない。
人を癒すのは人です。
時の輪 カウンセリングとセミナー情報です。
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私の思いがたくさんの人に伝わりますように。