大災害の様相を呈してきた、今回の台風。
災害復旧も急務だ。
しかしながら、現在の全国の建設業の人手不足は深刻で、通常業務すらひとが足りていない。そんな現状で、今回のような災害復旧に対応できる人的余裕はあまりない。
そもそもこの国は、建設業に対して、あまりきちんとした評価をしてこなかった。労働条件も賃金も、働き方自体を会社任せにして、都合よく使ってきている。
この2、3年「働き方改革」と銘打ち、品確法を改正して動きがあるが、まだまだ実効性にはかけていて。若者は建設業を嫌うし役場の技術職は足りないし、どちらも我が子に勧めたいかと言われれば、報われない度合いが高すぎて、勧めづらい。
そんな現状。
もはや、根底からいろんなことを考え直す時期にきている。
建設業だけではなく、介護福祉職、看護医療職もきちんと見合うだけの職位と賃金と労働環境を、整えるべきで。
それはやはり、国会から始まるべきなのだろう。
今回の災害を見て、関東に多く住む、国会議員が動いてくれることを期待したいものだ。