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2020年7月31日

キャンプ‐ミネオパ州立公園。Camping-Minneopa State Park

少し前に、家族でキャンプに行ってきました。

なんと2011年の結婚(式)記念日キャンプ以来の、9年ぶりのキャンプ!!

現地校が夏休みに入ってから、春子が毎日のように「キャンプに行ってみたい」「テントで寝てみたい」と連発していて、それでは!ということで、実現。

春子と太郎にとっては、人生初めてのキャンプで、さらに、人生初めてのテント泊!

あの怖がりの春子が、果たしてテントで眠ることができるのか???
まぁ、きっと怖くて眠れないに違いないと予想しつつ、挑んでみました。

今回行ってきたのは、ミネアポリスから1時間半ほどのところにある、ミネオパ州立公園(Minneopa State Park)

子供連れでのキャンプは、私たちにとっても初めてのことなので、できるだけ簡単にしよう、と車で乗り付けてよいタイプのキャンプ場にしました。

印象は、山の中のキャンプ場という感じ。
(実際は、山というより、丘の上なんだろうけど…普段あまりに平坦なところに住んでいるので、少し坂道があると山の上…という気分になる)

夏休み中とはいえ、平日だったのと、このコロナウイルスの影響もあってか、キャンプ場は半分くらい埋まっているだけで、空きが目立つ。

それぞれのキャンプ場は、独立しているものの、木の隙間からすぐ隣のキャンプ場が見える。

さて…このキャンプ場に近づくにつれて、まず始まったのは私のくしゃみと鼻水。
それは、どんどんどんどんひどくなり、ついには頭痛も始まって…もうぐったり。

それもそのはず、辺り一面にRagweedと呼ばれる草が生えて花をつけている…。
それも、家の周りにあるような小さな株ではなくて、胸まで高さのある、抱えるように立派なRagweed。

キャンプに行ったらきっとアレルギーが出る!と見込んで、数日前から飲み薬を飲んでおいたにも関わらず、全く効果なし。いや、薬の効果が出て、これくらいで済んだのか??
ともかく、24時間に1錠の薬だから、夜になるまでアレルギーの薬は飲めない。
なので、とりあえず頭痛薬だけ飲んでテント設営。

予報では夜中に暴風雷雨があるらしい。

これも想定済み
この時期のミネソタは、頻繁に暴風雷雨、つまり嵐(storm)が来る。

テントを飛ばされないように固定して、雨で着替えやカメラがぬれないように、プラスチックの入れ物に入れて蓋をし、準備万端。

そして
アレルギーの薬を飲んで、くしゃみと鼻水もおさまって、頭はまだ重いものの、まあ、持ち直してきた。でも、くしゃみのし過ぎでかなり疲れた。。。
キャンプの醍醐味。暗くなったら寝る。
さあ、寝よう。

と、そこで案の定。。。。

春子が眠れない
テントの中が真っ暗で眠れないらしい。

「怖い、暗くて怖い、怖い」と泣いて泣いて泣いて…泣き続ける春子。

春子の泣き声などものともせず、すやすやと眠る太郎とサブローさん。
私は春子の傍に寝転んで、手をつないでいる。

泣き疲れてうとうとし始める、春子。
泣き声が静かになると、虫の声が響き渡るように聞こえてくる。

リンリンリンリン リンリンリンリンリン
にぎやかな虫の声に春子が目覚め、「あの音は何?」とまた泣き始める。

泣いて泣いて泣いて…泣き続け、泣き疲れてうとうとし始めたところへ…

ガタンゴトン ガタンゴトン ガタンゴトン
近くを通る長~い長~い貨物列車が、地響きのように、それはそれは大きな音を立てて、しかもゆっくりと時間をたっぷりかけて通っていく……

「怖いーーーーー!!」と、春子がまた泣き始める…

泣いて泣いて泣いて…泣き続け、泣き疲れてうとうとし始めたところへ…

バラバラバラバラバラバラバラバラ
今度は、上空をヘリコプターが通過…。
なんということだ…。

「怖いーーーーーーーー!!!」春子はもう、大変。
しがみつかれる私も大変。

泣きじゃくる春子。

泣いて泣いて泣いて…泣き続け、泣き疲れてうとうとし始めたところへ…

ガタンゴトン ガタンゴトン ガタンゴトン
またもや、貨物列車がやってくる…。。

長い長い貨物列車が去って、また元の虫の声だけになってしばらくすると…

バラバラバラバラバラバラバラバラ
またもや、ヘリコプター…。

ガタンゴトン ガタンゴトン ガタンゴトン

バラバラバラバラバラバラバラバラ

ガタンゴトン ガタンゴトン ガタンゴトン

バラバラバラバラバラバラバラバラ

貨物列車とヘリコプターの協奏曲は、夜通し続き……気が付くと、なんだか外が明るくなってきた…。
春子の手を握ったまま、疲れ果てた春子と私は、明け方ついに夢の中へ…。

数時間後…
ゴロゴロゴロゴロ ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ。
雷様登場。。。。

春子「うわぁーーーーーーーーん」

ま、3時間ほど眠れたから、いいか。
予想通り予想通り

予想通りの展開に加えて、予想外の貨物列車と、予想外のヘリコプターが、を付けてくれて…印象深いキャンプにしてくれました。

翌朝の会話
私「初めて、テントで寝て、どうだった?」
春子「楽しかった~!!!!」(元気いっぱに即答)
私「良く寝た?」
春子「うん!よく寝た!

やっぱりね。
これも予想通り、予想通り。

というわけで、めでたしめでたし。

追記:
  • 今回のキャンプ地:ミネオパ州立公園(Minneopa State Park)Red Fox Campground内のDive-in A14(車はテントを張る場所まで乗り入れる)
  • 州立公園内に入るには、パスが必要。:私たちは、事前に、1年間、ミネソタ州の全ての州立公園で利用できる年間パス( Year-round vehicle permit)35ドルをオンラインにて購入(一日限りのパスの場合は7ドル)
  • キャンプ場予約費:オンライン予約は7ドル。(電話予約は10ドル)これは、事前予約する場合のみに必要。
  • キャンプ場利用料:1日22ドル(利用する宿泊場所・利用する季節で異なる)

ミネオパ州立公園(Minneopa State Park)の詳細はこちら。(外部リンク)

ミネソタの楽しみ方」はこちら

2 件のコメント:

  1. ヨッシー8/02/2020

    それは心に残るキャンプでしたね。全て想定内の春子ちゃんの一夜、お疲れ様でした。本人が楽しかった〜ということなので良かった?ですね。
    こちらは梅雨も明け夏本番。庭の木々も伸び伸び。チーターさんも私も木の剪定が好きで、チョキチョキ、さて切った木の枝を乾かして燃やしました。枝が燃える間、側で得意のおしゃべりタイム。その時、そちらの家族がキャンプに行ったりして、夏休みを楽しんでる話を聞かせてくれましたよ。遠くにいても、どうしているのかな?と気にかけていますよ。

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  2. 私にとっては、この夜が今回のキャンプの笑えるハイライトだったのですが、春子にとっては違うようです(笑)木や草が元気に伸びる時期ですよね。でも、ミネソタの8月は、とっても涼しい日が増えて、空気がなんだかすでに秋の気配です。

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