はっとさせられる言葉たち

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人間というものは、 歴史の教訓から多くを学ばない。それが歴史の最大の教訓だろう。

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人間というものは、

歴史の教訓から多くを学ばない。

それが歴史の最大の教訓だろう。

byオルダス・ハクスリー(作家)

 

 

 

作家であるオルダス・ハクスリー氏の名言です。

歴史から学べることは多いです。

しかし、歴史が好きでいろいろ本を読んだり、勉強してますと、歴史は本当に同じことの繰り返しだと気付くはずです。

私が好きな日本の歴史で言えば、戦国時代、各地の守護大名は形骸化し、その下についている武将が名を馳せ、下克上を起こして、大国を治め、各国との戦に発展していきます。

この時代ばかり読んでいますと、守護大名の心許ない感じがひしひしと伝わってきますよね。

そして室町幕府の将軍、戦国時代でよく登場するのは、最後の将軍と言われる足利義昭ですが、ドラマなどで書かれる通り、イメージはよくありません、弱々しいが権利力だけは持っていると、そんなイメージですよね。

しかし、鎌倉幕府を倒し、室町幕府へと時代が移っていった際は、戦国時代に心許ないと言われた守護大名の初代が、それこそ戦国時代の織田信長とその家臣団の如く活躍しているんですよね。

例えば、将軍の足利氏でもそうですし、細川氏(戦国時代でも活躍はしていましたが)、斯波氏、今川氏、土岐氏、佐々木氏などなど、戦国時代では心許ないと思われた家々が活躍しているんですよね、公家や北条家の好きにはさせんとばかりに縦横無尽の活躍です。

しかし、戦国時代になれば、細川氏はまだ健在ですが、将軍を筆頭に、斯波氏、今川氏、土岐市、佐々木氏(六角氏・京極氏)と、弱々しいが、権力だけは持っている存在になってしまっています。

その弱々しいが、権力を持っている存在を相手に戦っていくのが、それこそ織田信長だったり、毛利元就だったり、斎藤道三であったり、徳川家康だったりというわけなのですが、鎌倉末期は、権力を持っている存在に向かっていくのは、それこそ、足利氏であり、細川氏、斯波氏、今川氏、土岐氏、佐々木氏だったわけです。

まさに苗字が違うだけで歴史を繰り返しているようです。

教訓を学ばない、という表現とは異なるようですが、皆同じように出世し、活躍し、そして滅んでいく、栄枯盛衰と言えば簡単ですが、本当に同じような末路です。

かつて斬新な考えと進め方でビジネス界を引っ張ってきたような会社が大きくなり、大企業になる、そして大企業になれば、同じように斬新な考えと進め方でやってきた会社にやられて倒産していきます、そしてその会社も同じように。。。

歴史から学べることは本当に多いですが、本日の名言「人間というものは、歴史の教訓から多くを学ばない」、これは、教訓を学んでも、その流れには逆らえない、もしくは、逆らうことは難しいとも言えるのでないでしょうか。

昨日紹介したAmazonのレターはそれを会社としてかなり危惧している表れのような気がします。

危惧するだけでは避けられないのかもしれませんが、危惧している会社と危惧していない会社、その2つであれば、結果は必ず違うと思います。

今までは、歴史は繰り返し、歴史の教訓から学んでいなかったのは確かでしょう、しかし、今の時代、本でもネットでも情報に触れる機会は昔に比べ格段に多いです。

情報に触れる頻度が格段に増した現代でも、歴史は繰り返すのか、知っていても分かっていても歴史は繰り返すのか、今まさに現代はその判断のときに来ているのかもしれません。

 

 

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