「治療×仕事」の質問を多くいただいたので、
3回に分けて僕の体験を書いていきます。
「治療×仕事」
①発見、入院、退院後
②抗がん剤治療中(仮)
③がんを活かした転職活動(仮)
今回は、
①発見、入院、退院後 です。
<当時の職業は、工場の作業員>
地元にある20名くらいの小さな町工場に勤めていました。
鉄の板や鉄の棒を加工して、トラックなどの部品を制作していました。
日給月給制で、タイムカード管理だったので、時間的な融通は利きやすかったと思います。
<仕事中に激痛で立てなくなり病院へ>
前兆の記事に書きましたが、2か月程、下痢と腹痛を繰り返していました。
仕事中にトイレに行く回数も増えて、痛みもだんだん増えて、
ついに立てないくらいの激痛になりました。
夕方16時くらい仕事を抜けて病院へいきました。
CTと血液検査でなんともないと言われ、19時頃に会社に戻りました。
そして21時過ぎまで仕事をして帰りました。
その2日後の大腸カメラでがんが見つかりました。
がんが見つかった日に会社に行って、全員に「がんだったー」と、報告しにいきました。
がんについて無知だったので、インフルエンザだったーぐらいのノリで報告しちゃいました。
<検査のための通院。AM病院/PM仕事>
以下は、発見から手術入院までの通院日です。
2014年
2月4日 中抜け: 夜間診療CT撮影
2月7日 休み: 大腸カメラ がん発見
2月12日 PM仕事: 造影剤CT撮影
2月13日 PM仕事: 検査結果転移はなく、ステージⅠかⅡか
2月14日 PM仕事: 胃カメラ
2月19日 PM仕事: エコー検査 腹部・心臓
2月21日 PM仕事: 注腸検査 腸に造影液と空気を注入
2月24日 PM仕事: 手術の予約確定→3月4日手術
大腸カメラ以外の日は、AM病院/PM仕事でした。
<入院中にお見舞いに来てくれた>
小さな町工場で、高校生の時にアルバイトをしていたこともあって、
社長や先輩方は、子どものようにかわいがってくれて、心配してくれていたので、
お見舞いに来てくれて、とても嬉しかったです。手術後で痛くてベッドから動けなかったけど。
退院する時には、病院の階段を昇り降りして、トレーニングするくらい回復していました。
<退院の翌日から仕事>
退院の日に会社に報告しに行き、
「明日からよろしくお願いします」と、僕も、社長も。
僕は、ゆっくり休んだから早く仕事したいという気持ちで、
会社は、忙しいから早くきてほしいという気持ちで。
<なんで休まないの?とよく聞かれます>
小さい頃から両親は自営業で、
ほとんど年中無休で仕事をしているのを見て育ちました。
なので、生まれつきブラックな環境だったのかも知れませんが、
高卒で入社した会社が、今でいう「ブラック企業」でした。
24時間365日仕事のことを考えるように叩き込まれました。
僕にはピッタリでした。仕事、遊びを全力で。
遊びながらも仕事のことを考えて、
仕事しながらも遊びのことを考えていました。
週6日仕事でしたが、日曜日に家でゴロゴロなんて考えず、
遊びまくっていました。さらに、365日お酒を飲んでいました。
なので「仕事を休む」という考えを、持っていませんでした。
うまく表現できないのですが、
月~土曜日は、仕事、酒、睡眠。
日曜日は、遊び、睡眠。
このサイクルに、病院が無理やり入ってきたので、
病院の日は、病院、仕事、酒、睡眠。そんな感じです。
長くなりましたが、
【治療×仕事】体験談
①発見、入院、退院後
こんな感じでした!
ありがとうございました。
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Youtube始めました!
ブログで書いている体験談を、動画にしていくつもりです!
最初は、
【がん体験談】大腸がん”4か月前から前兆はあった”
の記事を動画にしました!
https://www.youtube.com/watch?v=6TyJvW69mbo
【川口健太朗】
1987年生まれ。神奈川県出身。
26歳で大腸がんステージ3bになる。
手術、抗がん剤治療を受ける。抗がん剤の副作用を克服するために、食生活アドバイザー、フードコーディネーターの資格を取得。
がんに罹患した自身のストレスをコントロールするために、メンタルケア心理士(心理カウンセラー)の資格を取得。
自分ががんになった意味を考え、自分の体験を発信することで、少しでも心が軽くなる人がいるかもしれないという思いから、様々な患者会や、患者イベントに参加。
そして、2019年3月。5年間の経過観察が終了し、がんを克服。
テレビ東京、読売新聞、朝日新聞、専門誌等の取材も受けました。
がん啓発イベント、企業研修、医療者の勉強会などで、がん体験の講演を行なっています。
がんになり、健康的に生きると決めて、食事と運動で30kg健康的に減量して、健康になった。
だから「がんになって良かった」がんが生き方を教えてくれた、そんなスピーチをしています。
趣味:料理、ランニング、読書、登山、ヨガ、瞑想、ギター、お酒。
資格:メンタルケア心理士、フードコーディネーター、食生活アドバイザー、食育アドバイザー、健康経営アドバイザー
好きな言葉:当たり前の反対の言葉は、有難い。感謝!
→【自己紹介】26歳で大腸がんステージ3bになって良かったこと
https://ameblo.jp/kentaro-mylife/entry-12364525537.html