入院セットを作っておこう!~アレルギー症状の“いざ”という時のために②

アレルギー

アレルギー症状により、エピペンを使用し緊急で受診する時。その時は、とても急いでいる状況です。

エピペンを使用するような症状が出た時は重症ですから、受診後の回復度合いによっては、経過観察のために一晩入院することもあります。

そんな時は、症状が出た本人はもちろん、付き添いの家族もとっても疲れています。病室についてやれやれ、と思ったのもつかの間。たくさんの書類に目を通し、サインをしたり書き込んだりしなければなりません。

そのあたりの情報については、前もってまとめておきましょう!という記事を書きました。

今日はその続き。

万が一入院することになったら、着替えなどいろいろな物が必要です。ようやく病室でほっと一息つけるようになった時に、病院の売店や院外のコンビニまで走らなくてすむように、「入院セット」を作っておきましょう。

入院に至るほどの症状はない方がもちろん良いのですが、

  • いざという時の備えをしておくことで緊急時に焦らなくて済む
  • ふだんからお泊り・日帰り温泉セットとして活用できる
  • 食物負荷試験の入院時にそのまま活用できる

ので、準備しておいても無駄にはなりません

Emilyの娘が実際に用意している「入院セット」をお見せしますので、いざという時に備えて準備しておきましょう!

どんな物を用意しておくと良いか、詳しくご紹介します。

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入院セットの中身は「一晩ゆっくり眠る」ために必要な物

入院セットの写真。バスタオル、タオル、箱ティッシュ、紙コップ、シャンプー、ボディソープ、歯ブラシセット、保湿剤、ステロイド剤、ヘアブラシ、情報をまとめた紙。 写真にはないが、おむつもあると便利。

着替え(パジャマなど寝やすいもの、下着)

アレルギー症状で入院することになった時は、心身共に疲弊している状態かと思います。ゆっくり休むことができるように、服のまま寝るのではなく、パジャマなどの寝やすい服を1セット用意しておくと良いです。

また、症状によっては嘔吐してしまったりすることもあります。容器や袋に上手に吐くことが出来ればよいのですが、辛い時はそうもいきません。服を汚してしまうことも考えられます。

病院によっては、小児の病衣貸し出しがない場合もあります。1セット着替えと下着を用意しておくと安心です。レジ袋のような、汚れたものを入れる袋も用意しておくと良いですね。

追記)おむつ

年齢によって、おむつも準備しておくと便利です。

こちら、記事作成時には書いていなかったのですが、Twitterで便利だったと教えて頂きました。(ありがとうございます!)

長女はもう小学生なのでさすがに必要ありませんが、その方はお子さんがアナフィラキシーによって下痢をしたそうで、おむつ卒業後の園児でもとても役に立ったそうです。

そもそもおむつが必要な年齢の子もいるでしょうし、必要な方は準備しておきましょう!

バスタオル・フェイスタオル

こちらは、病衣と違って貸し出しがあると思うので、必須ではありません。でも私は、1泊の間使うことができればよいので古くなった二軍落ちタオルをバッグに入れています。

バスタオルはシャワーの時だけでなく掛物としても使えますし、フェイスタオルは朝起きた時に顔を洗う時に使えます。

小さい子の場合は、見慣れた物があるだけで気持ちが落ち着くこともあるかも知れません。

歯みがきセット

症状が落ち着いていない場合は歯みがきが出来ないこともあるかも知れませんが、翌朝にはだいたい症状が消失している方が多いでしょう。朝起きた時に歯みがきができると、気分もすっきりします。

病院の売店やコンビニに売っていますが、時間によってはお店が開いていないこともありますし、そのためにわざわざ買いに出るのも大変です。

ひとつ用意しておくと、お出かけの時に入院セットから取り出して使えばよいので無駄にはなりません。

紙コップ

紙コップはなくても良いのですが、あると便利なこともあります。例えば、急な入院の場合には病棟からコップを貸してくれることもありますが、患者さんに限ると思います。

子供のつきそいで親も歯みがきをしたい時、の分まで借りるのは遠慮してしまうこともあるかも知れません。子供が小さい時は、顔を書いて遊んだこともありました笑。

ペットボトルがあればなんとかなるので必須ではありませんが、私は自宅に余っているものを用意しています。吐き気がある時に少しずつ水分を摂取する時にも、ペットボトルより調節がしやすいです。

お風呂セット

症状があって入院した場合、通常のシャワー浴はしないと思います。ですが、先にも書きましたが、吐物で汚れてしまうことがあります。

誤食の場合は、嘔吐物が皮膚に触れた部分も腫れてしまうことがあるので、拭くよりも洗い流した方がいいです。

急な場合には病棟で貸してくれることもあるかも知れませんが、保湿成分として乳成分等が含まれている可能性もあります。

アレルギー患者さんの場合は、いつものシャンプーやボディソープを用意しておくといいですね。アレルギー症状のあるときこそ、いつものものを使えると安心です。

ふだんの薬・保湿剤

これは用意しておくことをおすすめします。特に、保湿剤やアトピー部分に使うステロイド剤などがあると良いです。

病院だからお薬はたくさんあるだろうと思うかもしれませんが、処方してもらおうとすると診察→処方→部屋に届けてもらうまでに結構時間がかかります。外用薬は緊急性がないことが多いと思うので、夜間は特に処方ができません。

病院は空気が乾燥しがちだったり、緊急で受診するほど体調が悪い時なので、アトピーは悪化しやすい状況だと思います。

可能であれば、小分けで長期間保存しておきやすいようにチューブ入りのものを処方してもらうと便利です。外用薬の形状については、医師や薬剤師に相談してみましょう。

箱ティッシュ

あれば便利。受診途中で吐くかもしれないですしね。一晩入院だけでも、あると安心です。

情報をまとめたもの

入院時には、いろいろな書類に記入する必要があります。情報をひとつにまとめておくと、緊急時には役に立ちます。それについてはこちらの記事に詳しく書きましたので、よろしければご参考にどうぞ。

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まとめ・備えあれば憂いなし

最後に、箇条書きで必要な物をまとめておきます。

  • 着替え
  • おむつ
  • バスタオル、フェイスタオル
  • 歯みがきセット
  • 紙コップ
  • お風呂セット
  • ふだんの薬、保湿剤
  • 箱ティッシュ
  • 情報をまとめたもの

備えあれば憂いなし。緊急時に慌てることがないように、いざ入院になったらゆっくり休むことができるように、準備だけはしておきましょう。

でも、いざという時は来ないことを祈っております。この記事がどなたかのお役に立てますように。

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